映画『ザ・バットマン』感想
闇がテーマ。闇からバットマンが現れるシーンは映像と音楽含め、素晴らしい。闇に溶け込んだバットマンがかっこいい。
今回のヴィランはゴッサムシティだったというオチ。バットマンがヒーローになる過程が今回の映画なので、バットマンの戦うべきものの巨大さが感じられる。
バットマンが硬すぎる。至近距離からの攻撃でびくともしない。最大ダメージが気絶とか、歴代でもトップクラスの頑丈さ。
一人のバットマンがヒーローになっていく。本人も語っていたが、復讐者なのがバットマン。しかしながら、そのせいで復讐という大義名分の元、ヴィランが次々と生まれてしまった。考えさせられる。
バットマンがコスプレ野郎と言われていた。確かに、ガチガチなコスプレで、線が細いブルースがマッチョに見えるぐらい。いろんな秘密道具満載で子供に人気出そう。少し浮いているが、そこがいい。
ヴィランはゴッサムシティ。それが怖かった。倒しても倒しても次々ヴィランが現れる。ラストのアクションシーンではそれをまざまざと感じさせられた。
バットマンが信号灯を持って、人々を先導する。まさに、ヒーロー。あそこでバットマンはヒーローになった。その後のキャット・ウーマンへの回答がよかった。
歴代でも最も若く、だからこそ青臭い。それが今回のミステリー風な展開にマッチしてた。以前のバットマンなら、なぞなぞ解かずに力と経験で解決しそう。
吹き替えがよかった。バットマンの櫻井さんは若々しくも悩むバットマンが合ってた。キャット・ウーマンのファイルーズあいさんはキャスト見るまでわからなかった。今回は声優の演技と採用が素晴らしい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?