併読について

読書のスタイルには、めちゃくちゃざっくり分けると2つのタイプがあると思う。1冊の本を集中して読み、読み終わったら次の本にいくタイプと同時並行で複数の本を読み進めていくタイプ。前者を単読派、後者を併読派と仮に呼ぶとするならば、僕は併読派に属している。たまに単読派に傾く時期もあるけれど、基本的には常時数冊を併読している。

いま併読している本は8冊。紙の本を4冊、電子書籍を4冊読んでいる。タイトルは以下の通り。

紙の本
・小池昌代『黒雲の下で卵をあたためる』
・森山至貴『LGBTを読みとく』
・山本貴光『マルジナリアでつかまえて』
・読書猿『独学大全』

電子書籍
・プラトン『饗宴』
・『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養』
・『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養』人物編
・『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養』現代編

そのときの気分で読む本を変えたい僕のようなタイプにとって、併読は都合のいい読み方だ。単読派のひとからは、「内容がごちゃごちゃになったりはしないのか」と訊かれるけど、基本的に同じジャンルを同時に読まないのでごちゃごちゃにはならない気がする。

とはいえ、上に挙げたいま読んでいる本を見て、「いやいや1日1ページ〜のシリーズ被ってるじゃん」とツッコミが入りそうなので付け加えておくと、この手の本は辞典のようなものなので被ってもそんなに影響がない。

併読していて困ることは、複数の本を気分で読み分けるので一向に進まない本が出てくるということ。他の本は進むのに、この本だけ読み終わらないといったことが起こる。

まぁ、これはこれで自分の好みであったり、読みの力量みたいなものを測る尺度になっていいのかもしれない。進まなくなった本は思い切って途中でやめて、またそのうち読もうと思う日まで寝かせておく。その日がいつ来るのかは分からないけれど。


今日はなにから読もうかな。

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