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【報告①】大阪市の樹木は「全滅」。闘いは続く… #STOP大阪市の樹木伐採

みなさま
こんにちは。
大阪市の街路樹撤去を考える会です。
大阪の樹木の最新の状況をお伝えします。

結論から申し上げると、
私たちが「伐採の見直し」を求めてきた公園樹・街路樹(2023年度伐採対象樹木)は、扇町公園の1本を除くと“全滅”しました。
大阪市は、どんなに合理的な説明ができなくても、「公園管理者(道路管理者)として”総合的に判断”」するというブラックボックスの中に隠れたまま、伐採を強行しました。

但し、私たちが多くの市民の方と起こした運動に、何も成果がなかったわけではありません。

成果を記す前にまず、SNSなどですでに知っていただいているかもしれませんが、大阪市緑化行政の最近の「非道」をご紹介します。

●扇町公園
 扇町公園事務所との団体協議(5月24日開催)後に私たちが出した「要望書」への回答が6月13日にメールでありました。それは、”私たちの要望は一切認めない”、”伐採日時を教えない”という「最後通牒」

 そして、6月17日(月)から公園での伐採が始まりました。
私たちは、仲間とともに、シンボルツリーのケヤキのまわりで、“木守り”の活動を開始。ケヤキ以外の樹木の伐採がどんどん進む中、連日の“木守り”でなんとかケヤキだけは守っていましたが、6月26日(水)夜、見守る市民がいなくなるのを見計らって、扇町公園事務所はケヤキの“闇討ち”を行いました。行政ってここまでやるのかと心底あきれました。大阪市の緑化行政が墜ちるところまで墜ちた瞬間です。

”闇討ち”され、幹の下部だけが残されたケヤキ(2024年6月26日撮影)



 私たちは、木守りを始めてからも、樹木医の新たな診断書を添えて伐採見直しを求める要望書を出したり、公園利用者や公園の近所に住む方から署名を集めて大阪市長などに提出したりする(提出時は145筆)などの活動を行いました。しかし、扇町公園事務所は、それらを一顧だにせず切り捨てました。
※署名は、その後、69筆を追加し(計214筆)、7月17日付けで、再度提出しています。

”闇討ち”の翌日、市民が書いた寄せ書き


”闇討ち”の翌日、ケヤキは根こそぎ撤去された



 その一方で、不思議なことが続いています。
 公園の真ん中に広場があるのですが、その西側、サクラ並木のなかの1本がいまだ伐採されずに残っています。「組織として伐採を判断した」と扇町公園事務所長は大見得を切って、56本の樹木をすべて切ると言っておきながら、です。もちろん、この木について、私たちは樹木医の診断などに基づき、伐採しなくてもいいと考えています。しかし、そうだとするなら、他の55本はぶった切っておきながら、この木はどうして残すのか?公園事務所長の判断の恣意性にあきれます。いくつか事情は聞いているのですが、ここでは措いておきます。とにかく要注目です!

伐採対象樹木なのに残されているサクラ

長くなるので、きょうはここまで。
続きは、次の「お知らせ」で。

※最新の情報は、当会のXをご覧ください。


ありし日のケヤキ(扇町公園:2024年6月15日撮影)

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