INFJワイの癖〜嫌いなのに近付く〜

自分にはいくつかの不思議な思考の癖があるのですが、その一つに「嫌いなのに相手に近付く」というものがあります。これが、もしかしたらMBTIで説明がつくのかも、と思って考えてみようかな~と思いました。以前マシュマロで、

・嫌いだなって思った瞬間、あえて近付く(話し掛けたり連絡取ってみたり)癖
・Niによるイメージ完成のためのFeによる情報収集

について詳しく知りたい、という方がいらっしゃったので、それのアンサーという意味も込めています。
ただ、具体的なソースや文献があるわけではありません。オルレアが独自に考えたことになりますので、あくまで参考程度にご覧頂けますと幸いです。では。


1.「嫌い」なのに近付く、とは?


「嫌いなのに、近付く」。という謎の行為。
自分は「この野郎もう限界だ!」って思った瞬間、「もう少し話を聞かせてほしい」とかなんとか言って、更に接近する。目の前に居るなら話しかけまくるし、目の前にいなかったらラインしまくる等、とにかくコンタクトを取ろうとする。

で、ある日ある時いきなり消えたりブチギレたりするから、相手からすると「さっきまでよく喋ってたのにいきなり何?」となる。まあいわゆる「ドアスラム」された気分にさせている。当然びっくりすると思う。さっきまでやたら饒舌だった奴が、いきなり関係を切ってくるんだから。でもこれ、毎回ワイ、やってるんだよな。

2.なんでこうなっちゃうんだろう


おそらく自分は、自分の中の「お前が嫌いだ」という主張を「どう考えても納得できる」ものにするべく動いているんだと思う。「自分だけでもいい、自分の気持ちはこうなんだ」ではダメで、「誰が見てもその判断は正しいね」と言われるようなものにしたいのである。より多くの味方をつけて「いやそれはお前が悪いじゃん」と言われないようにするため、そして何よりも「自分が納得するため」である。
だから、証拠をたくさん集めて、その判断の正当性をできる限り上げようとするのだ。そして関係修復が望めるのであれば、どうにかしたいと思ってもいる。それでもダメなら、縁を切る。つまりこの接近は「『ちゃんと』嫌いになり、それを『皆に認めてもらう』ための下準備」なのだ。

で、それをMBTIを通して考えてみると、
「Niによるイメージ完成のためのFeによる情報収集」と言えるのだと思う。
(Seも根拠や証拠集めに使うけど、今回の場合は会話に焦点を置くため省きます。)

3 .Niによるイメージ完成のためのFeによる情報収集について


我々INFJの民は、Ni-Fe-Ti-Seで物事を考える。Feで他者の意見を聞き、Seで五感により情報を集め、Tiで情報の良し悪しを検討し、Niで自分の中に集積させ、自分の世界を作っていく。
Niの一面として自分の中に情報を集積させる働きがあるが、集積させる膨大な情報は「個々が正しい」というだけではなく、「辻褄が合い」「誰が見ても納得できる」という高い正当性が要求されるのだ。

今回の例では、「相手に近付く」という点からFeを働かせていることが考えられる。Feを用いてできるだけ情報の正当性を上げ、それをNiで集積しておきたい。これがまさに、「Niによるイメージ完成のためのFeによる情報収集」なのである。

まとめ

嫌いなのに近づくのは、判断に用いられる情報の正当性を上げる行為であり、これがMBTIの理論を用いて表現すると「Niによるイメージ完成のためのFeによる情報収集」と言えるのであろう、ということが自分の中で結論付けられました。

「どうして自分は、嫌いだと思った際にあえて近づいてしまうのか」。これは長年自分の中で不思議に思われてきた思考の癖の一つでしたが、MBTIを通して考察することで、一つ気づきを得られた気がしています。感謝です。

追記:Ni-Feの働き


自分が人に親切にするのも、Ni-Feによるところが大きい気がしています。
例えば目の前で人が落とし物をした瞬間、「自分の世界が欠けた感じ」がしたんですね。
で、落とし物を拾ってあげて、お礼を言われた時、お礼そのものが嬉しいんじゃなくて、「自分の世界が元通りになった感じ」がしたんです。
Niで描いていた優しい理想の世界(今回の場合、落とし物で悲しむ人がいない世界)が、自分のFe(小さな親切)で実現した感じがした。
些細なことかもしれないけれど、自分の親切心の正体は「自分の理想の世界を作る第一歩」という言葉に集約される気がしました。
Niで自分の世界を完成させるために、Feを手段として使う。だからもしかしたら、「ただ純粋に親切にする」というマインドからは縁遠いのかもしれません。
こうして見ると嫌なやつかな? でもまあ、そう思うくらい、許してくださいよ(笑)。

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