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アフィリエイターの最大のリスク

アフィリエイターにとって、最大のリスクは「投資した時間」とよく言われますが、実際には、稼ぎ始めてから直面するリスクの方が多いと思います。ビジネスには必ずリスクが伴うのと同じです。

前回の記事の続きです

この記事では、アフィリエイトのマイナス点について書きますが、アフィリエイトが「ダメ」というわけではなく、時代の変化によるものです。わたし自身も、ピンチのときは、アフィリエイトに取り組むと思います。

アフィリエイトは、商品が売れたり申し込みがあったときに紹介者に報酬を支払う仕組みです。これは、営業職や代理店システム、インフルエンサーマーケティングなど、多くのビジネスモデルで見られる一般的な手法です。

「アフィリエイトはオワコン」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。でも「紹介者に対して報酬を支払う」という商行為がなくなるはずが、ありません。

アフィリエイト業界には多くの課題(検索エンジンアルゴリズムの変更、広告主の信頼性、アフィリエイター同士の盗用、技術的な問題、規制やポリシーの変化、など)があります。でも、これ以上に最大のリスクは、広告主とアフィリエイターの間で契約がないことだとわたしは思っています。ASPの利用規約は存在しますが、広告主とアフィリエイターの間の契約はありません。

契約で報酬が決められているわけではないので、広告主が「明日から報酬を5,000円から1,000円に減らします」という通知を送れば、その通りに報酬が減額されます。

また、長期間高い売上を上げていたアフィリエイターに対しても、「案件停止のお知らせ」が一通届くと、その案件からの収入は即座にゼロになります。

今期の予算を使い切ったため、今期はもう報酬を支払えない、来期からお支払いするというケースを見たことがあります。

商感覚として、信じがたいことが、割と頻繁に起こります。

これらの状況に対して、アフィリエイターからの交渉の余地はありません。広告主からの通知がすべてです。このような経験は稼いでいるアフィリエイターのほとんどが経験しています。

わたし自身も、前回の記事の案件も条件変更があったのち、案件が停止されました。海外の会社だったため、日本よりはひどくない状況でしたが、それでも条件変更や案件停止は避けられませんでした。

広告主が一方的に悪いというわけではありません。

獲得したリードが期待通りに成約しなかったり、予算の都合で一時的に案件を停止することもあります。

広告出稿の一環としての業務なので、報酬変更や案件停止は、PPC広告入札単価の変更やキーワードの停止と似たような作業です。画面の向こう側に記事を書いているアフィリエイターがいるということが想像しづらいかもしれません。

また、アフィリエイト広告に取り組んでみたが、悪いアフィリエイター(いっぱいいるんです)に翻弄され、やる気を失ってしまったのかも知れません。

これらを防ぐためには、広告主とアフィリエイターの間に信頼が必要です。信頼を築くためには、透明性とコミュニケーションが不可欠です。

一方で、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)のビジネスモデルを考えると、広告主とアフィリエイターが直接連絡を取ることは、難しいです。ASPによっては、広告主とアフィリエイターの直接連絡を利用規約で禁じている場合もあります。これにより、状況の共有や相談がしづらく、唐突な条件変更や案件の停止が起こりがちな面もあると思います。

最近、アメリカの案件と提携することが増えましたが、日本のASPと比べて、広告主と直接やりとりができるケースが多いです。これにより、コミュニケーションがスムーズに進み、条件変更や報酬の問題についても事前に相談できるため、やりやすさを感じています。(別の課題はあります)


アフィリエイトの稼ぎ方といったコンテンツは、インターネット上にたくさんあるのですが、アフィリエイトの現実について言及されている記事は少ないので、つたない経験ではありますが、わたしが知っていること、感じていることを少しずつ書いていくつもりです。いつか本にまとめられたらいいな。

もし、これ間違っているよとか、こういう観点が考慮漏れということがありましたら、そっとお知らせいただけるとうれしいです。

大崎 弘子
X(Twitter) @osak_in 
Instagram 主に海とグルメ

このシリーズの過去記事をまとめる段落

記事を書いている日常

この記事は奄美大島の瀬戸内町で書きました。海底熟成させたワインと、島内産にこだわった地産食材のフードメニューのお店海に沈めた「tlass SEA CELLAR BAR Beach Club(トラス・シーセラーバー・ビーチクラブ)」に行ってきました。海底熟成をその場で飲む勇気はなかったのですが、オンラインでも買えるみたいなので、いつか奮発してみようかな。

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シャルドネは3,000円以下とリーズナブル



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