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映画の思い出

今日は、映画にまつわる思い出を、いろいろ書いてみようと思う。

初めて見た映画

私が映画館で初めて見た映画は、おそらく『宇宙戦艦ヤマト』ではないかと思う。
それまで、テレビや学校で映画を見た(見せられた)ことはあっても、映画館まで出かけて映画を見るということはなく、当時まだ小学生だった私にとって、ヤマトはそれだけ大好きな作品だったといえるだろう。

そののち私は、『宇宙海賊キャプテン・ハーロック』や『ヤマト』の続編、『銀河鉄道999』、『ルパン三世』など、多くのアニメ映画を映画館へ見に行くことになる。

ちなみに、私の学生時代、市内には映画館が3~4軒ぐらいあって、それぞれが東映系、東宝系、それ以外、そして成人向き専門といったふうに分かれていた。
私がよく行っていたのは、アニメ映画がかかることが多い東映系の映画館だった。

あと、当時は上映される映画の組み合わせが、東京とは全然違う場合も多かった。
たとえば、『機動戦士ガンダム』はたしか一番最初の『スターウォーズ』と同時上映だった記憶があるし、『伝説巨人イデオン』はアイドル歌手の主演映画か何かと同時上映だった気がする。
そういえば、都会では『ヤマト』の映画は行列ができるほどだったらしいが、地元では普通に入れたし、さほど混んでいた記憶もない。
そういう土地柄だったので、『ガンダム』も『イデオン』も、当時の映画館経営者たちにとっては、人気洋画やアイドル映画の添え物的な存在だったのだろう。
さすがに『東映まんが祭り』などは、もともとセットされたラインナップだった気がするが……アニメ映画はパンフレットなども売られておらず、全体に添え物的な存在だった。

学校で見せられた映画

映画館で見る以外に、私が子供のころは、学校でも年に1~2度、映画の上映会のようなものがあって、自分の嗜好とは関係なく見ることを強要されたものだ。

見せられる映画は、同和教育的なものだったり、反戦的なものだったり、時にはなんだかよくわからないものだったりした。
私が今でも覚えているのは、『ああ、野麦峠』と『戦場に掛ける橋』だ。
『ああ、野麦峠』の方は、内容は胸に来るものがあったが――学校での上映ではなく、映画館を借り切ってのもので、現地集合現地解散だった。
私は雨の中、自転車で目的の映画館へ行き、びしょぬれになって、もちろん着替えなんてないので濡れたまま映画を見て、げんなりしながら家に帰った記憶がある(;^ω^)
『戦場に掛ける橋』の時は、学校の講堂での上映だったのだが、途中でフィルムが燃え出して、最後まで見ることができなかったように記憶している。
更に言うと、映画の内容もよくわからなかったので、フィルムが燃えたことしか記憶にない(;^ω^)

映画館で最後に見た映画

私が映画館で最後に見た映画は、おそらく2007年の『仮面ライダー電王 俺、誕生!』ではないかと思う。
ここにこうして書いてみて、ちょっと愕然とした。
なんと、私はもう15年以上、映画館に行ってないのだ。
理由はいろいろあるが……まず、地元の映画館には見たい映画が来ないこと。そして、動画配信サイトで見られることが大きいだろう。

ちなみに、地元では一時期、映画館が1軒もなかったことがあったのだ。
私の学生時代にはあった映画館が、当時流行していたレンタルビデオの出現により、1軒また1軒と閉館して行った。
現在は、ショッピングモールの中に某スーパーが経営する映画館ができている。一つの建物に、三つの部屋がある構造なので、見る側の感覚としては、3軒映画館がある、といった感じだ。
ただ、この映画館も人気のあるものがなかなか来なかったり、公開時期がめちゃくちゃズレ込んだりと、田舎ならではの問題もある。

15年以上前の話ではあるが、そもそもこの電王の映画も、たしか夏休みの子供たちを集めるべく、8月に公開されたものだったはずだ。が、地元の映画館に来たのは、10月か9月……夏休みが終わってからだったと記憶している。
そのため、映画館はガラガラで、ほぼ貸し切り状態だった。

動画配信のこと

最後に、動画配信について少し書いておく。
動画配信で最後に映画を見たのは、昨年(2023年)の8月である。
映画は『きさらぎ駅』だ。

動画配信の方でも、昔に較べるとそこまでしょっちゅう映画を見ることはなくなって来た。
それでも、映画館へ行くよりはまだ、動画配信で見ることの方が多い。
それはやはり、代金が安く、いつでも気軽に見られるといったことが大きいと思う。
もちろん、ノートパソコンやテレビ画面で見るので、映画館のスクリーンの迫力には負ける部分もある。
だが、たとえば途中でトイレに行きたくなっても、一時停止しておいて用を足してから再開ということができる。また、同じ作品を何度も見る場合も、その都度代金を払う必要はない。
それに何より、配信される映画の本数が多く、見たい映画がちゃんと見られるということが大きいと思う。
動画配信サイトでは、人気のある映画はもちろんのこと、少し昔の作品や偏ったジャンルの作品も見ることができる。
また、海外作品の場合は字幕と吹替えを選ぶこともできて、いろんな意味で選択肢が多く、便利なのだ。

そんなわけで、きっとこの先も私は、動画配信で映画を見る方を選ぶのだろうな……などとも思うのだった。


本日の記事は、以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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