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れんこんに恋して

今晩は。
日の照っている時間がだんだん短くなってきて、
なんとなく気分が沈みがちです。
それに、今年は雨の多い年でしたね。

でも冬。
冬には冬の楽しみがあるのも、忘れてはいけないのです。

そういえば、
夏に、我が家の食卓にのぼる、野菜の最たるものといえば、
トマトです。
食べはしますが、そこまで愛してはいないトマト。
夕飯に度々登場するので、出す私も食べる息子も、
うんざりしてしまうのですが、
子どもの頃におやつ代わりに食べていた夫は、
むしろ喜んで食べている様子です。

季節の食べ物を食べることは、体に良いのはわかるのですが。

夏の終わりとともにトマトは食卓から姿を消して、
売り出し中のアイドルのように、今私の心をときめかせて、
つかんで離さないのは、れんこん。

そう、れんこんに恋しているんです。

常備菜、とはよく言ったもので、
じゃがいも・玉ねぎ・にんじん、カレーのレギュラーメンバーは
色々なおかずに変身する万能の天才です。
これらはいつも切らさず置いていますが、さらに、
さつまいも・里芋・ごぼうを差し置いて
三段抜きでトップに踊り出たのは、
そう、れんこん。

筑前煮、きんぴら、蒸し物に、
(レパートリーが少ないのが残念です)
すりおろしたれんこんが、こっそりお味噌汁にも隠れている。
トマトに変わって現れた、夕食のれんこんに、
最近クールな小学生息子の顔にかげりの出ること…。

れんこんのどこが好きなのよ?
待ってました!その質問。
りんごみたいにしゃりしゃりしているところ。
穴ボコがあいているところ。
先(未来)が見えるでしょ。

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