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知らなかったら体に毒を入れ続けていたかもね

美味しいコーヒーを売りにしている、よくある感じの喫茶店に訪れた。

店内には、20種類ほどのコーヒー豆が並んでいたから、「実際飲んだコーヒーの購入ができるのかぁ。お客さんを誘惑するいい仕組みだなぁ。」ぐらいに思っていた。

でも、その誘惑にまんまと騙された私は、何か豆を購入したいなと思って、お店を出る前に商品を見ることに。

どれを買おうか迷って、「どこの豆を使っているのですか?」と尋ねると、答えが倍で返ってきた。

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うちの店はね、標高や水捌け、湿度の条件が整っている「コーヒーベルト」と呼ばれる地域の、新鮮で特別な豆しか使っていないんですよ。

缶コーヒーは、何年も経った豆を使っていたり、添加物が含まれたりしているから、正直体にいいとは言えません。後味がなんとなく油ぽく感じるのは、そのせいなんです。

あとね、古い豆を使ったコーヒーを飲むと早く老けちゃうんですよ〜(笑)。コーヒー豆は時間が経つと酸化して油がでてくるので、魚やお肉にたとえると、腐っているのと同じ。逆に新鮮なコーヒー豆は、気分がリフレッシュして若返るし、シミシワにも効くんです。

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なんて話を10分くらいされて、こっちまで楽しくなったから、かかってきた電話を2回無視しちゃった(笑)。

これだけ貴重な豆を仕入れているのは、マスターのこだわり。コーヒーマイスターの資格を取っているのに、「もともとコーヒーが嫌いだったんです」って。だから、初めて新鮮な豆を使ったコーヒーを飲んだ瞬間「これは本当にコーヒーなんですか?」ってこぼしたらしい(笑)。その"本物の"コーヒーを、もっといろんな人に飲んでほしいんだって言ってた。

この話を聞いたら、もうインスタントとか缶のコーヒーとか飲めなくなっちゃう。飲むのかもしれないけど、極力控えようって思えた。このことを知らなかったら、体内に毒を入れ続けることになったかもしれない。

実はね、私は学生ながらに取材ライターとして、お店の人にインタビューすることがあるけど、プライベートではチキって話さないことがほとんど。まだ慣れてなくて脳みそ使って疲れちゃうから、1人でぼーっと過ごしたい。

でも、一見普通そうな喫茶店でも奥深いなにかや面白い発見があるかもしれない。世の中には知らないことが山ほどあって、知れば知るほど楽しくなることに気づいた。楽しくなるだけじゃなくて、得することにも。

今度からあえてカウンターに座ってみようかな、なんて。

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