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お米の味に気づいた話

温かくなって過ごしやすいのはいいけれど、花粉とか黄砂とかが飛び始めて、今年は顔がやたらかゆくて困っているわたしです。

さて、本日はお米の味についての話です。

以前の記事で「米には味なんてない」と言っていたわたしですが、ある時、ふと疑問が湧きました。
それって本当にそうなんだろうか? と。
だって、テレビの食べ物系の番組では、多くの芸能人の方が米飯を「おいしい!」と食べています。
また、友人・知人からも、美味しい米と不味い米があるという話はよく聞きます。
芸能人の方は、番組の趣旨に則って味がなくても美味しいと言ってるだけかもしれないですが、友人・知人にはそんなことを言う必要はありません。
つまりは、本当に「米には味があるのだ」と考える方が合理的です。

そこで、「米 味しない」のワードで検索してみました。
すると、わたしと同じように、「米には味がない」と考えていたり「米の味がわからない」という人たちが、案外いることがわかりました。
同時に、そういう人たちの質問・疑問に答えた記事もいろいろ出て来ました。
で、その質問・疑問の答えとして一番多いと感じたのが、「米のとぎ方」と「よく噛んで食べろ」というものでした。

そこで今度は、米のとぎ方について調べてみました。
ちなみにわたしのそれまでのとぎ方は、今使っている炊飯器を買った時に、その取説に載っていた方法でした。
ネットで調べたところ、全体のやり方としては、今までわたしがやっていたので問題ないようでした。
ただ、米をとぐ時に、「指を立てて20回程度かき回す」というのをやっていませんでした。
というか、指を立てるとかかき回す回数とか、特に意識しないでやっていたのです。
なので、そこを注意してとぐようにしました。

あとは、食事の時によく噛んで食べるように、これも意識しました。
夕食は家族といっしょなので、食事にのみ集中するのは難しいのですが、昼食は一人なので、とにかくゆっくり噛んで食べるようにしました。

その結果。

ほんのり甘味が感じられたのです。匂いも、よく嗅いでみると、ほんのりと独特の香りがします。
更に、おかずによっても味わいが変わることがわかりました。
初めて米の甘味を感じた時は、正直、びっくりしましたね。
ごはんって、こんな味だったんだ! って。
ただ、考えてみたら、子供のころはこんな味や香りを感じながら食べていた気がします。

その後、今までとは別の米を買う機会がありました。
ちなみにわたしは、レジの仕事を辞めたあとは、主にAmazonで米を買っています。
米を選ぶ基準は、安さと届く早さでして(笑)、先日注文しようとした時、今まで買ってた米が値上がりしてたのですね。
それで、他の米を買ったのです。
そしてこの米が、わたしにはすごく美味しかったのでした。

届いた米は、未検査米ということで、白い米がたくさん混ざっていました。
フツウに炊いて大丈夫なのか、ちょっと気になったので、白い米について調べてみたところ、穂が出てから収穫までの間に高温になり過ぎると、こんなふうになるのだそうです。

上記のサイトによると、白い米は透明な米よりデンプンが少なく、やわらかめに炊き上がるとあります。
どうやら、わたしにとっては、このごはん自体がやわらかく、もっちりした感じが、美味しいと感じられるようです。
ちなみに、やわらかいとは言っても、水を入れ過ぎた時のようなべちゃっとした感じはありません。
あと、以前からの米よりも、香りがいいように感じました。

まとめ

こうして米の味がわかるようになったわたしですが、ではなぜ、「米には味がない」と思い込んでいたのでしょうか。
理由は、三つあると思います。

1、考え事やおしゃべりをしていて、食事そのものに集中していなかった。
2、研ぎ方が適切ではなかった。
3、おかずにばかり意識が行っていた。

こうしたことから、米の味をちゃんと感じることができず、いつしか「米には味がない」と思い込むに至った――ということではないかと考えました。

近年、わたしはこうした自分の考え方ややり方の誤りを見直す機会が多いのですが、それはネットの登場で、わからないことを調べるのが容易になったためかもな……などとも思ったりします。
ともあれ、米は一番多く口にする食物ですし、それが「美味しいのだ」ということを理解・再発見できたのは、とてもよかったと思ったのでした。

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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