歯ブラシの常識を変える歯周ケアロールブラシ「Kurun」。驚くほど歯垢が取れる、その理由

80歳になっても自分の歯を20本以上保っていようと呼びかける、「8020（ハチマルニイマル）運動」。しかし現状、20本以上残っている人はごくわずかで、ほとんどが10数本程度しかない状態。「クルン株式会社」の代表・林伸彦さんは、そんな状況に警鐘を鳴らすひとりです。従来の歯ブラシを使って歯を磨くのは大変だからこそ、転がすだけで歯垢を取り除ける独自のブラシを使って、歯の健康を取り戻しましょうと呼びかけます。

歯の健康を維持するための独自ブラシ

代表の林伸彦さん

「歯ブラシの形は、実は100年以上前にできてからほとんど変わっていません。人の寿命も歯の寿命も50年ほどだった時代は従来の歯ブラシでもよかったのですが、現代は医療が発達し“人生100年時代”といわれるほど長寿命になっています。身体は治療できたとしても、歯の健康は従来の歯ブラシで維持することは難しいのです」。
そう呼びかける、株式会社クルン・代表の林さん。歯が抜ける大きな原因は歯周病であり、クルンが独自に開発した「歯周ケアロールブラシ・Kurun（クルン）」なら、歯茎を傷めずに歯垢をしっかりと除去し、虫歯はもちろん歯周病の対策にもつながるのだといいます。

このロールブラシが誕生したのは今から20年ほど前のこと。林さんの父が、隙間など細かな部分の汚れを取るヒンジブラシの構造に着目し、「こんな形の歯ブラシがあれば歯垢がもっとキレイに取れるでは」と開発をスタートしたのが始まりです。

「最初はまん丸の形に成形することが難しく、半円のブラシを2つ作り、半円と半円を貼り合わせて円形にするという方法で作っていたそうです。出来上がったブラシはいいものではあったのですが、作るのにコストがかさみ、1個あたり3,000円半ばぐらいの価格になってしまいました。これでは大勢の人が手にすることができません。そこで、ブラシ作りの機械を一から開発。ブラシ部分の糸1本1本を超音波で振動させて円形に形作るという方法を編み出し、大量生産ができるようになりました」。

歯科大学の教授も絶賛する歯垢除去力

やわらかな極細毛を使用する「Kurun」のブラシ

髪の毛より細い、0.076mmの極細糸を15,000本〜17,00０本植毛したこのブラシをコロコロと転がせば、摩擦によってブラシ1本1本に歯垢が絡まり、キレイに取れていくという仕組み。従来の歯ブラシの“歯垢を掻き出して除去する”という方法とはまったく違う考え方です。

「これを見てください」と、赤いインクで色を付けた凹凸のあるしゃもじを取り出す林さん。しゃもじを歯に、赤いインクを歯についた汚れに見立て、ブラシによって異なる汚れの取れ具合を実験します。
「まず従来の歯ブラシでインクをこすります。ある程度汚れは取れるけれど、キワの部分に溜まってしまうので、角度をつけて丁寧に磨かないとキレイに汚れが落ちませんね」

従来の歯ブラシだと汚れが落ちにくい

「次に『Kurun』を使ってみます。いかがでしょう、軽い力で回転させるだけでキワまでキレイに汚れが取れていきます。こすらずに取れるから歯も歯茎を痛めることなく、優しい口腔ケアが叶います」。

「Kurun」を使うとみるみるうちに汚れが落ちる

この歯垢除去効果は、歯周病治療の権威、東京医科歯科大学の和泉雄一名誉教授による臨床実験を経て、「歯垢除去に関して有効である」とエビデンスを取得。同じく東京医科歯科大学・吉増秀實名誉教授からは「歯磨き革命」という言葉をいただくなど、大絶賛を浴びます。

「1本1本丁寧に歯垢を取る従来の磨き方は、高齢者はもちろん、小さなお子さんや忙しい現代人にはなかなか難しいことです。しかも、強い力で磨きすぎると歯茎を傷め、炎症を起こして歯周ポケットが深くなり、歯周病のリスクも高くなって歯が抜けやすくなる。『Kurun』なら、そんな状況が変えられるのではと思うのです」。

電動タイプでよりしっかりと磨き上げる

現在、「Kurun」は大きく分けて手動タイプと電動タイプの2種類で展開しています。今回の「大阪販売戦略」では、電動タイプの中から「Kurun ソニックプレミアム」という新バージョンをブラッシュアップ予定です。

「0.076mmという細かな毛先が歯と歯の隙間や歯周ポケットに入り込み、軽い力で口腔ケアができることはもちろん、5段階の音波振動を備え、目的に応じて自分の好みで使い分けできるのもポイントです。また2分間のタイマー機能やUSB充電を採用し、より使いやすく進化しています」。

1本1本手作業で調整。職人の技術が生かされる

よく噛まずに食べられるファストフードが激増し、口の中の菌が増えやすい現代の食生活。これに伴って歯周病も若年化が進み、いまや20歳過ぎから歯周病になる人も増えているのだといいます。よく噛んで食べ、歯垢を残さずに磨き上げることが、歯の健康を維持する重要なポイントです。

「今、東南アジアでも歯周病が爆発的に増えているんですね。なぜかというと、ここ数年で急激に医療が発達したけれど、歯の寿命は伸びていないからです。大阪から発信するこの歯ブラシがそんな世界の状況も変えられたら。そんな風に考えています」。

多くの人の健やかな笑顔を後押しする、革新的な歯ブラシ「Kurun」。使いやすくて歯垢除去力もお墨付きのこのブラシが、世の中の状況をガラリと変えてくれることでしょう。

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クルン株式会社
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大阪市港区波除5-10-8