「生きている」のと「ただ死んでいないだけ」は全く異なる
人生の先輩であり親友であり、社会人になってからおそらく最もプライベートを共に過ごしたカズさんが死んだ。死因は心筋梗塞だった。カズさんが30歳になったばかりの出来事だった。
本来であれば「亡くなった」と書くべきかもしれない。ただ、カズさんの場合はあえて「死ぬ」という表現を使いたい。その理由は後述する。
カズさんとの出会いは、僕がまだ大学4年生の2012年8〜9月頃のことだった。当時僕をかわいがってくれていた社会人2年目の大学の先輩(Mさん)が紹介してくれたのが、Mさんの会社の