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おり桐戦争 #9 襲撃、壊滅、殺戮。

ある日の環境破壊監視支部・おりおり王国支部。その最上階にある仮設指令室。
そのモニターの一角に、怪しげな異変が。
ゴリブレイド「おい、おりおり農園の端っこに異常が起きてるぞ!今すぐ確認しろ!」
職員「はい!」

カチカチ…

職員「え?」
職員2「これは…」
ゴリブレイド「なんだ?俺にも見せろ」
職員「これです。」

ゴリブレイド「え…」
(これは…桐野江組?!)
ゴリブレイド「今すぐおりおり、佐藤、カンクンに出動命令をだせ!そしてバナナキラー軍にも支援要請を!」
職員たちが一斉に電話をかけだす。
職員3「ダメです!つながりません!電波妨害されています!」
ゴリブレイド「こ、これは…」
職員4「侵入者の数は…120人にも及ぶものと思われます!」
ゴリブレイド「これは…俺たちでたたかうっしかないな。」
「おい!お前は直接連絡しに行け!おりおり王国空港パスポートも持っていけ!」
職員5「はい!」
ゴリブレイド「じゃあ、行くか…」

桐野江組は今回、狙いを変えておりおり王国に奇襲をかけることにした。
目的は環境破壊監視支部・おりおり王国支部とおりおり農園の完全なる破壊と国王の殺害だ。
組員は星野とその護衛の数人だけ。
今回破壊にやってきたやつらはこいつだ。

ワスプナイフの神宮寺
日本刀の法竜院
ジャマダハル天ヶ瀬
俺、渚 玲司
ダブルナイフの飛鳥馬
吉田 剣史郎
そして大勢の舎弟たちだ。

まず最初の目的は。
おりおり農園の破壊。そのために大量の火薬をばらまく!
おりおり陣営の戦力を農園に集めたところでこっそり数人が抜け出し、直接国王殺害と環境破壊監視支部の自爆プログラム作動。
いよいよ実行の時。
渚「お前ら、行くぞ!」
舎弟たち数百人「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」
しかしその時、俺らの目の前にとんでもないものが見える。
ゴリブレイドとゴリドウである。
ゴリブレイドは、手の甲から大剣が生えていて、自由自在に振り回してくる。
ゴリドウはパワー、タフネス、スピード、体力、そして技術すべてがダントツのゴリラ極道だ。
ゴリドウ「お前ら、なにやってんじゃああああああああ!」
その時。舎弟のうち一人が「今です、兄貴たち!ぬけ出してください!俺らのことは心配しないでください!」
渚「う…わかった。必ず戻ってくるからな。」
そうして俺らは、ワスプナイフの神宮寺こと神宮司の兄貴と数百人の舎弟を置いてその場を抜け出した。
抜け出したのは、

日本刀の法竜院
ジャマダハル天ヶ瀬
俺、渚 玲司
ダブルナイフの飛鳥馬
吉田 剣史郎

で俺と飛鳥馬の兄貴は爆破プログラム作動、
法竜院の兄貴、天ヶ瀬の兄貴、吉田の兄貴は暗殺
とわ別れて行動することになった

チーム暗殺。隠密の行動。
兄貴たちは国王の間前室までたどり着いた。
しかし。
おりおりナイト「っははは!引っかかったな!」
ゴリラナイト達「お前らを処分する。」
兄貴一同「なっ」
思い返してみればここにたどり着くまでに1人にも護衛と出会わなかったことのほうがおかしかったんだ!
最初から罠は仕組まれていた。
出口からも数百体のゴリラナイトたちが。そこにおりおりナイトが飛び降りてきた。 絶体絶命。

チーム自爆プログラム作動。
作動から10分以内に支部から逃げ出さないと自爆に巻き込まれてしまうので、今は戦闘を避けなるべく体力を温存しておきたいところだった。
しかし。目の前に現れたのは。ゴリポリスたち数十名。
ゴリラの警察、ゴリポリスは、一人一人が鍛え抜かれている。
ゴリポリス1「さぁ、死ねや。」
ゴリポリス2「ふざけんなよ。」
バン!バンバンバン!!
俺たちは銃弾をよける。飛鳥馬の兄貴は銃弾除けが得意だ。慣れていて何も意識しなくてもかわせる。
だが俺は違う。最近覚えたての銃弾かわしを連続でできるわけない。
数発を脇腹に食らってしまった。
飛鳥馬「渚!大丈夫か!」
飛鳥馬の兄貴は俺に駆け寄る。
飛鳥馬「大丈夫だ。安心しろ。お前は端っこで休んで止血をしろ。」
そういう。飛鳥馬の兄貴は過去に目の前で舎弟の豊島を失っている。
自分が助けられたのに。自分の実力不足で。
飛鳥馬の兄貴の目には、もう二度と舎弟を失わせないという固い決意が宿っていた。
飛鳥馬(ダメだ。渚をやらせたりはしねぇ。)
飛鳥馬「お前らぁぁぁぁ!俺が相手じゃあああああああああああ!」
ゴリポリス一同「ぬぅっ!」
飛鳥馬「覚えておけぇぇぇぇ!お前らを殺すのは!この、飛鳥馬 矢真人じゃああああああああ!」
ものすごい覇気だ。

そのころ畑。ゴリドウ、ゴリブレタッグに舎弟たちは苦戦している。重傷者は何人かいるが、幸いまだ死者は出ていない。
だがこのまま戦闘を続ければ全滅は確定だ。
舎弟たちがあきらめそうになった時。ほかの舎弟より頭一つ抜けてる割と強めの舎弟、「春日 制油」が怒声を上げる。
春日「お前ら!あきらめるなあああああ!!!!何のために豊島の兄貴は死んだんだ?!何のために星野の兄貴はボロボロになったんだ?!最後までたたかえええええええええええええぇぇぇぇぇぇい!!!!!」
その声は、舎弟たちの意識を一つに集中させる。
舎弟1「そうだ。俺らは桐野江組の舎弟だ!」
舎弟2「忘れてた!敵を討つんだ!!!!ゆるさねぇ!」
舎弟3「おおおおおお!!!!おりおり国!!!絶対に壊滅させる!!!!!!」
舎弟たち一人ひとりの力は弱いが、団結すれば鬼よりも恐ろしい。
神宮寺(ふっ…舎弟たちのくせに、やるじゃん…俺も本気出さないとな)
神宮寺の兄貴も意識を集中させる。

一方自爆チームは。
苦戦を強いられていた。
飛鳥馬の兄貴は、左わき腹と右太もももを銃弾に貫通されていて、左腕を折られている。
これではダブルナイフの意味がない。
されに、その時。光速国外新幹線「ネイチャー」?が到着するとき特有の轟音が聞こえてきた。*5
数分後。兄貴はまた一発、脇腹に銃弾をもらった。兄貴の命の火はもう消える。その時だった。
ダン!
ものすごい勢いで扉があく。
おり「おいお前ら、なぁにやってんじゃ。」
佐藤「こりゃひどい。」
何とおりおり国から援軍が到着してしまった。
こうして


神宮司、春日、舎弟たち VS ゴリドウ、ゴリブレ

暗殺
法竜院、天ヶ瀬、吉田 VS おりナイト、ゴリナイトたち

自爆
飛鳥馬、渚 VS おり、佐藤、カンクン、バナナキラー、パンタイン、アンバルト

という構図が出来上がった。
ここから両チーム、それぞれの「漢」の物語が、始まる。

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