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オリジナルブランドを始めたきっかけ_vol.02『人生は先が見えないほうが、面白い。』

こんにちは、Oriori-japanの藤川です。
”初心忘れるべからず”ということで、約2年前にさかのぼってブランドの誕生のアレソレを書き留めています。今回は第2弾。(第1弾はこちらから。)

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さて、ジュゼッペからの提案を受けたものの、本気かも分からず帰国の日を迎えた私。

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▽シチリア島には、エトナ山という大きな山があって、この見た目が遊佐町の鳥海山ともかぶったりして、余計に親近感がありました。

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帰国してからはビデオチャットなどでお互いの近況報告をしていたのですが、そのたびに夏のプロジェクトの話をしてくれました。

プロジェクトとは、
海や環境に対するメッセージを込めて、
”ホンモノの着物”を着た私が
シチリア島の海にダイブして、
水中からその姿を撮影するというものです。


私は当時次のキャリアに迷っていたこともあり、もう一度イタリアへ行くなら何か次のキャリアに繋げたい。という思いをジュゼッペに伝えていました。その時のメッセージを探すと……。

(メールの一部を抜粋)
So,,,
I want to make this travel something to get in touch with future's carrier as much as possible. After I meet you in April, I think about the Earth and my living. So the meeting was really good opportunity for me. You have strong messages and powers. I sometimes think that the world which lives is different in me and you because you're too nice for me.
(While I type this messages, I nearly cry.)

と書いていました。いや~、恥ずかしいです
「私にとってジュゼッペは住む世界が違う人」って書いてるんですが、
ジュゼッペからすると、プロジェクトを持ち掛けた相手から、こんな重いメッセージきたら困りますね。(笑) 
それでもジュゼッペは私の想いを聞き入れてくれて、いつもと変わらない大きな概念で諭してくれました。私はただただ肯定してほしかったのかもしれません。

そして決心がつきます。
そういえば1点だけ、ジュゼッペから事前に尋ねられたことがありました。
「カンナ、海の中で目を開けられるかい?」と。
今できるか分からなかったけど、小さい頃に経験があったので
「Yes!!」と答え、
「ならOK!」と返事が返ってきました。(笑)

今となっては安易だったなと思います。(笑)


旅費などは全て負担すると言ってくれていましたが、それを断り、自分への未来の投資として行くことを決めました。これを決断したのが6月はじめかな…。


―― ここからプロジェクトをつめる話が始まります。
ジュゼッペの作品は多岐にわたりますが、その中でも以下のような「Underwater」(海中) の作品を撮るという話になりました。例えば右上の写真はスキーのオリンピック選手が、そのままの格好でシューティングしたところを撮影しています。

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このような作品を撮るための着物探しが始まります。

ジュゼッペの要望は着物ではなく、振袖でした。
Amazonで安いものを探せばいいと言われましたが、せっかく私が撮影に関わるなら、ホンモノで挑みたいと強く伝えました。
しかし、どんなに素敵な着物があっても、「水中で撮りたいんです」と言うと、誰も首を縦に振ってくれませんでした。
フライトは8月1日。
にも関らず、7月の下旬になっても見つからないまま、焦りだけが募っていきました。

そんなある日、遊佐町にある阿部京染店の松永ゆみさんという方へお話をすると、ビックリされたものの、すぐに興味を持ってくださり、大切な振袖を見せてくださいました。
そしてジュゼッペに写真を送るととても感動してくれて、
「これでいこう!」ということに。
(町にこんな方がいらっしゃるなんて、灯台下暗しとはこのことですね!)

そしてここからまたビッグサプライズ。
振袖を着て海に飛び込むことを承諾してくださった上に、振袖は自分で着られないので、ゆみさんにイタリアへ同行していただけないか伺うと…。

「OK」のお返事が!!ほんとサプライズです。ありがとうございました( ;∀;)


自分が海にシューティングしてどうなるのか、この経験が未来にどう繋がるのか、全く分からなかったけど、

完全に不安よりもワクワクが勝っていました。

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ついに、4か月ぶりのシチリア。2018年8月です。
まずはカターニャという大きな市へ行き1泊します。8月はバリバリのシーズンで人が多く。そんな中見つけたキュートなBnB。20キロオーバーの荷物をこんな風に上げ下ろし。めっちゃおもしろかったです。(笑)


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そしていつものバスに乗ってミラッツォへ。

着いてすぐ、ジュゼッペの新しいエキシビジョンがあったので、着物に着替えて観に行きました。BnBでの着付け、2人とも汗だくでした。(笑)


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改めて、彼の作品に心を打たれ、モチベーションが湧きました。


海での撮影は滞在の後半で行うことになったので、前回の滞在で友達になった方々といろんな施設を回ったり。

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10日間のうち、前半の滞在はとても充実していました。
後半はというと…。
私は無事に海に飛び込む日を迎えられるのでしょうか…!?


続く。





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100年続くヴィンテージの着物地を使用した、子や孫に受け継ぐことができるものづくりブランド【Oriori-japan】を起ち上げました。 想いや関わってくださる方々について綴っていきます。