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ゆめ

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あべこべ

午前7時45分。
高校に行く向かう私を乗せて
各駅停車の駅は反対方向へと走り出した。
ふと車窓から外を見やると、外の景色は真っ暗の渦の中にいた。まるで私を追いかけるように、橙色の街灯が左から右へと流れた。
そのうちに列車のレールは星空にひかれていた。
どういうことかと、窓を開けて身を乗り出す気にもならなかった。なぜなら私はそこで気付いたからだ。
世界はあべこべになっていた。
そして私は一人きりであ

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ゆめ

泣いて泣いて泣いて泣き過ぎて息が出来なくなって目が覚めた。目を開けたら自分は泣いていなかった。そのことで、さっき見た景色は夢であったことを悟る。そしたらまた息が乱れた。嗚咽がこみ上げて、息を吸う度に涙が出て、息を吐く度にそれが流れていく。粘土みたいな私の胸を大きな三本指が下から上にやさしく深く、えぐっている感じがする。苦しくないけどもどかしい。

電車に乗っていた。
唐突に或る人が煙草を吸っている

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ゆめ2023.1.29.

結構な傾斜になっている、広い広い原っぱにいた。どうやらそれは、学校の行事のようで、学年ごとに集まっていて、わたしはその原っぱの、いちばん下の方の集団のひとつだった。その集団の中で1番最後尾に座っていた。なんか、出席番号順で、最後の方の奴らには謎の友情と誇りのようなものが生まれていたことを思い出す。

私は前回を欠席したので、スピーチをしなくてはいけなかった。ポケットにグチャグチャになった原稿を入れ

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