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気づいたら人間より鳥のほうが多くなってた人の話

こんにちは!
気づいたら人間より鳥のほうが多くなってた人です。

先週末にちょっと遠出し、疲れがでたのか
帰宅後私はくちびるのヘルペスが再発&鬼のごとき肌荒れ、
上の子はお熱、
下の子はおしりがかぶれ、
なぜか猛禽もちょっとハゲました。

今さらですがニワトリの記事ばっかり書いてる私の自己紹介をしたいと思います。
(前回予告した内容はまた来週!)


ぼちぼちの田舎で生まれる

特技は狸寝入りだったらしい

どれくらいの田舎かというと、
ローカル線の駅の終点が徒歩圏内。
田舎の中ではアクセスがいいほう。
(ただし1時間一本)

家の近くの山がばかでかかったということに
大人になってから気づきましたし、
コンビニが徒歩圏内にできたのは高校生くらいのときだったかなあ。

とても自然豊かだったのですが、
自然豊かだということに気づかないまま
「田舎だな~」って思ってる程度でしたね。

今になって思えば、
娯楽のない田舎できょうだいや幼馴染と
カエルをしぬほど捕まえたり、
彼岸花をしぬほどとってきたり、
秘密基地を作ったり、
ちょうちょを素手でつかまえたりなどなど、、

大きな喜びや興奮はないけど、
毎日小さな楽しみのなかで
素朴に育っていたのかな~と思います。

大学時代、息がしやすい場所があった

映画を作るサークルに入っていたときの絵コンテ

中学時代、高校時代の私は女社会に溶け込めない女子であった。
思ったこと言うとぎょっとされるので、
思ったこと言ったらダメなんだな~と思い、
ひたすら自分を消して迷彩化することに励んでいました。

でも、大学生のときにはそんなこと気にしなくてもいい友達や仲間に出会って一気に息がしやすくなった。
それまで「読書が趣味なんて頭いいんだね」みたいな扱いで
周りに小説を読む人なんていなかったんだけど、
大学ではむしろ読まなきゃいけなかった。
そして創作をしていることが当たり前で、
アウトプットを人に見てもらうのも当たり前。

環境ががらっと変わって、
そこはとても息がしやすい場所だった。

私は小説ゼミに入っていて、
今読み返してもぶっ飛んだ発想でわけがわからないものを描いていた。
それほど頭の中には、言葉にできない何かがあって
それを小説にしなければという焦燥感すらあったんだと思う。

小説を書くことはそのころ私にとってかなり切実なものだった。

「飢え」や「傷」がなければ創作できないというなら
そのころ私は飢えていたんだと思います。

結婚したら飢えなくなった

お義母さん手作りブーケ

地元の企業に就職、
父の逝去、
夫に出会う。

これが20代前半のすべて。

夫と結婚していなかったら、
ニワトリを飼うこともなかっただろうし
ここに定住することもなかったでしょうね。

幼少期に積み立てられて
じわじわ減っていき、
思春期にはゼロになり
少しずつ補充されながら
マイナスとちょっとプラスのあいだをさまよっていたものが
夫と結婚したことで安定的に積み立てできるようになりました。

お金ではなく愛情の話です。(笑)

夫をみていると愛情は上限がなくて
愛情の器は子どものころに作られるんだな~
と思います。(いろんな意味で器の大きい人です)

そうして飢えなくなった私は小説を書かなくても安心していられるようになったのです。

妊娠・出産・育児がハッピーっていったやつ出てこい

新生児だけどもう私の指にそっくりだった

そりゃあハッピーだけどさ、
ハッピーと同じくらいもしくは倍以上大変って
誰か先に言っといて!と思いました(笑)

人間、自分が見たり感じたりしたものしか
信じたり共感したりできないよね。

そんなわけでこんな感じでした。

妊娠→つわりで命(体重)を削り取られる
出産→鼻からヘラジカ
育児→ラスボスを倒した後永遠に中ボス倒す

必死でしたね。

まーーーーーーーあ気が狂った。

これに追加で仕事も行ってた数年間は、
今おもえば見えない未来のために今を消費していたなと思います。

ほんとうは子どもを心の底からかわいいと思いたいのに
やることいっぱい
時間はない
こなすだけで精一杯
タスク地獄
かわいいときに、かわいいと思えない
それがとてもつらかった。

周りと比べては落ち込んで、
小さい子どもに怒って泣いて、
仕事してる夫に泣きながら電話して、
我ながら必死にやってたなあと思います。

そして爆発へ

子どもの日にお義父さんがケーキを持ってきてくれた日、ゲロゲロで寝込んでいた我が子

きょうだい育児&仕事&際限のない家事

これね、ひとりでやるのってまじで無理だから。
でも疲れすぎて思考停止してたんですよね~。

夫は主体的に子育て&家庭運営をしてくれてたけど、なにぶん仕事で多忙だったので。。

いまは細々とWebライター、ディレクター、台本執筆などのお仕事を家でやっています。
文章を書くことからは離れたくないな~と思っています。

ある日突然やってきたひよこたち

羽がだいぶ生えてきたころ

そしてぴよぴよいってる段ボール抱えてやってきた破天荒おじさん…。
うちでニワトリを飼うことになって、
結果的によかったと思います。

日々成長するひよこたちを世話したり、
コッコたちの個性が面白かったり、
今までやったことないことをやってみたり。

たまごが食べ放題なのはもちろんですが、
ちょっとした日常の小さな幸せが増えたことが
日々を明るくしてくれたと思います。

田舎育ちの私のいいところは、
小さな幸せを見つけられること!

いつのまにか日陰で咲いていた

人知れずひっそり咲いている小さな花や
エサをもとめるハトのヒナたちの鳴き声
木漏れ日の小さな揺らぎ
雨の次の日のにおい

自然のそういうささいな物事は
誰のためでもなくそこにあり、
生きているというだけで小さな感動を運んできてくれます。
(子育てもそうなれたらいいのにね…人間育てるの難しい)

気づいたら人間より鳥のほうが多くなってた

ミミズを巡って走り回るコッコたち

私たちは4人家族。
そして鳥たちの内訳はこちら。

ニワトリ 11羽
ハト たぶん20羽以上?(子育てシーズンでもうよくわからない)
猛禽 1羽
最近住み着いた庭のスズメ 1群れ

表紙の白ハトちゃんは巣立ったばかりで、
頭のパヤ毛がかわいいです。

人間と鳥といっしょに暮らしつつ、
小さな幸せを見つける日々を送っています!

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