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SES営業で内向的な私が自分らしく成功できたワケ

どうも、おさかなです。

かなりお久しぶりです。
今回は私の性格を絡めた営業の話をしたいと思います。

私はとても内向的な性格で、小さい頃から人前に立つことが苦手で、一人で過ごすことが多く控えめな人生を送っています。

緊張をするということもありますが、失敗したくない、周囲の期待を裏切るのが怖かったのだと思います。学生時代のコミュニティでは周りに合わせすぎてとても気を使い、行きたくないカラオケにひどく疲れたり、悪ノリに合わせたりとうまく振舞うことに精一杯でした。

大人になった今でもそうですが
・大人数より少人数を好む
・話す前によく考える必要がある
・話すよりも聞くことが多い
・他人との争いごとをできるだけ避けたい

など、内向的な人であれば当てはまる項目が多いのではないでしょうか。

そんな内向的な私が、ひょんなきっかけからSES営業のキャリアをスタートし、5年の年月が経っていました。まさか営業として5年も務まるなんて夢にも思っていませんでした。

「内向的な性格」と「営業」という言葉は相反する言葉に聞こえるかもしれませんが、一般的に良い組み合わせではないように感じます。
営業といえば、「外交的で活発」というイメージをどうしても想像してしまいます。オールバックや七三分けで髪の毛をきっちり分けて、女性であればばりばりのキャリアウーマンのような装いで。これまで内向的な人生を送ってきた私にとっては接したことの無い人種であり、かなり気おくれをしてしまいます。

営業を始めたころの私は、「外交的な性格」と「営業」という言葉の組み合わせの常識に振り回され、本当に営業が務まるのか?と不安でいっぱいでした。控えめな私が、営業として約5年、さらに年々会社規模が大きくなっている競争が激化している組織で生き残っていけるとは思ってもいませんでした。

さて、少しSES営業を始めた前後のお話をしますと、私は元々新卒から営業をやっていたわけではなく前職では公務員をやっていました。
なぜ公務員になったかというと、コツコツ勉強すれば努力が報われやすいのと、真面目で内気な性格なため争いを好まず事なかれ主義な雰囲気を想像していたからです。内向的な私にとって無理せず働ける環境だと感じていました。

ですが、私の公務員生活は1年ほどで幕を閉じます。当時の上司と馬が合わずよく怒鳴られたり、「お前は何を考えているか分からない。」という言葉を何度も浴びせられました。振り返れば、それは無口で社交的にふるまうことが出来なかったからだと思います。

相手が上司のため性格上何も言い返せずストレスを貯め続けてしまう毎日でした。
今では、たくさんのお客様やエンジニアと会話をする役割なので、「外交的な人」は「内向的な人」が何を考えているか分からない、コミュニケーションが取れないと感じている方々と会話の機会もありましたが、まさにそのような関係性でした。

結局上司との人間関係がうまくいかず、逃げるように公務員を退職してしまいました。

退職後から少しブランクが空きましたが、すぐに今のSESをメインとする企業に入社をします。入社した経緯としては、面接で「会社経営全般やってもらおうと思っているよ!人事から総務、営業、マネジメントまで、まだまだ成長中だから一緒に頑張っていきましょう!」と言われ、当時はなんとなく楽しそうだなという浅はかな理由で入社を決めました。

いざ入社をしてみると、教育はほとんど整っておらず、簡単な研修を受けて「じゃあ、アポイントを取って打ち合わせに行ってみようか」という感じで、右も左も分からずスタートをした記憶があります。

振り返ればとてもいい経験だったと思いますが、当時はテレアポは声が震えまくり、アポが取れて訪問しようにも手足が震え、気分が悪くなるくらい緊張してしまい何度逃げ出そうと思ったか数えきれないほどでした。ただでさえ新しい環境で緊張しているのに、起こるはずもないことをつい考えてしまい悪循環な毎日でした。

採用や社内研修などもやっていましたが、営業と同様人前に立って注目を浴びること自体、私にとって当初は耐えがたい苦痛でした。

さらに、先輩社員の方々はとても明るく前向きで、積極的に社内コミュニケーションを取り、お客様とも活発に会食へ参加をして実績を上げている方ばかりでした。同じく採用や社内研修でも堂々と会話を繰り広げ場を盛り上げています。

こういった環境が私をさらに「あぁ、自分はなんてダメなんだ」と自己肯定感を押し下げる要因となっていました。

ですが、幸運なことに放任される職場だったため、上司から管理をされず一人きりで考える時間がたくさんありました。そういった時間こそ、「いちばん集中をして深く考えることが出来ると」感じており、当時は衝撃を受けました。
なぜなら、私は「外交的な人」のようにふるまうべきだと思い込んでいましたが、思い通りに行動できないことにより徐々に自信が無くなる自分に気付いたからです。

営業という仕事で戦っていくにあたって、外交的な人と同じようにふるまう必要は無いんだと過去の人生を振り返ることで気付き、また一人で考える時間が幸いなことにたくさんあったため、徐々に内向的な人の営業の正解とは何かを深く考えるようになりました。

年齢を重ね、経験も重ねるごとに自分自身の個性を見つけ、その個性を活かすための考えや行動を固めていくことで、今では自分自身だけの正解を見出すことが出来たと感じています。

この文章は過去の私のように、SES営業として悩む人に向けて少しでもサポートになればと思い執筆に至りました。これをやれば結果が出る!という教科書的な内容では無いかもしれませんが、私の経験や感じたことを通して読者のみなさんの背中を押すことが出来ればとても嬉しく思います。

また、自分のことをよく考えてしまう性格のため、5年のSES営業経験を経て今の仕事に対する危機感も感じるようになってきています。そのあたりのお話も交えて、内向的な私が自分らしくあるために今後どのようなキャリアにチャレンジをしようと考えているかについても今後述べたいと思います。

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