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ストライクの練習【日足か週足、どちらが優先かのオレンジ際の戦い方】

今日はストライクの練習です。

ストライクの練習とは…


移動平均線のみを使用し、局面の移り変わりを読んでいきます。
移動平均線とローソク足には価格の乖離があるので、この練習通りに玉を入れるわけではありません
移動平均線の変化を見て次に狙うべき方向を見極め、実際にエントリーをするにはローソク足で判断する為、この練習での箇所とは異なります

決めた方向に対して赤が反対方向に動いた時、ここが押し目となると判断して、トレンドと異なる短期的な動きが出たローソク足を逆張りでエントリーすることが出来るようになる為の練習です。
サインが出る前のローソク足からエントリーが出来るので、トレードの勝率が圧倒的に高くなります。(引けで入るのか、寄付きで入るのか…なんていう小さな悩みが解消されると思います)

局面判断

日足

「緑が紫を割り込んではいるが、既に再上昇後前の緑の高値を越えているので、ここからの下落ではなく押し目からの買いを狙う。」
↓詳細説明
緑が紫を割る深い傷を負った➩この上昇はMAXでも前の高値まで
今回もちゃんと前の高値に反応して下がってはいるが、一回目は赤が全部の線の下まで下がったのに対し、2回目のここが売りの本命である赤が緑の高値を越えてからの下落は青を割れておらず強くなっている。ここでの下落は下げるのならばオレンジをも割る下落になってよい所なので、この銘柄はここでは下がらないことがはっきりした。
この過程を経て緑の高値越えが起こっているので、今回は
緑が深い傷を負った < 緑の高値安値の局面判断
を優先する。
方針は買いと決める。

練習結果

日足

①買い

▪ 青の上で安値が切り上がっているので、前回と同等の強さ。
▪ 緑が前の高値を越えた位置で横ばっていて、下げの角度が無い
▪ 全部の線の上で横ばってくれていたので、距離が極端に近くなっていた青と紫に距離ができた。
▪ 赤を除く全ての線の順番がパーフェクトオーダーの順番。
▪ 緑の高値安値は上昇局面。
▪ 週足も綺麗な上昇局面。

②売り

▪ 「青を割る+前の緑の安値を割る」が同時に起こる時は弱い。
▪ 赤は前回は青の上で安値を決めたのに対し、今回青を割り込むのは弱くなっている。
▪ 緑の安値割れが起これば2000円までの売りが見れるかと思って売り

失敗…したので反省
▪ 結局緑が青を割らずに安値を切り上げたので上昇局面が継続した。
▪ 赤の強弱を見たが、ここは小さな横ばいと捉え、短期的な動きに惑わされてはいけない場面だった。
▪ そもそも線の順番が整っている箇所なので、無理に売りを狙わなくても良い場面。下げられても買いの玉は逃がせる所。全てを逃さず取ろうとし過ぎている。

③買い

▪ 緑の安値が青の上で決まる一本がでたので、上昇局面が継続すると判断。
▪ しかし、一応赤が青を割り込んで弱さは見せているので、小さな横ばいの上限で負けるようなら横ばいが継続すると警戒は必要。レンジ上限を越えて緑の上で赤が安値を決めるようなら、レンジの出口。移動平均線が集中して離れていく場面になるので、大きな上昇が見込める。

④売り

▪ レンジ上限を抜けて上がってよい所で上がれず、2500円の節目に負けてしまった。
▪ 前回までは割らなかった紫まで割れたことで、緑が青を割ることがほぼ確定したので上昇局面は終了。
▪ ここからの上昇はMAXでも前の高値となったので、紫タッチ・緑の高値・前の高値と売り上がるので、もう買いはしない。

⑤余談1

オレンジタッチをしたので一旦の売りのゴールを切ったとして次の戦略を整理すると、
▪ 週足はまだ上昇局面を崩してはいない。
▪ 緑の高値安値は安値割れのグレーな所で、局面は決まっていない。
▪ 線の順番はぐちゃぐちゃなので、判断不可。

週足が勝ち上昇局面の継続
or
週足での高値圏の横ばいになるならば日足ではまだ下落が見れる。

ので、
▪ ここから一応買うのはありだが、本玉ではないので少量で行う事。
▪ 上昇局面入りをするのなら、前の高値の2500円到達までに緑と赤が交差をすることはないので、一度でも緑と赤の交差があれば積極的に売りを狙う。
▪ 売りのコストが青の上にあれば仮に上昇局面が継続する場面であっても逃げられるので、少量の買いを持ったままでも良いが青タッチからの売り上がりを行う。
▪ 長期足で250円に過去の高値があるなら売りにとっては好条件。

⑥売り

赤と緑が交差をしたので、ここからは赤が上がったとしてももう買いはせずに売りのみを狙う。
下げ止まりの目安は、長期足で確認できる過去のしこりか、週足のオレンジがMAXとなる。

Point

私がよく迷うことが多かった場面、
オレンジが下から上がってきていて週足の局面は強い中、日足の緑が紫を割る深い傷を負った時、日足で傷をついたことを優先して売りを本玉として戦うか、日足よりも週足のほうが勝ちやすいをメインとして買いで戦うか問題。

どちらも有効な判断なので、どちらを優先するべきかの判断がオレンジタッチの段階ではつきにくく、毎回悩みながら戦っていたのですが、日経の検証から得られた結果として、

週足の上昇局面が勝つ場合

オレンジタッチから赤と緑は交差することなく前の高値に到達することがマストで、それによって緑が青を越え、緑か青がサポートとなって下げの勢いが出ずに緑の高値越えが発生することで再度上昇局面入りをする。

緑が深い傷を負い上げの力が足りずに下落する場合

オレンジタッチで売りの一旦のゴールは切るものの、
▪ そこからの上昇が弱く青までの到達に時間が掛かっている
前の高値を越えるまでに赤が緑を割ってしまう事が起こった時
は、仮にその後緑が青を越えたとしても前の高値付近での売りは2回売りのチャレンジが可能。
この下落はオレンジがゴールではなく更なる下落が見込め、下げのゴールは過去のしこりor週足のオレンジまで

この結果から、このような場面の戦い方として
オレンジより下からならば日足で売りの局面であったとしても買いのポジションを持つことは可能で、仮に続落してしまった場合でもこの買い玉は逃がす事が出来るので、
オレンジ下から取り敢えず買ってみて、上昇の強さを見ながら局面の移り変わりを眺める事が可能。
上昇強く前の高値までスッと上がるようなら買い目線を継続、上昇が弱く赤が緑を割ることがあれば上がった先で最初の敵となる青や紫タッチから前の高値までの売り上がりをすることで大きな下落が狙える。
という手法が有効となります。

また、週足で高値圏なのか底値圏なのかでも判断がしやすくなるので、かなり材料が増えたように思います。

ただ、オレンジの上、青紫の下で小さな横ばいになるようだと、その後の戦い方は上記のように一概にはなりませんが、取り敢えずの指針が出来たことでかなり戦いやすくなりました。

緑と赤の交差の有無は、大底からオレンジまでの上昇の過程にも同様に強さを測ることが出来るので、今までは短期線である赤は局面判断には全く使用してきませんでしたが、有効な利用方法もあったのだなという発見でした。
ただ、今回の失敗にもあったように、線の強弱を気にし過ぎた故に短期的な目線に囚われてしまい、長期的な流れを読み間違えるのだけは注意しないとなと思います。


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