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Vol.6 パパママ子どもみーんな幸せ!魔法の褒め方

料理は見た目が大事!と言いますが、子ども料理の場合、まずは子どもの気持ちを一番大切にしなくてはなりません。小さな手で一生懸命に作った料理。決して料理の出来栄えで判断せずに、頑張って作ったその姿をたくさん褒めてあげて下さい。

料理教室のレシピに「子ども手打ちうどん」があります。力いっぱい生地をこねたら、次はビニール袋に入れて踏みます。最後に麺棒で伸ばし、スケッパーで(子どもなりに)細く切っていきます。この作業、全部が子どもたちのツボ。教室中に子どものキャッキャと喜ぶ声が響きます。特に、コシを出す為に、生地を踏む作業の時に、うどんの上で踊り出してしまう子もいるほど!

そうして苦労して出来上がったうどんは、基本的にふとーいうどん。それもそのはず、麺棒なんて存在は知っていたけど使ったことなんてありません。スケッパーときたらその日が初めましての道具です。当然、使いこなすことなんて無理なのです。
うどんは、太くても美味しく食べられるような工夫をしていますが、子どもからすると自分が思い描いていたいつものうどんと何だか様子が違うので、「アレっ!?」とちょっと不安そう。そんな時、すかさずお親御さんが「頑張って作ったうどん美味しいね!コシがある!」と褒めます。するとその瞬間に子どもの顔がパッと明るくなって、弾けんばかりの笑顔になります。
「一生懸命作る」という頑張り自体を褒めてもらうことで、「次もまたチャレンジしてみよう!」という前向きな気持ちが芽生えるのです。
目標に向かって挑戦する姿を大切にする、結果よりもプロセスを重視することで、子どもは何事も恐れることなく新しいことにチャレンジする勇気を得ることが出来るのではないでしょうか。


子どもは料理を通じて、「結果を怖がらずに挑戦する」という精神を培うことが出来ると信じています。

筆者:リトルシェフクッキング(株)代表 武田 昌美

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