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オリックスのチームドクターを目指す医学部2年生が春休みに取り組みたい4つのこと
こんにちは。⚾
オリ好き医学生です。
前回はスポーツドクターに必要な素質について考察をしてきました。
今回はこれを踏まえて、私が春休みに取り組みたい4つのことを紹介していきたいと思います。
※追記 この記事はPCで制作したもので、スマホで閲覧をするとかなりずれて見えるそうです。スマホで閲覧する方は見づらくて申し訳ありません。
◆その1 体力作り(ランニング+ジム通い)
1つ目は体力作りです。
前回紹介したとおり、スポーツドクターの仕事量は半端ないです。
めちゃめちゃ体力必要です。
ですが私はただでさえ体力がなく、医学部の野球部も現在コロナの影響で活動休止中(n回目)なので運動をほとんどしていない状態です。 基本僕は野球以外の運動をしない人間なので、野球が出来ないとなると本当に何もやる気が起きてこないです。(笑) 同じ境遇にいる野球部の友だちも運動を出来ていないことを悩んでいて、結局みんなで毎日ランニングをしようということに今はなっています。
ただこのランニングをするというのは良い選択だと思います。 1年生の医学入門セミナーの時だったと思いますが、持久力(体力)をつけると高出力の運動をしても疲労が蓄積しにくいというデータを知りました。 標準的な持久力の人は50%程度の出力の運動をするだけで、すぐに疲労が蓄積され始めますが、トップのマラソンランナーなど持久力に特化した人は80~90%程の高出力の運動をしても疲労が蓄積されず、ほとんどフルの出力を出して初めて疲労が蓄積され始めるらしいです。 マラソンランナー、恐るべきですね(゚Д゚)
野球選手でも例えば楽天の涌井選手は、毎試合のように130球くらい投げても大丈夫という強靱なスタミナを持っていますが、ランニング量はプロの中でも群を抜いて多いらしいです。
体力(持久力)をつけるために、継続的なランニングはうってつけです。 また物事を習慣化させるには週4日以上のペースで2ヶ月間それを継続させることだと言われています。 なので最初の2ヶ月間は毎日意識的に頑張りたいです。
そして効果的な持久力トレーニングの目安は心拍数を毎分120~150回に保って、20~30分トレーニングすることだと言われています。 心拍数を測定するのは何か器具を買う必要がありそうですが、大学内のジムにはエアロバイクが沢山あって、それを使えば心拍数と時間をリアルタイムで測りながら漕ぐことができるので、ジムでトレーニングをするのも1つの選択肢かなと思っています。
◆その2 コネクションを作る
前に紹介したように、スポーツドクターになるためには3つの資格が必要になります。 それが、 ①日本スポーツ協会公認スポーツドクター
②日本整形外科学会認定スポーツ医
③日本医師会認定健康スポーツ医 の3つです。
そのうち、①日本スポーツ協会公認スポーツドクターという資格を取得するために必要なのが、各都道府県のスポーツ協会、またはその加盟団体からの推薦です。 推薦は1団体(協会)から1~2名と制限されているらしく、場合によっては順番待ちになることもあるそうです。 また推薦を得るためには、運営しているスポーツイベントにスタッフとして参加するなどして、その団体(協会)の活動に貢献する必要があります。
よってそういう団体(協会)とのコネクションは早めに作り、推薦をもらえるまでの関係性を築いていきたいものです。 直接連絡を入れるのも1つの手だと思いますが、私の大学にもスポーツドクターとして活動している先生が多くいるので、その先生方に相談して紹介してもらおうと考えています。
先日聞いた話では、「スポーツドクターになるにもコネクションは必要だけど、スポーツドクターになった後に、実際に仕事を得る方が難しいから、そこでよりコネクションが重要だ」ということを知りました。 なのでコネクションを積極的に作っていって、自分の道を自分で切り開いていけるよう今から取り組んでいきたいです。
◆その3 授業の復習
3番目は特に変わったことではないですが、大学の授業の復習です。 私の大学は私の代からカリキュラムに変更があり、前の代よりも進度が速く、この2年生の段階で基礎医学の範囲はほぼ履修が終わりました。 3年生以降では基礎医学で固めた知識を生かして応用医学の勉強をすることになるので、区切りが良い今、基礎医学の範囲を復習して土台をきっちり固めたいと思っています。 特に神経生理学や神経解剖学の分野は難しくてテストでも合格点ギリギリで通っただけで理解し切れていないので、重点的に復習をしようと思います。
神経の話で言うと、野球界では中日の大島選手が自主トレで神経伝達機能の向上トレーニングをしていることがニュースになっていました。 目を閉じた状態で左右のブレを感じ取るなど、視覚以外の感覚機能のトレーニングを行っているとのことです。 大島選手はこのトレーニングを行う意義について、
「当たり前ですけれど、目から入ってくる情報は多いです。そこに頼りすぎていると、ほかの部分の機能が落ちると思います。年齢に関係なく動けるように、自分の体を見つめ直しています」
と語っています。 確かに色々な感覚器からの情報が神経を通じて脳に送られることで、より瞬時に対応ができたり、情報を統合してより正確な位置情報理解ができるためにミート力の向上にもつながると思います。 さすが2000本安打も射程に入れる巧打者は常に探求者というわけですね。
大島選手に限らずプロ野球選手のトレーニングは近年、医学の観点から見て、合理的かつ最先端のトレーニングにシフトしているように感じます。 私がスポーツドクターになるころには、選手から質問される内容も、より高度なものになっているだろうなと思います。 医学に特化して学んだ立場から正しく詳細な知識を提供できるように、ちゃんと勉強をしておきたいです。
またこの2年間で基礎医学をほとんど履修し終えたことから、医師国家試験の問題も一定以上解けるようになっていると思います。 国家試験の問題は主に基礎医学の知識を応用したものですし、また記号問題なので、どの問題もある程度選択肢を絞っていくことはできそうです。 なので国家試験の問題にも時間があれば取り組んでいきたいと思います。
◆その4 将棋・クラロワ
これは完全に趣味でしかないのですが、将棋とクラロワ(クラッシュ・ロワイヤル)というゲームは、非常に先を読む力が鍛えられるゲームです。
これも前の記事に書いたものですが、スポーツドクターとして必要な素養の1つに、想定力というものを挙げました。 世の中にケガや病気の種類は5万とあります。 目の前の患者さんがどのケガや病気であるかを特定するのは非常に難しいことです。 だからこそ、例えば野球をしている時にはどのようなケガが起きそうか?何がケガのリスクになりそうか?、ということを予め想定しておくことが、正確で迅速な対応を取るために重要であると考えています。
将棋の話でいうと、藤井聡太さんが最年少5冠を達成したことが最近話題になっていましたが、藤井さんといえば先読みの能力がずば抜けているということが有名ですよね。(詰め将棋選手権5連覇だとか、、、) よく20~30手の詰みをただ1人見つけて勝ちきっている印象があります。 序中盤を見ても、相手が事前に藤井さんを対策してきて、高度な罠をかけてくることをよく見るのですが、ここでも先読みの能力で見切って、全て回避しています。 このように、将棋は先を読む力がとても重要です。
そしてもう一つがクラロワ(クラッシュ・ロワイヤル)というゲームですが、これはリアル対戦型で、徐々に貯まるエリクサー(エネルギー)を利用してユニット(部隊や建物)を配置し、敵のタワーを攻撃して落とすゲームです。 このゲームもユニットごとに相性があったり、エリクサーが徐々にしか貯まらないことから、相手の手札を把握してユニットを配置したり、相手のエリクサーがないタイミングを狙って攻めたりするなど、非常に先を読む力が重要になってきます。
またこのゲームは1試合が3分(+サドンデス2分)ととてもテンポが速いので、瞬時の判断力や対応力もかなり鍛えられるゲームになっています。 将棋もクラロワも、完全に私の趣味ですし、現状どちらも上手いレベルではありませんが、楽しみながら上に書いた能力を身につけていけたら良いと思います。
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◆まとめ
私がこの春休みに取り組みたいこと4つについて、ざっとまとめていきましたが、いかがだったでしょうか。 まだまだ自分に足りないものや、やらなければいけないことを十分に把握出来ているわけではないですが、計画を立てて、修正しながら自分の目標に近づけていければいいと思います。 この記事についても有識者の方に見てもらって批評を受けることができれば幸いなので、noteの投稿も継続的に行っていきたいと思います。
☆P.S. オリックス情報 オリックスのキャンプは第4クールの中盤。今日は紅白戦が行われました。映像を見れてはいませんが、投手陣はやや不安が残る出来だったようですね。着々と開幕戦が近づいていますが、日々の反省を生かして開幕に合わせてきて欲しいです。期待しています(^o^)
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