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仙台鹿島観戦記


ガンバに快勝後、東京に引き分けて、少しチームの形が見えてきたので、これなら見に行ってもいいか、と思って前日に急遽チケット買って見てきた。試合はあれだったが、結構営業頑張ってるんだなと。

人数制限のおかげで意外と快適、スタグルオススメ

規約を確認しながら、検温でスタジアム入るの時間かかるかも...と思って1時間前にスタジアムに着。人数が少ないせいか(この日は観客約7000人)、検温も荷物チェックもスムーズ。

SS指定席だったが、感染対策で席の両側が空席だったため、食べ物や荷物を置くスペースがあり、結構快適。パラのマーボーチャーハン辛さ20倍とやきとり、お好み焼き、ビール、浦霞(コップ一杯分来た!!)、リンゴジュースを購入。最近はサッカー場にもビールガール?がいるのは新鮮な発見。ビールガールは3〜4試合前から導入されたとのこと。試合開始前とハーフタイムに登場していた。面白い試みだと思う。

マーボーチャーハンは辛かったが、辛さに強い人なら美味しく食べれる範囲内、と妻。妻は中本の北極を完食する猛者。甘党の私には無理なレベル。普段スタグルは買うのも食べるのも面倒くさいので、避けているのだけれど、客も少ないし席に余裕があるのでこの時期はスタグルお勧め。

いつもの仙台に少し戻ってしまった

試合開始。
ワントップに復帰したての赤崎、右に復帰した柳、匠に代わって兵藤。

個人的に赤崎はハイボールを収める強さはなく、連動して崩す2トップ向きの選手だと思ってるので、立ち位置を見た時に、今日は赤崎ダメかも…と思っていた。見事に予想は的中し、前半はいるのかいないのかわからない出来。後半早々に絶好調長沢と交代。

兵藤はサイドチェンジがいい。いるだけでパスワークが良くなる貴重な存在。また、山田がよかった。受け手が石原のせいで大きなチャンスに繋がることは少なかったが、守備で下がって低い位置からカウンターの起点となる素晴らしいロングパス。ある程度練習通りだったのだろう。

だけど、この試合はクエンカがいないってことが一番重要な意味を持った。少なくとも、現地観戦ではそう見えた。代わりの石原かしょぼすぎたのもあるかもだが。両ウイングが押し込まれて、ずっと攻められていた。

鹿島は土居聖真が本当に効いていた。ボールが出てくると攻撃の時間を作り、逆に仙台のチャンスになりそうなところは的確に潰す。鹿島の両サイドバックが高く、ワイドに開いており、そこから繰り出されるクロスから、エヴェラウドのヘディングが幾度となく炸裂。柳の裏を取られてのカウンターも早くて正確。失点の予感は絶えることがなかった。クバじゃなかったら前半で2-0、3-0ぐらいになってただろう。

後半は特に書くことなし。前半から決壊寸前だった仙台の守備が早々に崩壊、その後窒息したパスワークを分取られて続けてカウンターで失点。相手が引いてようやく仙台のターン。そしてちょびっと噛み付いて試合終了。

試合を終えて

完敗。格上でコンディション問題もあるので仕方ないといえばそうだが。ザーゴ監督のコメントを見ても、ほとんど鹿島の思うように進められた試合だった。一方木山監督はどこに問題があるかもよくわかっていなさそうなコメント。

鹿島アントラーズ:ザーゴ
前後半ともに、われわれが明らかにチャンスを多く作っていた。前半でゴールを決めるチャンスがあったが、決めきることができなかった。ハーフタイムで、冷静にプレーをし続けるという指示を出し、後半の早い時間帯に得点を取ることができた。そこから多くのチャンスが生まれ、追加点を取ることができたと思っている。選手たちがこれまでやってきたことを表現することができていた。非常に良かったと思う。自分たちの目標を達成するために、諦めずに戦っていきたい。     Q.エヴェラウド選手へのクロスが多かったが、もともとの狙いだった?     A.意図的にやっていたわけではない。どの試合でもエヴェラウドだけではなく、綺世と2人がいるとクロスボールは多くなる。ただ、流れの中で崩していく場面もあった。今日は普段以上にクロスの回数は多かったが、それは相手がクロスを上げることができる場面を多く作ってくれていたと感じている。
ベガルタ仙台:木山 隆之
たくさんのファン・サポーターの皆さんにスタジアムまで足を運んでいただいたが、残念ながら勝つことができなかった。チームとして難しい戦いになったとしても、しっかりと守ってゲームを作っていくという意思は見せることができたのではないかと思う。そのなかで、選手を代えていきながら勝利を目指そうと思ったが、失点の場面で自分たちの弱さが出てしまった。


木山監督は最近後半勝負って感じの布陣を作ることが多いのだが、そのために捨てている前半があまりにも危なすぎるここはJ1だぞ。ただでさえ実力差のある相手にこちらは中2日、相手は一週間とハンデがあることは間違いないが、殴られっぷりがまるでJ2のチーム。もう少し危険なカウンターをしないと相手はひるまず、余裕を持って攻撃してくる。あと選手の入れ替えをしないことで怪我のリスクを上げて、結果選手不足になっているのは少なからず監督の責任なのでそこんとこよろしく。

これまでの試合に比べたら良くなっていることは確か。これほどひどい負けでも良くなっていると感じるあたりが、これまでハマっていた沼の深さを改めて感じさせる。経過を考えると赤崎をそのまま長沢のポジションに持ってくるのはわかるが、機能しないのは予想できていたこと。椎橋はダブルボランチ向かない、佐々木匠はサイドハーフとして使うには厳しい、に続き、赤崎はワントップ無理ということを学習するのにあと何試合かかるんだろうか。もう少し木山さんに選手の個性を組み合わせた戦い方の引き出しがほしい。

あとサポの応援がないのは大きいな、と。いつもの大声援はベガルタの選手が乗って、相手チームが萎縮するのが分かっただけに、声が出せないのは寂しい。


カーサベガルタをみて

試合は早めに切り上げて、帰りがけに泉中央駅のカーサベガルタに寄る。数年前に来たときは欲しい物が殆どなかったが、意外とグッズ頑張っているし、センスもいいことが衝撃。ぐでたまのキーホルダー思わず買ってしまった。SNOOPYとコラボしたスマホケースなんかはサイズさえ合えば買いたい出来。あとはもう少し広報をだな…。まぁとにかくフロントはこういうところも頑張っているんだな、と実感。グッズの売上もクラブの取り分が上がっていくようなので、頑張ってほしい。

まとめ

コロナの感染対策の中、意外と楽しめたユアスタだった。人数制限あることがかえって落ち着いてみたり食べたり飲んだりできることに繋がるので、一度行ってみてほしい。

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