これから必要な管理職とは

課長が部長になると同時に、部下の誰かが係長以上の管理職になるが前提にあります。

同時に課から部に昇格するということは、「事業」として成立させるとともに「組織」と「人」を成立させること。

事業と組織が熟したとしても、人が熟していなければ課から部への昇格の切符は勝ち取れません。
そうなるためには、まず「人」の成長が必須です。そのために、私が次席となる社員に常に投げかけた言葉です。

目次

1.部下を守る

2.物事を肯定的に捉える

3.肯定的なビジョンを持っている

  


1.部下を守る

・部下の矢面に立つ

部下が外部から非難を受けたとき、その盾となること。
部下は自分が自ら引き受けた、別の自分(自分の課題を反映させた鏡)でもある。

・部下を否定しない

部下を否定する上司は、部下の問題を自分自身の課題になっていない(他人事、責任を持たない、そもそも上司として失格)ため、
部下が失敗を部下のせいにし、部下の成果は自分のものにする。
これではドラえもんのジャイアンと一緒だ。
部下を肯定する上司は「逆ジャイアン」。
部下の失敗は自分の失敗、部下の成果は部下の成果とすること。

誰からも否定されない部下に育てようと「自分自身の課題」として自分に課すこと。
「あいつは!」という前に「お前だよ!!」と自分に言い聞かせること。
それが「部下を否定しない」ということだ。

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