実務者のための一級建築士 完全独学合格マニュアル #2 「製図-心構え-」(スタディングはやめとけ)

最初に言います。STUDYING(スタディング)だけはおすすめしない。(製図は。学科は知らんけど)
講義の更新が遅く学習に間に合ってない。講義の質が高くない。講義毎に違うこと言ってたりする。私は2週間で見るのやめた。(無駄金、、、)
改善されてたらスマソ。

「製図試験」

令和5年度の設計製図試験、初受験でストレート合格の狭き門を見事走り抜けた田舎の坊やです。
その難関試験に対して、なぜ独学を選んだのか、どうやって独学で学習を進めたのか、受かるためには何をすべきかざっくり説明します。

●試験について
そもそも、一級建築士試験のストレート合格の合格率をご存知でしょうか。公表されている合格率9.9%には既受験者も含まれていますので、実際には

学科合格率16.2%×製図合格率33.2%=5.38%
となります。
その中でも学科からの既受験者もおられるので、実際に初受験で合格しようとするともう少し下がるかと思います。

どうでしょう、これを知ってて独学を選択しますか。
僕は知らなかったので選択してしまいましたが、知ってたら資格学校に通ったかも。

●それでも独学したいか?

それでも独学をしたいという人がいれば、大体が僕と同じ理由かと思います。

・金がない
・資格学校が極端に嫌い(営業がウザイ、他)

そうです。仕方なく独学でやるしかないんです。
親の金も頼れない、給料も安い。独立に向けて貯金したいのにまた奨学金は嫌だ。

よし、独学で行こう。

⚠️注意⚠️
筆者はそれなりの大学院卒であり、院試での即日設計を経験しています。また、アトリエで設計者として実務3年。あらゆる規模、ビルディングタイプの設計の中で、日常的に設計を手書きで検討するタイプなので手は元から動きます。それくらいのハンデはないと無理。

●ここまで読んでまだ独学したい人へ
まず課題発表後は直ぐに2〜3回トレース。それで全く時間内に書ききれない場合は、通学か来年の受験を検討した方が良い。多分試験までに間に合わない。難なくトレース出来た人は、あらゆる手を使って課題を手に入れよう。
メルカリでS、N校の課題がグレーな感じで出品されてたりするが、買うかどうかは良心に任せる。
あとはとにかく書け。毎日エスキスはやれ。運転中や風呂、飯時など耳が空いてる時間はYouTubeの様々な動画を聞け。記述知識や設備の知識、ありとあらゆる隙間で知識を入れること!(一級建築士独学Chがおすすめ!)
無駄は許されない。まとめノートなんて作るな。パーツ練習なんてするな、それくらいは実務でやってるだろ。基礎は身についてると信じてとにかくエスキスをやること。

あと、模範解答はじっくり読め。ゾーニングの分析、コアの配置等マーカーでなぞって解像度を下げながら読むこと。
また、?と思った防火設備関係は何故そこに必要か必ず調べる!
模範解答に書いてある要素は全部かけるようにする。

資格学校のメリットとして人の図面と見比べられるとよく言われるが、それは下を見て安心する行為だ。既にかける君たちは常に模範解答レベルを目指そう。
理論上はこれで受かるはず。

●そこまでやったとして
そこまでやれば、当日は緊張しないことが大事。
私は若干寝不足気味(デフォルトだが)で挑んだが、そのおかげか緊張する余裕もなく必死に書いていたら、見直しに1時間以上余ってしまった。(その見直しで要らんミスに繋がる記載をいくつかしてしまった気がする。慣れてないことはしない方が良いな、、、)

しかし、上記の通り小さなミスは必ず起きる。
学習が甘ければ1発不合格のミスもありうる。(そこ防火設備要るの!?みたいな)

なので、いかに時間内にかけて、余裕を持って終わったとしても、土俵に乗っただけ。そこからは運。
他の人と比べてミスの大きさや割合がどうか、、、
採点者との相性はどうか、、、など。

独学にせよ、通学にせよ、絶対はない。まずは土俵に載せる製図力を身につけること。


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