🌸おりがみ通信特別号🌸「学生会議2023～共生社会を共創する～」を開催しました！！④　文化・スポーツ分科会リーダーへのインタビュー編

文化分科会

◆文化分科会の紹介◆

「好きから始まる笑顔の輪〜あなたの好きで隣の誰かを笑顔にしてみませんか〜」をテーマに、１人の好きから文化をつくる中で共生社会を目指しました。私たち企画メンバーはそれぞれが持っている「好き」が誰かの共感を呼び、その輪が広がっていき、続いていくことで文化となっていくと考えました。そこで当日のワークではまず自分たちの好きなこと、文化をつくる中で必要な要素を挙げ、それを組み合わせて好きから文化をつくる企画を行いました。また、文化という抽象的な概念の理解や、好きから文化をつくることのイメージを深めるため、3名のゲストスピーカーの方に文化についてや好きから始まった活動の事例を紹介していただきました。

文化分科会に参加したみなさん

◆文化分科会リーダー・佐々木美緒さんへのインタビュー◆

ーー共生社会実現のために達成したい目標はなんですか？
私が共生社会実現のために達成したい目標は、共生社会のためになにかをやるとき、それの受け手だけでなく、それをつくっていく人たち自身も笑顔でいられるようにすることです。なにかのためにもそうですがせっかくやるなら好きで、やりたいって思うことから、誰かのために、共生社会のためになることはできるということをこの分科会で伝えたいという想いを持っていました。
この想いが生まれたきっかけは、私自身が好きでやりたいことをあおぞら図書園という企画として創り活動してきたことです。あおぞら図書園を活動していく中では、やりたいこと・理想に届かない悔しさや地域に入り込んでいく大変さを感じながらも、幸せであると感じる瞬間がありました。それを感じながら活動する人が増えてほしい、好きという感情から誰かのためにできるということを知ってほしいと思ったことがきっかけになっています。

文化分科会リーダー・佐々木美緒さん

ーー佐々木さんが文化分野に興味を持ったきっかけはなんですか？
　私がこの分野に入ったきっかけは、PJを決めるときに、西千葉PJの「街にいたずらをしかけよう」というワードに惹かれたことです。街にいたずらというなんとなく意味は分かるけど、ちょっと不思議な言葉の組み合わせにわくわくして西千葉PJに所属し、文化チームの一員となりました。
　しかし、この学生会議があるまで文化チームということをあまり意識したことはなかったかもしれません。この学生会議で、文化分科会を考える中で、文化という分野の可能性を感じ、この分野に興味を持ち始めたように思います。

ーー準備段階でどんなことを学びましたか？
準備段階で先輩方からFBを受ける中で、参加者のことを考えることや参加者目線に立つことの大切さを学びました。この段階では参加者に何を感じてほしくて、実際参加者がどう感じるだろうかということをリアルに細かく考えていくことに苦労しました。それが自分にとっては新しい視点で、自分たちの理想の参加者ではなく等身大で考えていくことの大切さを学びました。

ーー感想をお聞かせください！
分科会をつくっていて嬉しかった瞬間は、自分の想いが伝わったと感じた瞬間です。分科会をを創っていく過程で一緒に考えるメンバーが想いに共感してくれて本当に一緒になって創っていってくれたこと、分科会自体や共有会で話したことを実際に参加した人から伝わったと言ってもらえたとき、大変だったけどよかったと思える瞬間でした。
また、学んだことはたくさんありますが、一言でいうと考えることの大変さと楽しさを改めて実感したという言葉がしっくりくるような気がします。自分が分科会のリーダーをやる意味、一緒に考えるメンバーを集めるとき、文化という広い分野の中でどこに焦点を当てるか、忙しいメンバーが多い中でどのように負担は大きくせず、でもちゃんと一緒に考えていけるのか、文化とは何なのか、自分たちが何を伝えたいのか、どのような流れ・ワークショップ・ゲストスピーカーの話で自分たちの想いを伝えられるのかなど、考えることや決断していくことはすごく大変でした。しかし決断していく中で自分たちの想いが言葉に、形になっていっている瞬間がすごく楽しいということを改めて実感しました。
でも一番は悔しいという想いです。準備段階でもっと一緒に考えているメンバーそれぞれの考えを聞きたかったしいろんな話をしたかったしそれを取り入れていきたかったです。当日できたものも、個人的には、参加者に自分の想いが伝わった感覚がしなかったり、結局明確に論理的に上手く言えなかったことがあったりして、涙がとまらなくなるくらい悔しかったです。今後は、その悔しいという想いやよかったと言ってもらったこと、たくさんたくさん1日何時間もかけて話して考えていったことを、より深めて言葉にして、少しでも多くの人に実感として伝えていけるように精進していきたいです。こうやって、悔しい、もっと頑張りたいと思えるまで本気で向かっていけたこと、その経験ができたことで、リーダーをやると決めるときも含めてたくさん迷って悩んだけど本当にやってよかったと思えています。一緒に創り上げていったメンバーや支えてくれたみなさんには感謝しかありません。

ーー裏話をお聞きしたいです！
文化分科会のメンバーは前日の対面での準備や当日に始めましてというメンバーが多かったのが印象的でした。文化の分科会のメンバーが割と異色だったのが理由として挙げられると思います。全員文化チームには所属していたものの、上野や西千葉と普段活動しているPJが違かったり、埼玉・東京・千葉といろんなところで暮らしていたり、おりがみに2年前からいたり本当に最近入ったという人がいたり、バックグラウンドが様々なメンバーが集まりました。そんないろんなところで活躍するメンバーで創れたことはとても光栄です。Zoomではメンバーのアイコンが不思議なタイミングで変わったり、毎回のように最後にいろんなリアクションで写真を撮ったりするのがちょっと空気が和らぐ瞬間だったように感じます。

ーー当日参加した方々の反応はいかがでしたか？
参加者の反応としては、直接言葉としてもらったものは少ないですが、共有会で文化分科会でやったことを参加者がちゃんと言葉にできていたよという話を聞いたり、学生会議の時点ではおりがみに入っていなかった参加者の方が興味を持って新歓に来て入ってくれたという話を聞いたりしました。このような話からもやってよかったと思えました。もっと参加してくれた人から話を聞いてこれからに生かしていきたいと思っています。

スポーツ分科会

◆スポーツ分科会の紹介◆

子どもたちがスポーツを通して、尊重し合える共生社会の実現をテーマに実施しました。
スポーツを起点とした相手に対する思いやりや尊重の精神のことを“スポーツマンシップ” と言いますが、今回私たちは、子どもたちに実際のスポーツ体験を通じて、スポーツマンシップを起点とした相手を尊重する心を涵養してもらうことを考えました。
第一部では実際に私たち分科会の企画者が創作した「気配当て」というスポーツを実施し、特に味方と協力し合うなどの相手の尊重を実体験してもらうとともに、その前提として「スポーツが初対面でもみんなとコミュニケーションを取ることができる共通言語」であることを体験してもらいました。続いての第二部では実際に相撲を取り入れて子ども達同士の尊重し合える社会の実現を目指す「わんぱく相撲」という企画を行なっている“一般社団法人青年会議所”の江東区委員長、金子大介 様よりどのような意義・心持ちで活動されているかを対談方式で伺いました。
最後は、小学生同士が尊重し合えるスポーツ競技を作ってみるというワークを実施しました。
小学生がスポーツ競技を行う中で、相手を尊重する場面はどういった瞬間なのかということについて、具体的なエピソードを考えました。

スポーツ分科会に参加したみなさん

◆スポーツ分科会リーダー・原田涼太郎さんへのインタビュー◆

ーー共生社会実現のために達成したい目標はなんですか？
自分としてはスポーツ分科会を実施したスポーツチームのバリューとしての「参加者、企画者共に時間の感覚が歪むほど楽しむことができる」という点を目標としつつ分科会で実施したような共生社会に向けての活動を行えたらなと考えています。

スポーツ分科会リーダー・原田涼太郎さん

ーー原田さんがスポーツ分野に興味を持ったきっかけはなんですか？
自分が最初にスポーツという分野に興味を持った理由は非常に単純で自身が幼稚園から高校生まで水泳をしていて、おりがみの活動に活かすことできれば面白そうだというところからコロナで形骸化していた学生団体おりがみのスポーツ分野を復興しました。非常に安直に見えますが、この単純さ、言い換えれば関わりやすさがスポーツの魅力であり可能性だと考えています。

ーー準備段階でどんなことを学びましたか？
最も大きかったことは、「自分がスポーツチームの中でどのような共生社会を実現したいのか？」や「そもそも自分にとって、何をもってスポーツといえるのか」などといった自らの活動の原点回帰的な疑問を一つ一つ考え、答えを導き出すことができたことです。
先に述べた通り、自分が最初にスポーツチームとして活動を開始したのは単なる「面白そう」や「やってみたい」でした。初めの原動力としてはよかったかもしれません。しかし自らの活動に対して今まで深掘りする機会は非常に少なかったです。「人と人が関わり合える共通言語」、「相手との競争がある」、「競争の中で相手を思いやる」など様々な定義付けを自分なりに考え出し、スポーツイベント、運動会の企画を着実に行なっていく中で、自分の目指すもの、スポーツとは何なのか、自分なりのこの答えを見つけ出すことができたことは大きな一歩と言えます。

ーー感想をお聞かせください！
企画を作る上での大切なこと・目的意識・ワーク（具体的なところではワークシート）など、
その全てを磨き上げることができたのは本当に大きな成長ですし、是非今後に活かしていきたいと思っています。

ーー裏話をお聞きしたいです！
リーダーである自分が終始「まだ余裕がある」と言っていたことですかね。
結局余裕はなかったのですが笑笑。

ーー当日参加した方々の反応はいかがでしたか？
参加者の方々には「相手を尊重する」や「スポーツマンシップ」というテーマについて熟考して頂きましたが、何よりも実際にスポーツを行い、そこから非常に明るい雰囲気の中で分科会に参加していただけたことはよかったかなと思います。

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佐々木さん、原田さん、ありがとうございました！！
次回は、国際・福祉分科会のリーダーにインタビューした記事です！
お楽しみに🌟