成功者は、脳が肌触りに操られることを知っている
彼女の唇は絹のように柔らかかった。
こんにちはフクシンです。今日も見ていただいてありがとうございます。
冒頭の言葉、どんなふうに感じられました?
空気はミルクみたいに温かかった。
空気は氷のように冷たかった。
その時の空気や気温が頭の中で想像できませんでしたか?
今日は、手触りや触感がビジネスや人間関係で発揮する大きな効果についてお話していきたいと思います。
唇が絹のように柔らい、空気がミルクみたい、氷みたいというのは、割とリアルにどんな唇か、どんな空気か、なんかアーティスティックで、その世界に入っていきやすいイメージがありませんか。
人の感覚って面白いですね。
こういう例え、比喩はビジネスのイメージづくりにも生かされていて、人を引き付けるように巧みに使われています。
潜在意識を知って1ランクアップした自分に会いたいあなたには、欠かせない情報を今日はお伝えします。
そもそも、人は誰かとつながりたいと本能では感じている。触れ合いたいと感じている。
それは小さいころからいろんなものを触って、リスクやメリットとともに抱いた感情とセットされて脳は覚えている。
最初お伝えした触感にまつわる比喩を聞いたときには、実際の触感と同じ脳の領域が活性化するそうです。
人の脳をハックできれば、ビジネスも人間関係もすべて成功に導かれます。
なぜなら、人は脳には逆らえない。
だから、今日はそんなビジネスを展開しようとしている方や、人を動かしたいと思っている人、また人間関係に悩みを抱えている人なんかも最後まで見ていただくと、成功につながるお話がわかります。
タルマ・ローベルの著書 赤を身につけるとなぜもてるのか
の内容に触れながら、お伝えしたいのは、
触感だけで、人を一瞬で引き付けるセンスを感じさせるブランドづくりができる
このことを3つのポイントでお伝えします
体温のぬくもりを求めている
僕たち人間は、だれもが母親の体内から生まれてます
安全な母親の体内から、引きはなされ、1つの個体として育っていきます。
人の本能を司る右脳では、自分と他の人や物すべてとの区別がありません。これは、アメリカの脳科学者ジルボルト・テイラーが、30代の頃自ら左脳に脳出血を患ったときの体験でそういうことが言われてて、右脳だけでは他者やモノと自分の境目がなく、至福感に包まれたそうです。
人はだれしも、生まれたときには怖いものもなく、エネルギーで誰もが誰かと繋がりたいと思っている。
それは、母親から分離された時に感じた淋しさ、やるせなさ、空虚感がさらにそうさせると思っています。
だれしも、体温の温かさでホッとする。心がおちつく。
それは、大人になっても誰かに寄り添いたくなったり、頼りたくなったり、また、親切にしたらいい気分になったり、ハグで心が落ち着いたりしますよね。特に秋から冬にかけては、何かこころさみしく、人の温かみが欲しくなる季節
特に好きな人の温もりを手を握る、ハグから感じると、自分の人生には支えてくれる人がいて、頼ることができるのだと意識レベルで思いだす。
無意識では、エンドルフィンや、オキシトシンなどの物質が脳内に分泌されます。この効果が発揮するためには、その人に歓迎されるものでないといけません。
人は歩けるようになり、行動するようになると、子どものころから、いろんなものを触り、その経験をもとにいろんなことを知ります。
例えば、触って痛かった、重かった。口にしてすっぱかった。苦かった。香りをかいで、いい気分になった。気持ち悪くなった。
色んな経験を通して抱いた感情は、リスクやメリットといっしょに脳の中、特にリスクは左脳にインプットされていきます。
例えば、注射。予防接種などで刺されて痛いという経験を覚えて、ぼくは今でも嫌いです。
ぬいぐるみ、やわらかな触感を覚えて脳の中にインプットされる。
そのインプットは、感情といっしょにセットされます。例えば注射は怖かった。ぬいぐるみはなんかほっとする。落ち着く。
彼女の唇は絹のように柔らかかった。空気はミルクのように柔らかかった、鉄のように硬い性格
これらは抽象的な状態をなんとか表現しようと、〇〇のようにという比喩を使い、触った感触、柔らかい、硬いを表現しています。
この表現は、過去の体験とその時の感情を合わせて、曖昧な状態を表現しているということです。
この触って感じたときに脳が活性化する場所は、比喩表現を用いたときに活性化する場所は同じ領域だということで、伝える側も、伝えられる側も共感を呼びます
ビジネスや実生活においては、商品やサービスの宣伝に触感にまつわる比喩を使うことで、商品やサービスの魅力をより効果的に伝えることができます。
例えば、ビールの宣伝では、スッキリするキレのよさ。ビールが実際に切れるわけじゃないけど、触感を比喩に使われています。
また、人間関係においても、
ピリピリした関係、ベッタリした関係
と表現されます
つまり、触った感覚を比喩でみると、その時の感情とセットで共感を呼ぶ。人って複雑なようで単純なところもある。そんなもんです
手触りはこう成功者に活用されている
そんな触感は、ビジネスや人間関係の悩みを解決するのにどのように役立つのでしょうか?
例えば、私たちは、誰かと接触すると、他人に対する信頼が強まり、協力的になります。
病院でも痛い処置を受けるときは、手を握っているだけでほっとしたりしませんか?
仕事がきつかった時には、マッサージを受けると心が落ち着く。
ビジネスでも交渉の場面で、相手を落とそうとするときにはソファで柔らかさを感じながら進める方がうまく進むそうです。
タルマ・ローベルの著書では、ビーチを散歩するときに板張りの遊歩道と砂の上、どちらを歩いてもいい友達の家があって、その友達は、板張りの遊歩道を歩く日は、砂の上を歩く日よりも頑固になる傾向があるそうです。
柔軟な人、硬い人、みなさんの周りにもいると思いますが、柔軟な人は、相手を友達とみなして合意したいと考え、硬い人は敵と考え信用しない。そんな人の姿勢も環境一つで変えられるかもしれません。
硬い、柔らかいだけじゃなく、滑らかでつるつると、粗くてざらざらの触感についても傾向があり、例えばつるつるのものを触っている人は友好的であり、ざらざらを触っている人は敵対的な傾向があります。
温かい、冷たい、硬い、柔らかい、なめらか、粗い、いろんな人間関係で比喩に使われる触感は、実際に触った感覚が交渉や対人関係でも呼び起こされる、人は経験を踏まえてそうインプットされているということです。
人って面白い。
柔らかい素材のおもちゃが子どもに安心感を与え、不安を和らげる効果があるそうです。
学生も柔らかいボールを握るだけで集中力が高まり、攻撃性が和らぐことがあるそう。
また猫などのペットとふれあうことも、心拍数と血圧が下がり、ストレスと不安が和らぎリラックス効果があるそうです。
人は誰かとつながりたいと思っている
僕も、この情報を得てから、タップのPRのキャッチをこんな風に変えてみました。
どうでしょうか?
僕が好きなジルボルト・テイラーさんがTEDで述べたことばをご紹介します。
「私たちは右脳の意識を通して互いにつながったエネルギー体であり、人類という一つの家族。今、この瞬間、私たちは地球上の兄弟姉妹であり、世界をより良い場所にするためにここにいる。そしてこの瞬間、私たちは完璧でありのままで美しい」
そう、元来人は誰かとつながりたいと思っている。
一人の人間として個体で分かれているだけで、誰かを支えるために生まれてきている。
誰かを助けることは、自分を助けることになる、そんな動物が人です。
人と触れる。
このことは、ココロで触れること、物理的に接触することで人は、ココロが動く
だから、これを活用すると、
触感だけで、人を一瞬で引き付けるセンスを感じさせる自分のブランドづくりができる
ぜひビジネスや人間関係の場面で使ってみてください。
タルマ・ローベルの著書 赤を身につけるとなぜもてるのか には触感以外にも、赤のもたらす効果や嗅覚のもたらす効果などビジネスや人間関係に役立つ情報がたくさんあります。ぜひ読んでみてください。
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