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1日で白い歯に修復出来る!最新の機器セレック治療をご紹介♪

CEREC(セレック)とは一体なに?


世界中の様々な国々で採用されている「セレック(CEREC)」「CERAMIC RECONSTRUCTION(セラミック修復)」の略で、コンピュータ制御により歯の修復物を設計・製作する「CAD/CAM」システムです。

セレックを利用して、銀歯などを修復する治療のことを【セレック治療】と言います。笑った時の銀歯を簡単に白く修復できるとあって、注目されている治療です。
「セレック治療」の最も大きなメリットは「その日に歯が入れられる」ことです。

セレック治療のメリット


1. 短い治療時間

「セレック治療」はほとんどの場合、口腔内スキャナで撮影して歯を入れるまで約1~2時間で治療を行うことができます。また修復物はほとんどの場合1回の治療で入れることができるので、通院回数も少なくすることができます。

2. 高品質のセラミックを使用するので、耐久性に優れている

「セレック治療」では、セラミックブロックを使用しており、耐久性にも非常に優れています。

3.二次虫歯のリスクが少ない

虫歯などの治療を行う際、保険適用の白い詰め物や銀歯で補っても、素材の性質上その下で虫歯ができてしまう二次虫歯のリスクがあります。セラミックは虫歯の原因となる歯垢(プラーク)が付きにくい素材でできているため、二次虫歯のリスクもなくなり生涯的にみても再治療のリスクを減らせます。持続性という面でも優れています。

4.歯型の採取がない

セレック治療ではDDCカメラという機器を用いてお口の中を撮影してそのデータをもとにコンピューター上で設計してミリングマシンという機械で人工歯をつくるため、歯型の採取をする必要がありません。歯型の採取が苦手な嘔吐反射でお悩みの人にとってもおすすめの治療方法です。


セレック治療のデメリット

1.丈夫だが衝撃には弱い

セラミック全般に当てはまることですが、セレック治療の人工歯は陶器と同じ素材でできています。丈夫で長持ちするのはメリットですが、その分強い衝撃には弱い素材です。たとえば人とぶつかって頭が体の一部が当たったり、転倒したり、ボールが当たってしまうといったことが起こると人工歯が破損してしまう可能性があります。取り扱いには十分注意しましょう。仮に破損してしまったとしても、セレック治療であればコンピューター上に患者様のデータが保存されているため、修復にはそれほど時間はかかりません。

2.治療の制限を受ける可能性がある

セレック治療はメリットがたくさんありますが、誰にでも対応できるわけではありません。ブリッジに使用するのが難しいなど、すべての症例に対応できるものではないため、治療の制限を受けることもあります。患者様の状態によっては、セレック治療を希望しても治療を受けられない可能性もあります。

セレックの治療の流れ

セレック治療は、次の流れで行います。

●STEP1:口腔内スキャン
詰め物・被せ物を装着しやすい形に歯を削ったら、セレック専用の口腔内スキャナーでお口の中の情報を読み取ります。スキャンは数分程度で終わります。

●STEP2:詰め物・被せ物の設計
口腔内スキャンによって得られたデータをもとに、コンピューター上で詰め物・被せ物の設計を行います。

●STEP3:詰め物・被せ物の削り出し
ミリングマシンにセラミックブロックを入れて、詰め物・被せ物を削り出します。

●STEP4:詰め物・被せ物を装着する
仕上がった詰め物・被せ物をお口の中に装着したら治療は完了です。
お疲れ様でした♪

まとめ

今回は、セラミックの詰め物・被せ物を半自動的に製作できるセレックについてご説明しました。セレック治療なら、従来の歯型取りが不要で、早ければその日にセラミック治療を終えることができます。ただし、セレックはすべての症例に適応できるわけではありませんので、関心のある方はお気軽に当院までご相談ください。まずはセレックで治療できるかをお調べします。


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