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夜も眠れないほど悩んだ書類の話。

これは、今にして思えば、そこまで悩む必要なかったのでは……? なお話です。

昨年、中途で仕事を辞めたので、今年は自分で確定申告をしなければなりません。
それはすでに昨年のうちからわかっていたので、とりあえず源泉徴収票は用意しておかなければ、と思っていました。

源泉徴収票は、勤めていた会社が用意してくれるもので、昔ならば郵送で送ってもらったり、自分で取りに行ったりしていたものです。
が、今はそもそも、給料の明細自体がオンラインになっていて、源泉徴収票も、ネット上にアップされます。
なので、あまり以前の職場に連絡を取りたくない私にとっては、気楽なものでした。
いえ、そのはずだったのです。

ところが。
給料明細のあるサイトにログインしてみると、私のページは真っ白で、何もありませんでした。
もしかして、辞めたあとに削除されてしまったのだろうか……とも思いました。
驚いて焦ったこともあり、とにかくトップに戻ろうとしました。
そしたらいきなり、サイトからはじき出されてしまったのです。
気づいた時には、ログイン画面になっていて、しかもログインしようとしてもできません。
ちなみに、よくあるパターンで3回パスワード等を間違うと、入れなくなる仕様です。
その時点で私は、頭が真っ白になりました。

これってもしかして、元の職場に連絡して紙のやつとか、送ってもらわないといけないんだろうかとか、はたして元の職場にもデータが残っているんだろうかとか、頭の中でグルグルといろんな考えが巡りました。

そんなこんなで呆然としているうちに日々は過ぎ――。
ある時、ふと思い立って、オンライン給与明細のサービス名で検索してみました。
そしたら、3回間違ってログインできなくなっても、パスワードを作り直す方法があって、それをやれば大丈夫だということがわかりました。
けれど、ログインしてやっぱり中身が消されていたら……と思うと、なんだか怖くて……結局私は、年が明けても再度ログインすることができずにいました。

今思うと本当に、そこまで悩む必要なかったんだって気がしますが……時々、夜中に目が覚めて、源泉徴収票のことを思い出すと、胃のあたりが痛くなったり、胸が重くなって、眠れなくなることがありました。
データがないかもしれない……というのもそうですが、もしなかったら、以前の職場に連絡しないといけないだろう、というのがすごくいやだったんですね。
どんだけ前の職場がイヤだったんだ、って話ですが(笑)。
まあ、いろいろあって辞めたので、そこの人たちと電話で話したり、会ったりすることが、怖かったんです。

でも、2月に入って、さすがにそろそろ書類をそろえないとマズイわ……ってことになりまして。
それで、おそるおそる給与明細のサイトに行きました。
まずは中に入れるようにしなければ……と、パスワードの作り直しをしようとしたところ、職場の担当者に連絡してくださいとのメッセージが。
検索で見たのと違うじゃん! となりながら、しぶしぶログイン画面に戻りました。
で、ダメモトで、ブラウザに記憶されてたアカウントとパスワードを入力したら、入れました!
ええ? となりながら、明細を見るとやっぱり真っ白です。
が、おちついてよく見ると、年度別の明細に飛べるメニューがあるじゃないですか。
それで、2022年を選んでみると、明細が出て来ました!
源泉徴収票もあります。
よ、よかった~と心底胸を撫でおろしつつ、それをダウンロードして、念のために、給料明細の方もダウンロードしました。

さっき、この記事を書くためにパソコンのフォルダを見たら、ちゃんとダウンロードしたものがあります。
……ということで、本日午後には、税務署のサイトにて申告書を作る予定です。

「案ずるより産むが易し」は本当だな、と思ったことでした。

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