織襲戦争 #2 アンダーシティの現状
おりおり「なん…だ…これ…」
佐藤「まさか…」
半グレ1「おいぃ!!!侵入者発見!」
半グレ2「総員集合!」
おりおり「何?!」
そこには、一瞬にして1000人以上の半グレが集まってきた。
アンダーシティの半ぐれ組織はすべて逆悪襲の傘下に入れられていて、実質逆悪襲に支配されていた。
その奥には、この間対敵した白髪の男がいた。
ゴリドウ「あいつ!生きてたのかゴラァ!」
おりおり達は、これまでで多くても舎弟100人としか戦ったことがないのだ。1000人なんて絶対に無理だ。
おりおり「ここはいったん撤退だ!!!」
しかし、いつの間にかおりおりたちの退路にも半グレ達が迫っていた。
おりおり「あ、ああ、あああ、」
カンクン「とりあえず合体だ!」
おりおりとカンクンは合体しておりカンに変身した。
しかし。全く歯が立たなかった。
半グレ一人ひとりの戦闘力が桐野江組の舎弟たちに比べて高い。
おりカンでも歯が立たなかった。
カンクン「助けて!!!」
おりおり「どうした?!」
なんと、おりカンの合体を強い衝撃で強制的にはがされ、カンクンがさらわれていた。
佐藤「何やってんだぁあ!」
佐藤が電気自動車を変形させて飛び込む。
だが。
白髪の男「ひょおおおおお~!!」
白髪の男がロングナイフを構え、驚異的なスピードと跳躍力でとびかかっていた。
狙いは佐藤本体。佐藤は慌てて身を伏せる。
ジャァーン!
電気自動車は、その場に崩れ落ちた。
佐藤が身を伏せたことによって、代わりに車体コントロール系統の操縦パネルが切断されていた。
電気自動車は、動かない。
佐藤「あああああああああああああああ!直したばっかりなのにいいいいいいいいいいいい!」
さらに半グレが「まるで虫の死骸に集る蟻」のように集まってくる。
その中から佐藤の叫び声が聞こえてくる。
だがもう誰も動くことはできない。
絶体絶命!
その時だった。
「お前きんたまスムージーにしまぁぁぁぁす!」
「お前らぁ。うちのシマでなぁにやってんのぉ?」
「あんたら害悪集団の駆除要請が出てるんだわ。」
「一人たりとも逃がしはしない…全員この私の実験台にして差し上げよう。」
「君たちぃ。ちょっとやりすぎだわぁ。さっさと死んでくれ」
5つの声が聞こえた。
その時、おりおりドンキーの部下ゴリラのうちの一人、「情報屋ドンキー」
が叫ぶ。
「あ、あれは桐野江組の星野、日本刀の法竜院、キラージョーカー所属のコードCLとコード不明、そして鳴宮組最高戦力のうち一人の西見!」
この場に最高戦力5人が集まる。
法竜院「おぁ、貴様らはおりおりドンキー。ここは我々の戦い。関係ないものは去り給え。」
そういって退路を封鎖する半グレを一気に10人ほど両断する。
まだギリギリ動けるゴリブレイド、アイロンドンキー、ゴリラ兵士、ロオコポ兵たちがおりおりたちを背負い、逃げていった。
しかし。白髪の男が
「それは置いていけぇえええええええ!」
狙いは、アイロンドンキーのアイロン。
ぐしゃぁ!
なんと、アイロンドンキーのアイロンが壊れてしまった。
さらに、白髪の男の特殊能力。
白髪の男「さぁ!オリオリウム!行け!」
「概念封印!」
なんと、アイロンから関連付けられる「おりおり勢力の回復」という「概念」自体を封印したらしい。
これも、逆悪襲のTOPを倒すまで続く。
ただ「自然治癒」が封印されているわけではない。
時がたてばおりおりたちの傷は復活するだろう。
さて、おりおりたちが逃げた後のアンダーシティ。
そこには、残された1000人ほどの半グレ達と白髪の男がいた。
星野「お前ら下っ端は逃がしてやる。10秒以内にされ。」
法竜院「ただしあんたは逃がさねぇ。」
CL「ここは私たちはいらなさそうね。」
不明「じゃあ帰りますか。」
西見「さぁ、死んでくれ。」
星野「キ〇タマスムゥジィイイィィィィィィ!!!!!」
白髪の男「わぎゃああああああ!」
白髪の男は、死んだようだ。
おりおり電気自動車にて。
おりおり「はぁ、やばいよ。」
佐藤「こんなことになるなんて」
カンクン「回復は『絶対』にできないんだ。しばらく戦えないよ。」
こうして不穏な空気を迎えたまま、今回の戦いは幕を下ろした。
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