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#32 府内直売所の規模別件数

直売所が人気です。特にコロナ初期には内食が増えたこともあり、直売所周りがかなり渋滞していると報道されていました。

直売所は新規就農者からベテラン生産者まで多様な人が販路として活用しています。
一方で、お客さんからみても、(スーパーよりも)新鮮な農産物が安く買えるため人気です。

そこで大阪府の直売所(大型だけでなく生産者の庭先などの小型も含む)について、数値で現状を把握していきたいと思います。

生産者の方には、販路を考える際の基礎データ、消費者の方には大阪の直売所って意外とあるのねと思ってもらるデータになれば幸いです。

※今回は大阪府のHPから、朝市・直売所実態調査をもとに考えていきます。

そもそも直売所は何件あるのか??

直売所の数は何件あるのでしょうか?ここ数年の推移をみてみます。

府内の直売所数

2018年が特異的な動きをしていますが、基本的に直売所数は右肩上がりに徐々に増えており、2020年時点で161件です。

エリア別の直売所数

エリア別で分けると、最も多いのは中部エリアで54件(33%)です。

規模別での直売所数

これらを、規模別で見ていきましょう。
まずはそもそもどれくらいの頻度で空いている直売所が多いのかについて、

開業頻度別の直売所の割合

約半数(72件)がほぼ常時営業している直売所でした。意外と週1のみ開催しているところが26%(40件)ありました。

売り場面積別の直売所の割合

売り場面積は、100m2(テニスコート約半分)までが大半を占めており、
500m2以上の非常に大きなものは6%(8件)です。

販売額別直売所の割合

販売額では1億円以上が15%(16件)でした。
先ほどの面積別のグラフと見比べると、何となくですが、
・面積0~100m2→売上1000万円まで
・面積100~200m2→売上1000~5000万円
・面積200m2~→売上5000万円
の割合が似ています。
狭い面積(~100m2)→売り場面積×10万円
中くらいの面積(100~200m2)→売り場面積×20万円
広い面積(200m2~)→売り場面積×25万円以上
で大雑把に推計できるかもしれませんね。

まとめ

・大阪府内の直売所数は161件(2020年時点)。エリア別でいうと中部エリアが最も多い。
・うち売り場面積100m2未満が66%を占めている。
・販売額1億円以上の大型直売所が少なくとも16件ある。

次回は直売所に来る消費者にスポットを当ててデータを見てみようと思います。
今回のデータはこちらです。(出荷者数のデータもあります。)よければ他のデータも覗いてみてください!!


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