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市内の街路樹撤去について、大阪市建設局に情報公開を求めます

大阪市の街路樹がどんどん伐採・撤去されている。全く知らなかったが、自宅近くのイチョウの木も伐採・処分が決定しているという。

大阪市東住吉区北田辺駅近く
大阪市東住吉区北田辺駅近く


北田辺駅周辺の撤去対象の樹木(市民へは公開されていない計画図を加工し作成)

大阪市では2018年度から2020年度の間、街路樹9,000本を撤去。今回の“安全対策事業”でも市内全域で街路樹約7,000本約3,000本(+公園樹が7,000本。2022/11/9訂正)が撤去されるという。自宅周辺に約700mに渡って植えられている街路樹も、市から個別に提供された地図を元に数えてみると94本中22本が撤去される。

街路樹は大阪市民の財産であり、一方的に市側が撤去を決定するというのはどうなのか? 市民に何かしらの問題提起はあったのだろうか? 大阪市建設局に電話すると、翌日、長居公園事務所の男性職員が4名がかりで説明にやってきた。

建設局・長居公園事務所の説明は以下の通り

  • 将来、市民にとって危険を及ぼす可能性のある樹木を選定して撤去することが決まっている」

  • 「各樹木への張り紙と、各町内会長らに撤去通知はしているので、市民へも情報の通達はできている」

  • 「個別に住民からの反対意見があれば、「10月上旬撤去予定」と記載があってもいきなり伐採はしない。しかし、今年度の事業としてやらなければならないので、年度内に撤去はおこなう

というものだった。しかし話をどんどん聞いていくと、

剪定をすれば管理していける木もある。しかしその予算がない。

という職員の言葉があった。剪定管理していける樹木もあるのであれば、なおさら市民への説明が足りていないのではないか?

また当日、周辺の伐採計画の地図も1部もらうことができた。これは、大阪市のホームページ等には掲載されていない。職員いわく「伐採計画の地図は誰に見られてもいいもの。連絡をくれれば差し上げる」ということである。個別の連絡云々ではなく、この計画地図を重要な情報として「大阪市のホームページに掲載して周知してほしい」と伝えたが、動きはない。同行した大阪市議も建設局にかけあってくれたそうだが、どこまで話が進んでいるのか現状わからない。

市民が議論できないまま一方的に樹木を撤去するというのは、行政の行動としていかがなものか。まずは大阪市全域でどこの木がなぜ伐られるのか、大阪市からの情報発信が必要であり、本当に今切らなければならない木なのか、市民も交えた再検討が必要なのではないか。


突然の張り紙
説明当日に配られた資料(表)
説明当日に配られた資料(裏)

問い合わせ先

<事業全般に関すること>
大阪市建設局公園緑化部緑化課 電話0664693857

<施工場所や工事に関すること>
鶴見緑地公園事務所(都島区、旭区、城東区、鶴見区)0669120650
真田山公園事務所(天王寺区、東成区、生野区)0667611770
大阪城公園事務所(中央区、西区、浪速区)0669411144
八幡屋公園事務所(港区、大正区、西成区)0665710552
長居公園事務所(阿倍野区、住之江区、住吉区、東住吉区、平野区)0666917200
扇町公園事務所(北区、福島区、此花区) 0663128121
十三公園事務所(西淀川区、淀川区、東淀川区)0663090008

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