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🔥2019🔥Korean HIPHOP 10 後編( 후편)

 振り返ってみると韓国では「Show Me The Money」が韓国内のリスナーの間で絶大な人気を誇るとともに、参加するアーティストにとってスターダムへの登竜門のような役割を果たしている。そのため確かなスキルを披露することでキャリアや性別にとらわれることなくリスナーの支持を得ることができるようになり、若いアーティストがベテランアーティストを追い上げる形となった。そして多くの作品がリリースされることとなった。

ということで、前編に引き続いて後編では5作品をチョイス。

6. Armadillo(feat.Omega Saien&Byung Uh)/ Balming Tiger

MV含めてかなりハマったので、Balming Tigerは厳密にはKーHiphopではなくオルタナティヴ・K-POPにジャンル分けされるらしいけど、細かいことを気にしすぎても仕方ないのでチョイス。

1月に公開された本MV。コミカルさ溢れる独自の世界観は「Balming Tiger コミックス」と言われている。本作『Armadillo』は東京でMVの撮影が行われており、新登場のキャラクター「アルマジロ」が今後の「Balming Tiger コミックス」のストーリーにどのように関わってくるのだろうか注目していきたい。

7.ICE(feat.DOBERMAN) / EK 

Trapに合わせてマッチョが跳ねるMVは夏の暑さを思い出させてくれる。僕は暑い日にはゆずのシャーベットを買い占めて食べていました。

EKは1992年生まれ。Most Badass Asian(MBA)のメンバーとして2015年から活動を行なっている。また、2018年には宇多田ヒカルの12年ぶりの国内ツアーに乗じ配信されたシングル『Too Proud featuring XZT, Suboi, EK (L1 Remix)』に参加している。

8.Run / OWEN

頭の形が綺麗な坊主が素晴らしいOwen Ovadozが名前をOwenに改名し、11月にリリースされた3rdアルバム『Smile』から『run』をチョイス。初音ミクの髪の毛色の自転車に乗る夏の眩しさとサイケデリックなMVにも注目。

Owen(オーウェン)は1991年生まれ。現在はアメリカを拠点とするMKIT RAIN Recordsに所属しているが、韓国に在住し活動を行なっている。16個のOwenのsmileが強烈な印象のアルバム『Smile』では今までのスタイルの幅を拡大した作品が収録されている。

9. Ex / Loopy&nafla

言わずもがなMKIT  RAINのスーパースターコンビ

1987年生まれのLoopy(ルーピー)と1992年生まれのnafla(ナフラ)はOwenと同じくMIKIT RAINに所属しており、「Show Me The Money」では1位と2位を獲得する実力を兼ね備えている。彼らは以前からデュオ活動を行いたいと考えており、優勝と準優勝という好成績が後押しとなり2018年にLoopy&naflaとして『Woke Up Like This』をリリースしデュオ活動を行うこととなった。彼らは「LooFla」の愛称で親しまれており、デュオ活動以前から仲がよくnflaがLoopyに「Show Me The Money」の優勝の副賞として獲得した車をサプライズでプレゼントしたというエピソードがある。

因みにMKIT RAIN (メキットレイン)はLAを中心に活動しているLoopyとnaflaにBlooを加えた三人を中心に2016年にアメリカを拠点に設立された。2019年に5人目のアーティストとなるYoung Westが加入している。

10.What?(feat.Beaksick&YoungWon) / Truman

フックに入ってからの高揚感のあるフロウがクセになる

TrumanはBluesy Mansion のプロデューサーで2019年9月に初のアルバム『CINEMATIC』をリリースしている。『CINEMATIC』では彼がインスピレーションを受けた映画をベースに制作されており、アルバムに収録されている『What?』は『マトリックス(The Mstrix)』でNeoに対してmorpheusが投げかけたセリフ「What is real?」にインスピレーションを受けて制作された。何が正しいか分かりづらい未知の世界の中で、自分が制作している音楽が本物であることを伝えたいとコメントしている。

自分的TOP10を人に紹介する気持ちで始めたけれど記憶の大掃除にもなってよかったかな。それでは良いお年を。

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一縷の希望