ゆめ2023.1.29.

結構な傾斜になっている、広い広い原っぱにいた。どうやらそれは、学校の行事のようで、学年ごとに集まっていて、わたしはその原っぱの、いちばん下の方の集団のひとつだった。その集団の中で1番最後尾に座っていた。なんか、出席番号順で、最後の方の奴らには謎の友情と誇りのようなものが生まれていたことを思い出す。

私は前回を欠席したので、スピーチをしなくてはいけなかった。ポケットにグチャグチャになった原稿を入れていた。

その原っぱは、窪んだ草原みたいで、周りは山と木々に囲まれていた。ほとんどが針葉樹。左手には、明らかに人工物である、巨大な灰色の建造物が横たわっていた。
ヒューと音がして、みんながざわついた。始まったーという声がした。その瞬間、ドォンと低い音がなり、赤く光ってパチパチと、遠くの右横にある木々が燃えた。
それは原っぱの頂点、山の頂から放たれたナニカによるものだった。
次に赤い輪っかが何重かになって、スケスケの大きな駒みたいなモノが上から投げられた。それが遠くの針葉樹に沈んで見えなくなったあと、また低い地鳴りがして、木々がキューと言って倒れていく。地面の草は燃えて、原っぱが少し広がった。
どうやらその兵器のようなものの威力を観察しようという趣旨の行事らしい、ということを理解した。

山の上からどんどん降りてくるそれが、木々を燃やす景色を、隣に座っていた初恋の人とすごいねーと言い合いながら見ていた。

俺今は違うけど、本当の誕生日があってさ、
と言った彼に
知ってるよ、〇月〇日でしょう
と言おうと思って、でも好きな人の誕生日を覚えているのは気持ち悪いなと思ってやめた。

そこで目が覚めた。
変な夢だった。
起きてまず、スピーチ、やらなくてよくて助かった〜と思った。

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