見出し画像

【研究室訪問】温冷熱デバイス体験


ボランティアでお手伝いをしているアラフォー女子が、先月、弊社の取締役の1人でもある奈良女子大学 佐藤克成准教授のもとへ温冷熱ヘッドホンデバイスを体験しに先生の研究室を訪問しました。ヘッドホン含む合計5つのデバイスを体験させていただきました。

①ヘッドフォン型温冷熱デバイス


アルマゲドンやアラジン、アクエリオンに使われたであろう曲に合わせて、ヘッドフォンに装着した温冷デバイスが曲の盛り上がりや調子に合わせて(上は37℃下は33℃?だったか)熱くなったり冷たくなったり。叶うならその様子もムービーに撮影したかった!!が、スマホのストレージ不足で断念💔

高揚感を温熱で現す、曲の盛り上がり盛り下がりの抑揚の付け方はこのデバイスを造った学生さんの采配らしく選曲もその人好み。たった数度変わるだけでこんな変わる??『冷たっ⁉️』『アツッ⁉️』と感じたわけですが。被験時、人によって(髪の長い女学生さん)は「全然わからないです」との意見もこれまでの研究データの中にはいくつかあったとのこと。

私の当日の体温は、起床朝6時半で36.1℃。体験時の体温は測定しておらずわからないがそこから多少上がってたとして37℃や33℃それが氷のような冷たさと熱々カイロのような?これは、人間の耳ってすごいな、と。私が敏感な体質なのもあるかもですが素晴らしいデバイス。ぜひ商品化して貰いたい。

『映画館とか売り込んだらどうです?』と。素人考えで提案してみましたが、曲や内容で温冷の指示を与える(書き込む)のが難問。その作品その作品によって毎回指示しないとならないので今のところ商品化は難しいとのこと。お値段不明ですが個人的には欲しいなと思いました。

また、今回これがお目当てで伺いましたが。佐藤先生、気を遣ってくださり、他のデバイスも体験。

②布の質感を数値化するデバイス

以前居た先生が研究されていたというもので、職人が判断していた布の質感を機械で数値化し人を育てずとも機械に判断させるというもの。これは稼働している状態は見れていませんが企業さんに言われて行ったお仕事らしく完成。

結果から言うと、実用化して世界でバカ売れした研究成果だそうです。今は佐藤先生や他の方が継いでいらっしゃるそう。

③槍鉋(やりかんな)


宮大工さんが使う特殊な工具らしく。飛鳥時代から使われて来た歴史ある日本の宝!それを追体験できるデバイス。これ楽しい!画像と音と振動により、まさに削っている感。

映像と共に流れる削り音、それに合わせて模擬槍鉋を動かすと、模擬槍鉋がブルブル振動。ブルブル振動しているのにガリガリ?シャーッと、木に鉋掛けている気になる!!錯覚する。音と視覚って重要だな、と。なんか、削っている感がすごいする。

④ノコギリ体験デバイス
同じような仕組みで、ノコギリで木を切る体験が擬似なのに実際にやっている感覚。「体験会では、子どもがずっとやっていた」これは子どもが夢中になってやるのもわかる。

「キャンプファイヤーの炎のような効果に近い?」「炎のゆらめきや、薪の爆ぜる音の癒しの効果に近いものがあるようです」と先生。(4,5共に)

⑤ロボットの目を通した世界を体験今回は研究室内にあるロボットで体験。


「世界では幽体離脱体験とも言われている」と、先生談。47都道府県にロボットを配置。そのどれか(のヘルメット)を選んで被れば奈良に居ながら、現地を現地として体験できる。

目の前にある現実とは違う仮想空間をまるで現実かのように体験するバーチャルとは異なり、身体は伴わないがロボットを通してリアルをリアルタイムで体験できる不思議なツール。これは日本だけじゃなく世界を1秒もあれば瞬間移動出来るというもの。

佐藤先生の専門は、触感。別の温熱デバイスの話も聞かせてくださり、コップ持って貰い、水を注いで熱伝導で冷たくしたり熱くしたりで熱の感覚を伝える。との研究発表したことがあるらしく、他者の経験?感動?を伝えることが難しいと。

人の体験していること体感したことを機械によって伝える。それは難しいよね。人間だから、人だから、出来ることもある。ただ、機械によって、機械だからこそ、も。

その代表的なものが、人の代わりとなるロボット。障害があってもなくても、人が現場に行けずリモートで作業するためにロボットを導入。出来ないことが可能になる。そんな話を聴かせて貰った40分でした。


先生のおられる研究室、生活環境学部は生活の根幹である衣・食・住や家族の環境など様々な生活環境を教育研究の対象とし、高度な専門教育を通じて社会をリードできる女性人材を数多く輩出。

「奈良女子大学は多くの世界遺産を有し、自然環境にも恵まれた奈良の中心地に所在しています。大阪や京都といった都市部への鉄道アクセスも良く、充実した大学生活を送るのに最適な立地です。奈良女子大学生活環境学部は家政系・生活科学系の学部として長い歴史と伝統を有する日本のフロントランナーです。落ち着いた環境の中で最先端の学びを深めることで、豊かな人間性と深い専門知識を身に付けて頂けるものと強く確信しています。」と公式ページ学部長談。

表紙画像は、体験帰り、校内で鹿の行列を見掛けたのでパチリ。大学で飼育されているのかと思いきや、餌がない時期にどうやら勝手に入って来ているらしい。鹿さんたちは人に慣れているのか、お行儀よく、立ち止まって撮影に協力してくれました🦌

最後になりましたが、今回、私が体験した一部を奈良平城宮いざない館内で体験出来る模様です。みなさまお時間作って、ぜひ足を運んで体験してみてください。

お子さん連れも大歓迎。1人で、カップルで、家族で、ぜひぜひいってらっしゃい👋


2023/10/08(日)
平城(なら)のとよほき(10/8~10/9)

第5回目となる今回も、平城宮いざない館内・屋外で奈良時代や奈良モチーフの雑貨販売、ケータリングカーが出店する『祥瑞マルシェ』、毎回好評の古代人を意識した装いで参加するイベント『#moppoi『#joyppoi』、天平フェイスペインティングなどを開催します。

■日にち
 2023年10月8日(日)~10月9日(月・祝) 

■場 所
 平城宮いざない館周辺

詳細・最新情報は『平城のとよほき公式X(旧Twitter)』


奈良女子大学 佐藤克成准教授
https://www.nara-wu.ac.jp/life/lics/tas_i/researcher-satou.html

佐藤克成先生の研究室

https://katsunari.jp/satolab/index.html

奈良女子大工学部


▪︎弊社関連事業
生理痛体験も、奈良女子大学や全国各地で絶賛随時開催中

生理痛体験(ピリオノイド)研修会


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?