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無理に明るく振舞わなくていい

どうも、おさかなです。

私の内気な性格の話を少しします。

今では、内気で内向的な性格を自身の個性・強みと捉え仕事を続けていますが、20代前半営業を始めたころは自分の性格は弱みだと思い必死に周囲に好かれようとしていました。

営業だから明るく、ポジティブで周囲を楽しませ、元気いっぱいにふるまわなければいけない。そんな勝手な想像と、営業というポジションが会社内でそう見られる文化が相まって、私はとても必死に仕事をしていました。

本来の私の性格ではないので、営業という仮面はどんどん重くなる一方で、営業のこうあるべきというイメージにとらわれていて、どんなにしんどくてもネガティブな態度や発言を外に出さないようにしていました。

ただ、この考え方には自分自身の性格からは無理があり、今の仕事を5年10年の単位で続けていると仮定した際に、「そんなに今のストレスを抱えて頑張れない。。。」と心がぽっきりと折れそうになることが何度もありました。

何度も営業、会社自体を辞めようかと思いましたが、周囲の助けもあり、自分自身の性格について考えるきっかけを得ました。

振り返れば、私の人生は一人で過ごすことが多く、一つの物事に対して粘り強く取り組むことが多かったと感じています。営業部の中では特異な存在だったかもしれませんが、別に劣っているとかではなく、得意なことが違うんだとそこで気付くことが出来ました。

そこからは個人の成績だけでなく、周囲のメンバーが働きやすく、成果を最大化できるか、自分らしく結果に結びつかせるかを考えて行動することにより、自身の性格を理解して仕事に取り組んでいます。

私は周りと競い合って蹴落とし合うという雰囲気は息が詰まってしまう性格なので、
チーム成績の最大化を目的に、営業資料の作成、社内資料の整え、ナレッジの管理や更新など、中長期的な目線でチームに貢献できる方向で努力をすることにしました。また、自分の強みを活かせない、お客様との会食はなるべく別のメンバーに代わってもらうなど、その分の時間をチーム貢献に時間を割きました。

短期的には私の成績が上がるわけではありませんでしたが、徐々に社内ルールや資料が整っていき、営業部全体の成績が押し上げられる様に私は非常に興奮を覚えました。まさに、自分のポジションはこれだ!と感じた瞬間でした。

こういった私の貢献の仕方に協力的な上司には感謝しています。今ある情報を元に、チームをよりよくするにはどうしたらいいか。粘り強く考え、苦手な業務を声を上げて調整してもらう事でじっくりと取り組む時間を作り、細かいところまで慎重に資料を作成し、意図を伝える。こういった社内的な丁寧なアプローチが顧客に対しても信頼という形でご評価を頂きました。

もちろん社内でも、とても丁寧な仕事をする、チームでもなくてはならない存在となり、周囲からも頼られることで充実感を得ることが出来ています。

最初は必死に営業という仮面をかぶり疲弊をしていた毎日でしたが、自分自身の性格を認め、理解し行動することで、結果にもつなげることができたのです。

営業なので数字を上げ続けることは大事だと思いますが、時には無理せず、自分の強みを見つめ行動してみることもいいかもしれませんね。思いがけないきっかけで結果に結びつくかもしれません。


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