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バラバは私たち

イエスキリストが十字架に磔になる前、総督ポンテオピラトのもとで、民衆の面前でイエス様は裁判を受けられました。

「「真理だと? 真理とは何だ。」ピラトは吐き捨てるように言うと、またユダヤ人たちのところへ行き、こう提案しました。「あの男は無罪だ。 ところで毎年、過越の祭りの時には、囚人を一人釈放してやることになっている。おまえたちさえよければ、あの『ユダヤ人の王』を釈放してやるが、どうだ。」 「違う! あいつじゃない! バラバだ!」彼らはまた大声でわめき立てました。このバラバという男は強盗だったのです。」

‭‭ヨハネの福音書‬ ‭18‬:‭38‬-‭40‬ ‭

「判決を言い渡しました。「おまえたちは、この男を、ローマ政府への反乱を指導したかどで訴えた。それでくわしく調べてみたが、そのような容疑事実はない。この男は無罪だ。 ヘロデも同じ結論に達し、私のもとに送り返してきた。この男は死刑にあたるようなことは何もしていない。 だから、むちで打ってから釈放しようと思う。」 しかし、人々はいっせいに叫び立てました。「そいつを殺せ! バラバを釈放しろ!」 バラバとは、エルサレムで政府転覆を図った罪と殺人罪とで投獄されていた男でした。 ピラトは、なんとかしてイエスを釈放しようと、なおも群衆を説得しましたが、 彼らは聞き入れません。「十字架だ! 十字架につけろ!」と叫び続けるばかりです。 ピラトは、三度も念を押しました。「どうしてだ。この男がどんな悪事を働いたというのか。死刑を宣告する理由など見つからん。だから、むち打ってから釈放してやるつもりだ。」 それでも騒ぎはおさまりません。ますます大声で、イエスを十字架につけろと要求する群衆の声に、ついにピラトも負けてしまいました。 しかたなく彼らの要求どおりに、イエスに死刑を宣告し、 反逆罪と殺人罪で投獄されていたバラバを釈放しました。一方、イエスのほうは、すぐに人々の手に渡し、彼らの好きなようにさせました。」

‭‭ルカの福音書‬ ‭23‬:‭14‬-‭25‬ ‭

何の罪もないイエス様が死刑になり、罪だらけのバラバが無罪放免となったのです。

この構図はイエス様と私たちと同じだと気づきましたか。

「いや、バラバのような極悪な罪を私は犯してないし…」と思ったあなた、違いますよ。

神様から見て罪に大小はありません。罪は罪です。綺麗な水に黒い汚れた水が一滴でも混ざった時点で、あなたは罪人なのです。

バラバのような人間が無罪放免になったなんて…と見下していた人もいるかもしれません。

この気づきをきっかけに、悔い改め、イエス様の十字架に感謝しましょう。

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