スパゲッティ・アル・ポモドーロ
オードリーヘップバーンも愛したパスタ。
スパゲッティ・アル・ポモドーロは、南イタリアで生まれたシンプルなトマトソースを使った料理。イタリア人にとってはおふくろの味らしいです。
元々イタリアにはトマトを使ったパスタがなく、ペペロンチーノなどのオイルパスタが主流だったそうな。16世紀半ばに南米から貴族の観賞用植物としてトマトが伝わり、200年の時を経て美味しい野菜へ改良されたとのこと。
そんなトマトを使ったシンプルでとびきり美味しいパスタ、スパゲッティ・アル・ポモドーロを、日本のスーパーで買える食材で作ろうと思います。
【用意するもの(2人分)】
スパゲッティ(1.9mm):160g
トマト缶(ホール) :1缶(400g)
オリーブオイル :大さじ3
にんにく :2かけ
フレッシュバジル :好きなだけ
塩(天然塩がベスト) :小さじ1
きび砂糖(上白糖でも):小さじ1
粉チーズ :好きなだけ
【レシピ】
1. トマト缶を裏ごしする
ここはしてもしなくても美味しいポモドーロは作れますが、
裏ごしをすることで口当たりが滑らかになるのでおすすめです。
ボウルにザルを乗せてスプーン等を使ってやりましょう。
2. にんにくの下処理をする
にんにくの芯は焦げやすいため、半分に割って取り除きます。
芯を取り除いたら、包丁の面を使ってつぶせば下処理は完了です。
この下処理をしておくだけでだいぶ味に違いが出ます。
3. フライパンにオリーブオイルを入れ弱火でにんにくを炒める
にんにくは柔らかくなるまでじっくり炒めましょう。
色をつけて香ばしい風味を楽しむ料理もありますが、
フレッシュなトマトの風味を味わいたいので、今回は不要です。
4. 1のトマトソースを3に入れて強めの中火で煮込む
塩ときび砂糖を入れて味を調整します。
このあと煮詰めるので、若干薄いくらいでちょうどいいです。
目安はペースト状になり、ラインが引けるようになるまで。
ここでトマトペーストがグツグツして飛び散るのはご愛嬌。
経験上、トマトを使った料理は飛び散って美味しくなります。
5. パスタを茹でる
お湯に対して1%〜2%程度の塩(分量外)を入れます。
茹で汁を舐めてみてお吸い物くらいの塩気になっていれば大丈夫。
1.9mmのパスタなら8分程度。記載の茹で時間の2分前にあげましょう。
料理慣れしている方はソースと同時並行でも問題ありません。
慣れていない方はソースを決めてから茹でるのがおすすめです。
6. パスタとトマトソースを合わせる
強めの弱火にかけてソースとパスタを合わせていきましょう。
ここで粉チーズとバジルも一緒に入れて軽く火を入れていきます。
熱を入れすぎるとバジルの風味が飛ぶので軽く合わせる程度にします。
ソースが重たくなりすぎてうまく合わせられない時は、
茹で汁を使って伸ばしてあげると綺麗に絡み合ってくれます。
7. 盛り付けて完成
パスタをお皿に盛り付け、バジルと粉チーズを振って完成です。
できるだけ高さを出して盛り付けることで冷まさずに楽しめます。
【Appendix】
ポモドーロは玉ねぎ使うレシピもありますが、
僕自身は玉ねぎを使わずにトマトを楽しむレシピが好きです。
あとは、2.2mmの太めのパスタを使うと小麦の味が楽しめます。
今回のレシピの中できび砂糖を使っているのは、
トマトが持つ酸味を中和するためです。
使用有無はレシピで変わってくるので、好みの味を見つけてみてください。
こだわりたい方は、以下あたりを変えるとアップグレードします。
・粉チーズをパルミジャーノレッジャーノに変更
・にんにくは青森産を使用
・パスタはブロンズ(ざらついたもの)を使用
・トマト缶はイタリア産のサンマルツァーノ種を使用
よかったら、Twitterもフォローをお願いします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?