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【読んだよ】私の初恋相手がキスしてた

百合好きのみんなー!

初恋相手の女の子が悪い大人の女にたぶらかされているのをみて
脳が破壊される女子高生を見たいかーー!!!!

さわやかな青春の香りがしそうな表紙からは想像もつかない
女子高生×女子高生×社会人?のドロドロ三角関係ガールズラブ

……というわけで「私の初恋相手がキスしてた」の一巻を読了しました。
私は入間人間先生の作品は『やがて君になる 佐伯沙弥香について』シリーズ、『少女妄想中』『エンドブルー』といった作品を読んできました。(足立としまむらもいつか読みたいとは思っているのですがどうしても巻数が多くて……)
そのためこれらの作品を読んできた先生の印象として、しっとりとして落ち着いた感じの作風で書く人なんだな、くらいに思っていました。

しかしある日、たまたま寄った書店でこのタイトルと作者名を見たとき、
「なんだこれは!?すごい俗っぽいタイトルの入間先生の作品がある!!!」と驚き、思わず買ってしまいました。

読んでみた感じすごい……すごいじっとりとした不健全な愛を描いたGLものでしたね。
タイトルからして穏やかではないだろうなとは思っていたのですが、
まさか「お金をもらえて優しくしてくれてえっ…..なこともされたおっぱいでかい美人に完全に惚れこんでしまった女子高生」と「捨て犬のようなボロボロの女子高生を拾って自分のいいようにしてしまう、悪いおっぱいでかい美人の素性不明の女」と「そんなあまりに不健全な援交を止めようとするも全然止められなかった主人公」の三角形百合を見せつけられるとは。入間先生ってこういうのも書けるんですね……知らなかった……思わず私まで脳が破壊されてしまった……

主人公、星高空(表紙左の金髪の子)は水池海(表紙の右の子)とその母親に居候されることになり、そうこうしているうちに海ちゃんに一目ぼれしてしまうのですが。
海ちゃんがあまりにも悪い美人の女、陸中地生にゾッコンすぎて、星ちゃんの制止を振り切って地生さんに会いに行ってしまうし、見せつけられるように愛のキスを交わすところを目撃してしまうし。
はっきりいってここから星ちゃんが逆転するビジョンが見えません。星ちゃん、本当に主人公なのか……?

初恋相手のキスシーンを見てから、そこから星ちゃんがなんとか海ちゃんを振り向かせて、健全なお付き合いをして結ばれるというのが普通の展開だと思うのですが。
まさか1巻丸々使って地生さんが海ちゃんをたぶらかし、心も身体も愛で溶かし、海ちゃんが地生さんのことしか考えられないようにドロドロに堕ちていく姿を描き、
主人公に絶対的な差を見せつけるように愛の接吻を交わすところで1巻を締めてくるとは。
もう主人公の心は粉々に砕けていてヒロインの海ちゃんは既に地生さんのことしか視界にない状態だと思うのですが。
2巻以降がどのような展開になるのかとても楽しみですね。
続きを読んだらまた感想を書きたいと思います。

そういえば、最近は入間人間先生の作品はこちらの『人妻教師が教え子の女子高生にドはまりする話』も追っているのですが、
これも教師から生徒への性愛と庇護愛が両立していてドロドロしていてすごい……ものすごい作品です。
入間人間の作品に興味がわいた方はこちらも追ってみてはいかがでしょうか。今日ドロドロしか言ってない気がするというか入間先生ってこういう欲求に忠実な作品のほうがウキウキで書いていそう(偏見)

またこっちの感想も書いていきたいですね。
それでは。






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