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中堅職員が「ムダ業務」を撲滅させる方法 ~介護施設にて~

現在、介護業界で働く、妻子持ちの32歳です。


仕事をしていると、、、

「この業務は改善した方が良いんじゃないか」

「この業務は廃止した方が良いんじゃないか」

と、

「この仕事ムダだな~」と思ってしまう業務があります。

もちろん、これは介護業界だけではないと思います。


ムダだと思う業務も「実は大切!」ということもありますが、

どうしても!、どうしても!!、どうしても!!!、

の、ときは中堅職員であっても、

積極的に職場を変えていきましょう!!!


これは、

「自分の時間が作れるように」

「周りの職員が少しでも働きやすくなるように」

「次世代の職員へバトンを渡すときに良い環境であるように」


・・・中堅職員だからこそ、

会社の中心で「ムダ」を叫びましょう!!!

※中堅職員とは、ここでは、

「一人立ちしている職員」以上、「管理者など職員」未満、

と、定義します。

はい、これは自分自身に強く伝えたいことです(笑)


【中堅職員が「ムダ業務」を撲滅させる方法 ~介護施設にて~】

■ムダ業務の基準

そもそも、「介護施設:ムダの業務の基準」は、

どのように判断するのか、、、

私の基準としては、

《その業務を・・・》
➀ヤメても「利用者満足」に影響しない
②ヤメても「家族満足」に影響しない
③ヤメても「リスクマネジメント」に影響しない
④ヤメても「先行投資」に影響しない
⑤ヤメても「月次会計」に影響しない

これは絶対です。

例えば「トイレ介助はムダです!」とか、

イヤイヤイヤイ、ありえないでしょ!となります。

これは、言わずもがな、かなと思います。

利用者満足と同様に大切です。

基本的に、施設が契約をするのは、

ご家族であるので。

業務上「リスク」が発生してしまうモノは、

ヤメるのは危険です。

一例を挙げれば始業点検や設備点検などなど、

継続しなければなりません。

より良い環境になるために導入・試験的に行っている業務は、

根気強く続けていくべきだと思います。

一例を挙げると、自分の施設の話で恐縮ではありますが、

「介護機器やロボットの導入」です。

腰痛予防のために、床走行をする移乗リフトを使用していますが、

「移乗は職員がやった方が早いんだよ」

という意見もありますが、

「腰痛予防」のために、

(効果があるのか実験的な意味でも)、

続けていくべき、と考えます。

これも絶対です。

「福祉はお金じゃない」という考えも、

私は好きですが、

やっぱり「お金は必要」なりますので。

愛だけでは生活ができないのと同じです(笑)。


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■ムダ業務を撲滅させる方法

《結論》
➀「1人で」変えようとしない。
②必ず「書面化」してコトを進める。
③「検証期間」を作る。
④なくせないなら「アップデート」にて撲滅(改善)を狙う。

組織での働き方は「陣取り合戦」です。

⇒「何かを変える」ということはとてもハードルが高いです。

理由は「人は慣れているモノ」を好むから。

自分一人で、しかも中堅職員が、「ムダをなくしましょう」と伝えても、

「めんどくさい」と言われるのがオチです。

組織の中で「権力・信頼・実績」がある職員を必ず味方につけながら、

自分の陣地を広げながら、コトを進めることが必要です。


自分を守る「証拠」は持っておく。

⇒言い方に語弊があるかもしれませんが、

味方であろうはずの「自分のことしか考えてない目上のクソ職員」は、

状況が悪化したら「聞いていないよ~」とほざきやがります。

また、「忙しい上司」のためにも端的にわかりやすくするため、

書面化した方が良いです(理由・メリット・具体的方法を記載して)


「すぐに」撲滅、と思ってはいけない。

⇒計画、戦略を立てる。

報告しながら、提案し、情報を共有していく。

「報告・提案・共有」です。

定期的に行いながら、

「ほら、大丈夫だと思いますよ!」

という状態にもっていく。

※連絡と相談ではちょっと足りないかなぁ、思いますので「報告・提案・共有」です。


撲滅することが難しい時には「アップデート」にて、「ムダ→意味ある状態」にする。

⇒どうしても撲滅できない時は、アップデートを狙い、

必要となる業務に改善することが大切です。

また、アップデートを重ね、

そのムダ業務を徐々に撲滅する方向へ誘導していきましょう。


という4点の方法をご紹介させて頂きました!

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■私の例

私の例で大変恐縮ですが、、、

数年前までは毎回残業で「日付が変わる」ことが、当たり前でした。

私と同じ部署(生活相談員)の職員は、歴代の職員も、毎日残業。

改めて考えると、気がおかしくなります(笑)

なぜ、いつも残業になるのか、、、

記録作成のため

これが明確でした。


職場で記録方法は異なると思いますが、

私の職場では、

介護員は介護記録、看護師は看護記録、

相談員は相談業務記録

だけでなく、利用者のケガや体調不良などなど、

記録全般も担っていました。

施設文書としての信憑性を高めるために、

相談員が2重になって記録作成をしていたのです。


そのため、

相談員が2重になって記録作成をしなくても、

問題ないか、

周りの職員の方々と連携しながら、

検証し、

記録の2重作成を

撲滅しました。

その後、

業務(監査含め)に目立った支障なく、

定時で帰宅できるまでになりました。

※「すごいでしょ!」と伝えたいわけではありません。


これをしなければ、

次世代の相談員がいなくなる

と、強い危機感を感じたのです。


冒頭でお伝えしたように、、、

「自分の時間が作れるように」
「周りの職員が少しでも働きやすくなるように」
「次世代の職員へバトンを渡すときに良い環境であるように」

撲滅させても問題ない業務は、、、

なくしていった方が良いのではないでしょうか?


「より良い職場」になるように!


最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

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