見出し画像

ご挨拶

 Welcome to Original Swimming School !


Original Swimming School へようこそ!

このページを訪れたの方達の多くは、多少なりとも、すでに水泳を経験し、興味を持っていることと思われます。

私も皆様と同じく水泳の面白さに魅せられた者の1人です。

水泳のコーチとして活動を始めたのは、

①情報化社会の発展に伴い、昨今のスポーツ科学の発展が一般の我々にも、享受できる時代になり、少年時代の我々では成し得なかった水泳がより多くの人にできる(一般化できる)可能性が出てきたから。

②勉強しながら指導していくことで、さらにより深く水泳に対して理解を深めることができるから。

③より洗練された水泳への理解を提供することで、老若男女問わず、水泳に携わる多くの方に貢献できる。

と信じているからです。

しかし一方で、情報化社会の発展に伴い、あまりに多くの情報に触れることができるようになり、我々は自分自身の情報リテラシーを基に情報を処理せざるを得なくなってきたのも事実だと思われます。
そして消化不良を起こし、私も含め皆「どうすればいいんだろう?」と考えたことは一度や二度どころではないはずです…

おそらく、その「答えらしきもの」には近づくことはできても、一生わからないんだと思われます。その中でできることは、自分自身の勉強と実践の中にしかない…!

そのような勉強と実践にチャレンジされる方へのお手伝いをさせていただくのが、Original Swimming School のミッションです。

Original Swimming School では、「水泳の基礎」を中心とした体系的な学びを基に、各々が将来的に「オリジナル(=独創的)」な水泳技術へと発展させていくことをゴールとしております。今までも、そしてこれからも続くであろう、あなたの水泳にOriginal Swimming Schoolでの学びと実践を加えていただければ幸いです。


Oliginal Swimming School の概要

 この度は Original Swimming School にご興味を持っていただきまして、心より御礼申し上げます。

このスクールでは「 - For Your Swimming Story - 」のスローガンにもあるように、「生涯スポーツとしての水泳」を皆様方それぞれが築いている、現在進行形の「ストーリー」として捉え、それを主役である皆様が「紡いでいく」ためのコンテンツ・セッションを提供させていただきます。

水泳指導者・アスリート・マスターズスイマー・趣味で泳いでいる人、老若男女を問わず、水泳が好きな方達がそれぞれの目標に向かって、学びを深めていけるよう、皆様の水泳人生の一端に貢献できれば幸いです。

ご挨拶と致しましては以上となりますが、
ご参考までに、以下に当社の概要をご紹介いたします。 
お時間のある際にでも目を通していただければ幸いです。

⇩ 

1、Original Swimming Schoolの由来

 
まず、「Swimming School」の意味は「水泳学校」です。

従来の「水泳をトレーニングする場」としてのスイミングスクールではなく、泳げるようになりたい方はもちろんのこと、すでに泳げる方やタイムアップを目指す方、そして指導者も学べるように、基礎的な内容を中心とした「水泳を学ぶための場」として、このスクールを設立致しました。皆様の泳力レベルに合わせてご活用していただければ幸いです。

 そして、事業名の冠である「Original」の意味は「原型」・「独創的」です。単なる我流ではなく、自分自身が学んだ知識を基に、それぞれに合ったアイディアを生み出していく。そういうことができるようになると、より水泳を楽しんでもらえるのではないか?と私自身が考えているので、「Original Swimming School」という名前にさせていただきました。


2、- For Your Swimming Story -
 自分だけのオリジナル・スイミングを創りませんか?


「水中と陸上は違う。」
 
こう考える方は多いと思います。
 故に、抵抗と泳ぎ方が水泳界の研究・関心の大きなテーマを占めているのは古今東西変わりません。近年では、クロール泳中の抵抗は速度の約3乗の測定値が検出された研究もあり、より一層抵抗を減らすアプローチの重要性が増してきているのも事実です。【注1】

  上記の例はほんの一部にすぎませんが、皆様ご周知のように水泳界の「理」と呼べるものは「流体力学」です。現場でも「〜抵抗が…」というような言葉をよく耳にします。

 しかしながら、現在のところ「流体力学」は「力学」から展開されることでその普遍性を保っていることは得てして忘れやすく、とにかく抵抗の少ない泳ぎだけを追求すると、人体の機能において矛盾が大きくなってくる方が多いです。(関節の痛み・ちゃんとやっているつもりなのに進まない、etc…)

  我々はヒトである以上、泳ぐという行為は、陸上での運動学・運動力学を基に構成されることが前提となります。その上で流体力学のアプローチを加味しながら、水泳動作を磨き統合していくことが大切です。

 
また、近年では、Athletic Skill Model運動学習の概念が広まり、ジュニアを中心にマルチスポーツやドナースポーツの概念が注目されてきております【注2】。
しかし、特に成人においてのこれらの概念の導入は注意を要します。ジュニアよりも新たな負荷やケガから起こるリスクがあるからです。また、球技はいない方がマシと謳われ、水泳しかしてこなかった私もその1人なのですが、文化的、社会的、経済的、身体リスク的etc…にもスイマーの方々は運動習慣があるにもかかわらず、他のスポーツへの参入が難しいのではないでしょうか?

そんな方にも一筋の可能性を見出すのが、ムーブメントトレーニングを活用したアプローチです。機能解剖学やバイオメカニクスに基づく考えが背景にあるので、比較的効率的で安全なトレーニングを可能にし、水泳動作やドライランドにも転移しやすいのが特徴です。

 
 勿論、水泳パフォーマンスの向上が目的なので、ムーブメントトレーニングをはじめ、数多ある他のアプローチのほとんどは、あくまでも「手段の一つ」として認識すべきです。しかし、私は前述した勉強と実践の結果に加え、様々な文献や人々から学び、試行錯誤する中で、「ヒトの運動を学び、それを泳ぐのに活かす」というアプローチが効率的で安全だと考えるようになりました。少し具体的に言うと、「陸上での効率的な動作を活用しながら水泳を組み立て直す」ということです。現在進行形で試行錯誤と進化を繰り返す、まだまだ発展途上の試みではありますが、皆様と共に水泳の楽しみを分かち合うことができる機会として、「Original Swimming School - For Your Swimming Story - 」を設立致しました。

 Original Swimming School では、水泳界の知識だけでなく、多分野の知識と知恵を駆使し、多くの方が普遍的に使える身体の動かし方や泳ぎ方をはじめ、水泳に関連する学びを深めていきます。そして、それを基に皆様がご自身の特性・状況に合わせて自分だけのオリジナルな泳ぎを創っていくことができれば、より深く・面白い水泳の世界が拡がると確信しております。


 さあ、このSchoolで創り始めましょう!
あなただけのOriginal Swimming を!


脚注
【注1】成田健造、中島求、仙石泰雄、本間三和子、椿本 昇三、高木 英樹(2018)「多段階の泳速度におけるクロール泳中の自己推進時抵抗とストリームライン姿勢中の受動抵抗の比較」『体育学研究』63巻:pp505-515、https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpehss/63/2/63_17051/_pdf/-char/ja

【注2】詳しくは、
レネ・ウォンホート、キーツ・JP.サフェルスバーグ、ヤン・ウィレム・テウニッセン、キース・デイヴィス(2021)『アスレチックスキルモデル 才能を適切に発揮させる運動教育』金子書房 や、リチャード・A・シュミット(1994)『運動学習とパフォーマンス 理論から実践へ』大修館書店 などを参照してください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?