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昔を想い、今を知り、自分を知る

たまに昔を思い返すことがあります。

思い返して恥ずかしくなるような事もあれば、思い返して懐かしくなるような事もあります。

今日は昔を思い出して少し懐かしい気分になったので、そのことを少し書きます。

それだけだとつまらないので、懐かしむついでに、その時の自分が今の自分をどう形作ってきたのかを自分なりに考えようと思います。

高校生の頃のことです。

今26歳なのでもう10年くらい前のことです。未だにここの年数の感覚がバグっていて、数え直すたびに恐れ慄きます。

家からものすごく近い高校に進学しました。

なんの部活に入るかは全く決まっていなくて、強いて言えば、弓道とか面白いかなあ、と思っていたくらいでした。

なんの因果か、担任の先生が陸上部の顧問で、席が近くて序盤に友達になった奴が陸上部に入ると言っていて、まあ走るの苦手ではないし一緒に見学するかと思って見学したのは覚えているんですけど、どうやって入部したのかあんまり覚えていないです。

なんだかんだあって陸上部に入部して一年が経って、なぜか部長になりました。

同期が未経験者が多かったと言うのもあるんだろうけど、今振り返れば、部長できてラッキーだったなあと思っています。(経験として)

部長といっても、正直大したことはしません。練習メニューは顧問の先生が考えてくれていたし、部長がすることと言えば、「練習場所の連絡」と「最初と最後の挨拶」くらいだったと思う。あとは「雰囲気づくり」とか?

私はこの「最初と最後の挨拶」が結構好きでした。

練習・競技会の前後に全員が集まって部長から一言言う、みたいなアレです。

「今日は全力を尽くして頑張りましょう」みたいな事を言ったり、
たまに「もっと気を引き締めましょう」的なことを言ったりしてた気がします。

で、なんでこれが好きだったのか考えました。

もともと恥ずかしがり屋の人見知りみたいな感じだったので、人との会話には余り自信がありませんでした。なのに、部長としての挨拶は好きだった。

これ、一方的なコミュニケーションが好きだったって事なんじゃないかなって思ったんです。

相手がいる会話は、流動的にリアクションがあってキャッチボール形式ですけど、部長の挨拶は、言ってしまえば好きなことを言い切ってはい終わり!ができるので、気持ちよく自分の考えたことを喋ることができます。

なんか、普段全然喋んないのに自分の好きなジャンルの時だけ一方的に喋るオタクみたい……。

その証拠に、当時、メールと対面会話のキャラの乖離に悩んでいた事を書きながら思い出しました。メールという顔の見えない、送りっぱなしができるツールで、言いたいことをドバッと放出してしまう感じです。

そう考えたら、なんて自己中心的な奴だったんだ……。

いかに対面でのコミュニケーションが大切かは、その後痛いほど学んで今に至っていますが、今でも決して得意ではありません。

今こうして文章を書いているのも、高校生の時からの性分なのかなと考えると悪い気はしませんが、それよりもやっぱり、会話上手になりたいなあとつくづく思います。

書き忘れたけど、陸上部で遠征した時、ワイワイしながら前日の夜にめっちゃ甘いものをたくさん食べるの、すごく楽しかった記憶があります。なんかあるよね。どうでもいいことばっかり覚えてるやつ。

懐かしい。

それでは。

無理は言いませんし、そう簡単に得られるとも思っていませんが、サポートしていただけたらそのお金で買ったことのない飲み物を買います。