MacBook向けモバイルバッテリーおすすめ10選│Air/Proにぴったりなのはこれ!
高効率なAppleシリコンの登場で、MacBookのバッテリー駆動時間は大幅に向上。
また電力消費に対するパフォーマンスも向上し、MacBookはこれまで以上に時間や場所に縛られずに活躍してくれるマシンへと進化しました。
2020年に発売されたIntelチップ搭載のMacBook Airのバッテリー駆動時間は最大12時間。それに対しM1 MacBook Airは最大18時間ですからね。この差は大きいです。
そんなMacBookの相棒としてモバイルバッテリーを用意すれば、MacBookの長所をさらに活かせます。まさに鬼に金棒、使い方にもよりますがコンセントがなくても2、3日は使い続けられます。
ということで、今回はMacBook向けにおすすめのモバイルバッテリーをご紹介します。
MacBook AirやMacBook Proにぴったりなモバイルバッテリーをピックアップしていますので、お探しの方はぜひ参考にしていただければと思います!
10000mAhクラス
まずは10000mAhクラスのモバイルバッテリーからご紹介していきます。
10000mAhでMacBook Airのバッテリー残量を約52%充電可能。
※ M2 MacBook Air 13インチとCIO SMARTCOBY Pro SLIM 35Wで検証
少ないよう思えますが、MacBook Airなら十分にバッテリー駆動時間を延ばせます。
MacBook Airをお使いで携帯性を重視したい方は、10000mAhクラスのモバイルバッテリーがおすすめです。
CIO SMARTCOBY Pro SLIM 35W
バッテリー容量:10000 mAh
搭載ポート:USB-C x 2、USB-A x 1
USB-C出力:最大35W
USB-C入力:最大35W
サイズ:約97.6 x 69 x 16.2 mm
重量:約180 g
おすすめモデル:MacBook Air
まずご紹介したいのはCIO SMARTCOBY Pro SLIM 35Wです。
バッテリー容量は10000mAhと多くはないものの、気軽に持ち運べるコンパクトさが魅力のモバイルバッテリーです。
サイズは約97.6 x 69 x 16.2 mm。厚さ約16mmとスリムなこともあって、タイトめのスリーブケースのポケットにも収まってくれます。
このサイズ感ならモバイルバッテリーを持っていこうか迷う場面でも気軽に持ち出せますね。
USB-Cポートは最大35Wに対応。MacBook Airを充電するのに十分な充電性能があります。
また入力も最大35Wに対応するので、約90分と高速に本体を充電可能です。
CIO SMARTCOBY Pro CABLE(USB-C)
バッテリー容量:10000 mAh
搭載ポート:USB-C x 2
USB-C出力:最大35W
USB-C入力:最大35W
サイズ:約83 x 66 x 26.3 mm
重量:約198 g
おすすめモデル:MacBook Air
MacBookを充電する際にはUSB-CケーブルあるいはMagSafe 3ケーブルが必要です。モバイルバッテリーがあってもケーブルがないと充電できません。
でもCIO SMARTCOBY Pro CABLE(USB-C)なら大丈夫。
USB-Cケーブルが内蔵されており、これひとつでMacBookを充電できます。別途ケーブルを持ち運ばなくても済むのでラクですね。
USB-Cケーブルは脱着可能です。
断線してしまったときなどにUSB-Cケーブルだけ交換できるのは便利。その際はAmazonで別売の「専用のUSB-Cケーブル」を購入できます。
Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)
バッテリー容量:10000 mAh
搭載ポート:USB-C x 2、USB-A x 1
USB-C出力:最大65W(バッテリー使用時は最大30W)
USB-C入力:最大18W
サイズ:約111 x 63 x 31 mm
重量:約320 g
おすすめモデル:MacBook Air
Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)は、モバイルバッテリーとしても充電器としても使える2-in-1アイテムです。
モバイルバッテリーとしては10000mAhを搭載、最大30WでMacBookを充電できます。
コンセントに挿せば、最大65Wの充電器としてMacBookを高速に充電できます。
MacBook Airならフルスピードで充電できますし、MacBook Pro 14インチも快適な速度で充電できるパワーです。
接続されているデバイスの充電が終われば、本体の充電が開始される仕組み。普段から充電器として使っていれば、持ち出すときにはバッテリー満タンです。
デメリットとしてはサイズと重量ですね。モバイルバッテリーとしてのみ、あるいは充電器としてのみ使用したい場合はデカ重なサイズ感が気になるかもしれません。
ただモバイルバッテリーとしても充電器としても活用したい方にとっては省スペース化に一役買ってくれるでしょう。
Anker Prime Power Bank (12000mAh, 130W)
バッテリー容量:12000 mAh
搭載ポート:USB-C x 2
USB-C出力:最大65W(合計最大130W)
USB-C入力:最大65W
サイズ:約135 x 55 x 33 mm
重量:約360 g
おすすめモデル:MacBook Air、MacBook Pro 14
Anker Prime Power Bank (12000mAh, 130W)は、65W + 65Wの合計最大130Wに対応する超パワフルなモバイルバッテリー。
MacBookを2台同時に充電できるほどの充電性能です。
充電中はディスプレイにリアルタイムな充電ワット数が表示されます。きちんと急速充電できているかが一目瞭然。
ディスプレイにはバッテリー残量、充電可能な残り時間も表示されます。
入力は最大65Wに対応、12000mAhバッテリーをフル充電するのにかかる時間はたったの約45分と超高速。
起きてバッテリー残量がないことに気付いても、支度している間にフル充電できちゃいます。
ただ、サイズ・重量とも大きく携帯性を重視したい方には向かないのでご注意ください。
それでも10000mAhクラスでこれほどの充電性能があり、高機能なディスプレイを搭載するモバイルバッテリーはこれ以外に見たことがありません。
それらに魅力を感じるかどうか、というところがポイントになりそうです。
20000mAhクラス
20000mAhあればMacBook Airを約1回フル充電できます。
バッテリー容量とサイズ、重量をトータルに考えると、MacBookにとっては20000mAhクラスのモバイルバッテリーちょうどいいラインです。
MOTTERU 20000mAhモバイルバッテリー
バッテリー容量:20000 mAh
搭載ポート:USB-C x 1、USB-A x 1
USB-C出力:最大60W
USB-C入力:最大30W
サイズ:約150 x 58 x 20 mm
重量:約350 g
おすすめモデル:MacBook Air、MacBook Pro 14
20000mAhクラスでまずご紹介したいのはMOTTERU(モッテル)のモバイルバッテリーです。
最大60WのUSB-Cポートを搭載し、MacBook Air・MacBook Pro 14インチを高速に充電できます。
そして注目したいのはコンパクトなサイズ。
これでコンパクトなの?と疑問に思う方もいるかも入れませんが、20000mAhクラスのモバイルバッテリーではかなりコンパクトなほう。
スリムなのでカバンへの収まりもよく、MacBookと一緒に持ち運ぶのに最適なモバイルバッテリーです。
UGREEN 100W 20000mAhモバイルバッテリー
バッテリー容量:20000 mAh
搭載ポート:USB-C x 2、USB-A x 1
USB-C出力:最大100W
USB-C入力:最大65W
サイズ:約139 x 80 x 26 mm
重量:約420 g
おすすめモデル:MacBook Air、MacBook Pro 14/16
こちらのUGREENのモバイルバッテリーは、なんと最大100Wの充電に対応します。
MacBook Pro 16インチを含めすべてのMacBookを高速に充電できるパワー。限られた時間にサクッと高速に充電できます。
サイズは約139 x 80 x 26 mmと上でご紹介したMOTTERUと比べると大きくなります。
20000mAhクラスでコンパクトさを求めるならMOTTERU、パワーを求めるならUGREENをチェックしてみてください。
Anker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)
バッテリー容量:20000 mAh
搭載ポート:USB-C x 2、USB-A x 1
USB-C出力:最大100W(合計最大200W)
USB-C入力:最大100W
サイズ:約127 x 55 x 50 mm
重量:約540 g
おすすめモデル:MacBook Air、MacBook Pro 14/16
Anker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)は、最大100WのUSB-Cポートを2つ搭載、合計最大200Wに対応する超パワフルなモバイルバッテリーです。
MacBookを2台同時に充電する場面は少ないかと思いますが、これができちゃうモバイルバッテリーはなかなかありません。
出力に加え入力も最大100Wに対応し、約75分で本体をフル充電できます。20000mAhを約75分は超高速です。
ここまでのスペックを必要とする方は限られるかもしれません。
必要ない方にとってはただのデカ重いモバイルバッテリーなのですが、スペックを活かせる方にとっては最高のモバイルバッテリーとなるはずです。
25000mAhクラス
250000mAhクラスのモバイルバッテリーとなると、サイズはかなり大きくなりますし、重量も500 g前後となり気軽に持ち出せないサイズ感となってきます。
ただMacBookを充電する上では、バッテリー容量は大きいに越したことはありません。
車移動が多い方やスーツケースに収納して移動が多い方などサイズ・重量を許容できる場合は、25000mAhクラスの超大容量モバイルバッテリーをチェックしてみてください。
Anker 537 Power Bank (PowerCore 24000, 65W)
バッテリー容量:24000 mAh
搭載ポート:USB-C x 2、USB-A x 1
USB-C出力:最大65W
USB-C入力:最大30W
サイズ:約160 x 85 x 27 mm
重量:約500 g
おすすめモデル:MacBook Air、MacBook Pro 14
Anker 537 Power Bank (PowerCore 24000, 65W)は、24000mAhバッテリーを搭載する超大容量モバイルバッテリー。
バッテリー容量だけでなく充電性能もパワフルな仕様。USB-Cポートは最大65Wに対応し、MacBook AirやMacBook Pro 14インチを高速に充電できます。
2つのUSB-Cポートを同時に使用したときは45W + 20Wに振り分けられます。MacBook Airならスマホとの同時充電が可能です。
さすがにこれほどのバッテリー容量となるとかなり大きくなりますね。重量は500 gと500mlのペットボトル約1本分の重さです。
個人的な感覚で言えば、背負えるバックパックならギリギリ我慢して持ち運べるかな、という感じ。少なくとも手持ちのバッグに入れて持ち運ぶのはきキツイですね。
それでも24000mAhもの超大容量バッテリーは頼りになります。バッテリー容量を重視したい方はチェックです。
UGREEN 145W 25000mAhモバイルバッテリー
バッテリー容量:25000 mAh
搭載ポート:USB-C x 2、USB-A x 1
USB-C出力:最大140W(合計最大145W)
USB-C入力:最大65W
サイズ:約158 x 81 x 27 mm
重量:約505 g
おすすめモデル:MacBook Air、MacBook Pro 14/16
こちらは最大140WのUSB-Cポートを搭載しMacBook Pro 16インチを140Wで充電できるモバイルバッテリーです。
IN/OUT1のポートが最大140W、OUT2のポートは最大65Wです。USB-Cポートを2つ同時に使用したときは100W + 45Wの合計最大145Wとなります。
USBチェッカーで確認してみると、確かに100Wを大きく越えるワット数で充電できていました。
なお、M3 Pro/M3 Max MacBook Pro 16インチは、MagSafe 3ポートのほかにUSB-Cポートでも140W充電が可能です。
いわずもがな巨大で重量級。それでもこれほどのバッテリー容量と高い充電性能は、特にMacBook Pro 16インチユーザーにとっては頼りになります。
Anker Prime Power Bank (27650mAh, 250W)
バッテリー容量:27650 mAh
搭載ポート:USB-C x 2、USB-A x 1
USB-C出力:最大140W(合計最大250W)
USB-C入力:最大170W(2ポート使用時)
サイズ:約162 x 57 x 50 mm
重量:約665 g
おすすめモデル:MacBook Air、MacBook Pro 14/16
最後にご紹介するAnker Prime Power Bank (27650mAh, 250W)は、まさにモンスター級のスペックを持つ超高性能モバイルバッテリーです。
USB-Cポートは最大140Wの充電が可能。MacBook Pro 16インチを含めすべてのMacBookをフルスピードで充電できます。
2ポート使用時は140W + 100Wの合計240W、3ポート同時使用時は140W + 92W + 18Wの合計250Wで充電可能とトップクラスの充電性能をもちます。
そして出力だけでなく入力もモンスター級。
2つのUSB-Cポートを利用することにより、なんと最大170Wでモバイルバッテリー本体を充電できます。単ポートでは最大140Wの入力です。
フル充電にかかる時間はなんと約37分。27560mAhバッテリーを37分ですから驚異的な充電速度です。
またスマホのAnkerアプリからバッテリー残量を確認したり、モバイルバッテリーから音を鳴らして探す機能なんてのもあります。
はっきり言って大多数の方にとってはここまでの性能は必要ありません。しかし、他にはないスペックは魅力的。ロマンが詰まったモバイルバッテリーと言えるでしょう。
選び方とポイント
モバイルバッテリーを選ぶにあたって、押さえておきたいいくつかのポイントがあるのでご紹介しておきます。
最適なバッテリー容量
MacBookを充電することを前提とするなら、20000mAh以上のバッテリー容量を搭載するモバイルバッテリーが安心です。
20000mAhでMacBook Airを約1回フル充電可能。MacBook Proをフル充電するには足りませんが、20000mAhを越えてくるとサイズ・重量もかなり大きくなり持ち運びにくくなってきます。
MacBookにとっては20000mAhクラスがちょうどいいラインです。
ただ、MacBook Airをお使いで携帯性を重視したい方なら10000mAhクラスでもありだと考えています。
上でもご紹介したCIO SMARTCOBY Pro SLIM 35WでM2 MacBook Air 13インチを充電してみると、バッテリー残量が19%から65%にアップ。10000mAhで52%充電できた、という計算になりますね。
MacBook Airをお使いの方であればご存知かと思いますが、52%あれば、使い方によっては1日以上、少なくとも半日以上はもってくれます。
これが10000mAhクラスでもありだと考える理由です。
基本は20000mAh以上としながら、携帯性を重視したい方は10000mAhクラスのモバイルバッテリーを合わせてチェックしてみましょう。
最適なワット数
大きいバッテリーを内蔵するMacBookを充電する場合、ある程度の充電性能を備えるモバイルバッテリーが必要です。
充電性能が低いものを選んでしまうと、充電速度が遅いばかりか充電できないこともあります。
充電性能は「ワット(W)数」を見れば分かります。MacBookの充電に最適なワット数をモデル別にまとめました。
MacBook Air:30W以上(高速充電は65W以上)
MacBook Pro 14インチ:65W以上(高速充電は100W以上)
MacBook Pro 16インチ:100W以上(高速充電は140W以上)
たとえばMacBook Airの場合、30W以上USB-Cポートを搭載するモバイルバッテリーなら十分な速度で充電できます。
65W以上ならさらに高速に充電できますが、充電性能が高いモバイルバッテリーだとサイズ・重量・価格も上がっていきます。これらのバランスを見て選ぶことになりますね。
入力のワット数も大事
入力のワット数が高ければ高いほど、モバイルバッテリー本体を高速に充電できます。これも大事なポイントなので覚えておいてください。
特に20000mAhを越える大容量モバイルバッテリーの場合、本体の充電にそれなりに時間がかかります。フル充電するに5、6時間以上かかるものも珍しくありません。
上でもご紹介したAnker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)の入力は最大100Wに対応。100W以上のUSB-C充電器を使えば、たった約75分でフル充電できます。
いざ持ち出すときにモバイルバッテリーのバッテリー残量がない、なんてことはよくあります。そんな場合でも、高速に充電できれば便利ですよね。
モバイルバッテリーを選ぶときは、出力だけでなく入力のワット数にも注目しましょう。
信頼性
身近にありすぎて忘れがちですが、スマホやMacBook、モバイルバッテリーに使われている「リチウムイオンバッテリー」は、本来は危険なもの。
粗悪な製品を選んでしまうと発火や爆発など事故にいたる可能性すらあります。
モバイルバッテリーの外観を見ただけで安全かどうかを判断するのは困難ですよね。そこで大事なのが、「メーカーの信頼性」です。
国内で販売されているモバイルバッテリーは「PSEマーク」の表示が義務づけられていますが、「PSEマークがある = 安全」というわけではありません。
PSEマークは輸入業者やメーカーによる自主検査によっても表示できます。自主検査でも表示可能、ということは、結局はメーカーの信頼性が大事という話になります。
モバイルバッテリーを選ぶときは、できるだけ多くのユーザーから支持されているメーカー、製品を選んでください。
個人的には、無名メーカーの安価なモバイルバッテリーは怖くて選べません。万が一にも何かあっては困りますからね。
充電ケーブルについて
MacBookはMagSafe 3ポートだけでなくUSB-Cポートからの給電にも対応しています。
USB-Cポートで充電する際にはUSB-C to Cケーブルを使用することになりますが、ケーブルによって充電性能が異なることに注意です。
せっかく100W充電が可能なモバイルバッテリーを購入しても、USB-Cケーブルの充電性能が低いと100W充電できません。
両端がUSB-CのUSB-C to Cケーブルなら、基本的には60Wまでの充電に対応するはずです。60Wを越える充電を行う場合、100W以上に対応するUSB-Cケーブルが必要です。
なお、MacBook付属の付属のMagSafe 3ケーブルは充電性能が高いので気にする必要はありません。
まとめ
今回はMacBookにおすすめのモバイルバッテリーをご紹介させていただきました。
最後にまとめとして、10000mAhクラス・20000mAhクラス・250000mAhクラスからひとつずつ特におすすめのモバイルバッテリーをピックアップしょう。
もちろん使い方によって最適なモバイルバッテリーは変わってきますが、迷ったならこの3つのいずれかから選べば間違いありません。
特にUGEENの2製品は充電性能も高く、MacBook Pro 16インチを含め高速に充電可能です。コスパもよくイチオシです。
また別記事でMacBookにおすすめの充電器についてもご紹介していますので、興味のある方はぜひこちらも参考にしてみてください!
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