【報告②】大阪松原線の街路樹 “全滅” (大阪市の樹木「最新の状況」)#STOP大阪市の樹木伐採
みなさん
こんにちは。
大阪市の街路樹撤去を考える会です。
大阪の樹木、最新の状況の報告2回目です。
*写真は、大阪松原線の近影です。
前回の「報告」を未読の方は、下記のURLからご覧ください。
●大阪松原線
阪神高速松原線の高架下の道路、大阪松原線の街路樹(アメリカフウ)は、3本残されていました。
2月、3月と2回行われた現地説明会において、長居公園事務所が伐採理由を十分に説明できなかったため、約90本が伐採「保留」になっていました。それにもかかわらず、公園事務所は「最後通牒を」を市民に送りつけ、4月26日から、不意打ちで伐採を強行。それに怒った市民が木に抱きつき工事を止めるなどしてなんとか守った3本です。
私たちは、この木の伐採見直しなどを求める要望書を出し、6月27日に、大阪市と市民のあいだで「協議」が行われました(@大阪市役所)。市は、樹木が道路標識を隠すなどの証拠を示せないし、「可能性」を指摘するだけの、これまでと同じ“説明”を繰り返すだけ。ただし、予算が不十分なために4~5年に一回の強剪定をすることしかできず、樹木の状況に応じたこまめな剪定ができないために伐採するということを認めました。しかし、それなら、伐採理由の説明を、「予算不足で剪定できないから、伐採する」と変更したらどうかと迫りましたが、口を濁すばかり。「安全対策事業」の欺瞞性が明らかになりましたが、伐採の方針を変えようとはしませんでした。最後は、時間切れで協議は打ち切り。
そして、7月5日、長居公園事務所は、3本の街路樹の伐採を強行しました。
6月27日の協議に納得できない私たちが再度の協議を求めて要望書を出した、その日に工事を行っていたのです。
付け加えるなら、私たちは、2024年5月の大阪市議会に「伐採保留」を求める陳情を出していました。建設港湾委員会で議論され、「継続審議」になっていたにもかかわらずの暴挙です。
すぐには反論が難しい、“市民の安全・安心を守る“という美名の元に、このような”非道“が繰り返されています。この理屈を行政が振り回し始めたら、なんでもできてしまうことになりかねません。議会も、総論だけで、この事業に賛成しているので始末に終えません。本当に危険な論理です。
しかも「安全・安心」を決めるのは「行政」です。「空飛ぶクルマ」は「安全・安心」なのか?「メタンガス爆発の万博」は「安全・安心」なのでしょうか?行政は、どちらも決して、「伐採」しません!!!
ここまで、最近の大阪市の緑化行政のデタラメをお伝えしました。
次回は、市民の活動の成果や今後の方針についてお伝えします。
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●長居公園事務所
電話:06-6691-7200