とあるぼっち大学生がワクチンに対して思うこと。

こんばんは。ぴあじぇです。

この話はただの独り言です。

ただただ私の立ち位置に関することです。

ここ1年いろいろ我慢してきました。

感染差別を恐れる両親と,近所に住む独居の祖母。

感染拡大以前と特に変わりなく出歩く友人ら,バイト先の同僚たち。

交友関係は制限して交際相手とだけ,たまに会っていました。

宣言が出ていないときに,月に1回会うかどうかでした。

外出時はどうしてそんなに楽しそうでないのか,と何度も聞かれましたが,私といえば感染を恐れて道ゆく人々とすれ違うたびにビクついていました。

出かける前は両親に何度も心配され,帰った後は病原菌扱いされ,その数回の外出でさえ非常にストレスのかかる状態だったのです。

交際相手とはそれ以外にも色々あって別れを切り出されました。

感染を恐れる割にはバイトには行っている。それなのに感染したくないから会わないでおこうと言う。バイトと俺どっちが大事なの,と聞かれました。

飲食店ならともかく,私のアルバイト先は塾です。生徒数に対し常勤講師ではとても人手が足りず,休めるはずがありません。そもそも私がアルバイトをしているのは進学費用を稼ぐためです。両親らも唯一許してくれる外出先でした。

交際相手の気持ちもよくわかりました。バイト先の同僚が何事もないように遊びに行っている話をたくさん聞くたびに,私が交友関係を制限するのは意味がないんじゃないかと空虚さを感じていました。

しかし私は自分の立場を変えず,やはり前述したようにも他に理由が重なり,結局別れました。

そして完全に人付き合いが断たれました。

先日,ドキュメンタリー番組で若者の自殺率の高さに母が驚いていましたが,当人は「大学も休みで,友達もいなくて,誰にも相談できなくて,絶望したんだって」「臨床心理士の人が出演していた。大変な職場だ」と私の将来の職場(仮)を案じており,まるで私が自殺する可能性など到底考えていないようでした。

自分自身の状態は正直良くない傾向が続いていると感じています。

唯一縁あって最近やりとりを再開した中学時代の友人がいなかったら,腐りきっていたかもしれません。

大学は相変わらず全面オンラインで,まぁ通学に2時間半かかるからその点はいいのですが,後期に予定通り対面授業が再開されるとしたら,私は一つ気がかりなことがあります。

授業の受講にワクチン接種の証明書は必要であるのか,ということです。

端的に,私の母は陰謀論から始まってワクチン反対派に完全に傾倒している人間です。もともと自然治癒の立場の人間なので,これもまたある意味自然かとは思いますが…

対する父は現実主義者で母の話には激昂し反論します。

私も父に近い考えです。接種しなければ仕方ない。

何より,遠方からの通学中に感染のリスクが高いということ,そして,証明書の提出が職場や大学で求められるのではないかという懸念からです。

しかし母はワクチン接種をするなと言う。

母の言うことはわかります。ワクチンにはまだまだわからないことが多い。開発直後で,中長期的な副作用のエビデンスがない。私だって味方になってあげたい。証明書がないのなら,受けなくてもいいかなと思います。

しかし,職場で上司や同僚が,本当に世間話だったのですが,みんな受けて当然という前提で話していて,ハッとさせられました。

そうか。私は,また家族と世間に挟まれて,選択を強いられているのだ。

母は何度も問うてきました。「ウイルスに感染して自然にかかった状態になるのか,ワクチンを受けて人工的にかかった状態にするのか,どちらがいいと思うの」と。母は前者を取るのでしょう。ワクチンを接種せずとも,感染しない世の中になるのが一番良いのですが。

私は控えめに反駁しました。「ワクチン未接種に対する差別が起こる。それが嫌だからワクチンを受けるつもりだ」と言うと,なんと母は「ワクチン接種者に対しても差別が起こる」と言うのです。それは流石にないと思いますよ…

もうなんだか色々疲れました。アホくさい悩みですよね。ただ一つだけ,証明書配布はどうか出入国のときとか,限られた場合のみにしてほしい。日常的に流布されてしまったら,もう私は,必ず誰かを裏切らねばならないのですから。

多分これはそのうち消しますね。





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