『地球のこと』猫さん／No.37

大いなる門で過ごす猫さん達の15分はこの世界の２日に相当する…出口に近づくと野口さんは既に気を失いつつあり猫さんもさすがに疲れた…遊び飽きた黒装束は再びおとなしくリュックに憑依する…

キュッと出口から世界に放り出されるとそこは何もない凪だった…とても静かなのに下界では激しい砂嵐が起きていて甦るにはまだ早い埋葬された古代の人々のお墓が現代人達に見つかり次々と暴かれる…唐突に甦った古代人達は予定していた復活の時期よりずいぶん早く古代人への冒涜だと砂嵐を起こしたヤミーに抗議していた…