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東京六大学野球ドラフト候補④慶應義塾福井章吾選手

東京六大学野球連盟に所属しているドラフト候補について紹介して行きます!
4回目は慶應義塾大学福井章吾選手です!

①実績

大阪桐蔭時代は主将を務め17年選抜優勝を成し遂げました。主将力という言葉を用いて抜群のキャプテンシーでチームをまとめあげていた姿が印象に残っている人も多いのではないでしょうか?
慶應義塾大学後2年間は郡司選手(現中日)の壁が厚く、捕手としてリーグ戦に出場する機会は多くはありませんでした。代打やファーストを主に出場していました。郡司選手卒業した2020年ついに捕手のレギュラーを掴むと春秋でベスト9に選出される活躍を見せました。

②特徴

コミュニケーション能力に長けていて、チームと投手を引っ張るキャプテンシー、強いライナーで野手の間を抜く打撃が持ち味です。
昨年のリーグ戦でも試合中のピッチャーへの声掛け、キャッチャーボックスからのベンチを鼓舞する姿、野手への指示、いつ見てもチームを引っ張る姿が印象に残りました。小回りの利く、最近流行りの動けるキャッチャーで、バント処理やキャッチャーフライにも素早く対応できます。一方、ブロッキングに課題が見られます。昨年も低めのボールの対応に苦労し、後ろに逸らすシーンが見られました。昨年秋の早慶戦で早稲田がバントを多用していました。この理由にも福井選手のブロッキングの甘さからとにかく塁を進めて、キャッチャーを中心にバッテリーにプレッシャーをかけるためだったと小宮山監督が話していました。
打撃は対応力が高く、多少崩されても、野手の間に落としたり、強くて低いライナーを放つことできます。昨年秋は安打10本のうち長打が二塁打1本と4番の正木選手の後ろを務める打者としてはやや迫力不足に感じます。

③2021年の注目ポイント

私が福井選手について注目する点は3点です。
1)ブロッキング能力の向上
2)長打力の向上
3)チームとしての結果
1)についてですが、昨年露呈した壁性能の脆弱性の払拭です。プロに行くと投手のレベルも上がり、単純な数も増えます。大学レベルでは完璧にブロッキングして不安を払拭させたいものです。今の慶應義塾の投手陣は個々に能力の高い選手が多く、大学屈指のレベルだと言えます。ピッチャーがリーグ戦で安心して低めの変化球を投げているか、後ろに逸らすシーンが無いか、これらのことに注目したいと思います。
2)についてですが、長打力をアピールして打者としての評価を更に上げてほしいのです。昨年は長打が少なかったですが、一昨年は春秋て1本ずつホームランを放つなど、単打ばかりの打者という訳ではありません。特別足が速いわけではありませんから、長打力のアピールというのも必要になってくるでしょう。元々、対応力はありうまいバッティングができる打者ですから長打力がついてこれば更にアピールできるでしょう。
3)についてですが、捕手として一番評価されるのは、やはり勝利でしょう。慶應義塾は近年常に優勝争いに絡んでいます。昨年は春、秋ともに2位と優勝を後一歩のところで逃しています。リーグ戦終盤の優勝のかかった大一番負けてしまった昨年の反省を生かして今年こそはチームを優勝に導いてほしいものです。そうすることで自然とプロのスカウトの評価が上がると思ってます。

画像引用:https://www.keio.ac.jp/ja/news/2020/8/18/27-74193/index.html

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