医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?
加藤容崇=著 ダイヤモンド社出版
中田敦彦さんのYOUTUBE大学も参考になります。
【老いなき世界①】老化は治療できる病!いつまでも若く生きられる(LIFE SPAN)
サウナの効能
1、脳疲労が取れて頭がすっきりする
サウナ後の脳は「瞑想をした状態」に近い
DMN(Default Mode Network--ボーッとしている時の脳の回路)
の消費量が減る→脳疲労が取れる
というのも、実はボーッとしている時の方が脳の活動領域が広く、多いときで脳のエネルギーの70〜80%を消費する。
2、決断力と集中力がアップする
α波が正常化し、認知機能(ワーキングメモリ)が向上し仕事が速くなる
3、アイデアやひらめきが舞い降りる
4、感情的にならなくなる
5、75%改善を実感! 睡眠をコントロールできるようになる
6、感覚が敏感になる
7、肩こり、腰痛、目の疲れが和らぐ+疲れにくくなる
温熱効果によって凝り固まった筋肉が和らぎ、血流が増加するから
血流の役割には余計なものを回収すると言う働きもある。乳酸を運び去ってすっきりさせ、万病の元の炎症が減り、活性酸素が減少する
8、見た目が良くなる! 肌がきれいになり痩せやすい体質になる
サウナでデトックスは眉唾
デトックスを日本語に訳すと「解毒」になるが、人体で解毒を担当するのは肝臓や腎臓であり、汗と一緒に毒が出る事はほぼない。では何が出るのかと言うと、水分や電解質、皮脂など。
甲状腺ホルモンが増える→代謝が上がり、痩せ体質に
そうなることで脂肪を燃焼させるようになる。プチ断食と同じ効果。18時間で代謝のスイッチが「食事で得た分」から「貯蓄分」に切り替わるから。
最強効果を出す医学的に正しいサウナの入り方
「サウナ→水風呂→外気浴」を3〜4セットが基本
1番大切なのは「自分自身が気持ちいい」こと。
1セットの中に他の行動をプラスするのはNG。でも各セットの合間には水分補給は欠かせない。
サウナ室では足を上げる方が良い
サウナ室は高いところほど高温なので、普通に座ると温まり方にムラが出る。実は足はあったまっていなかったりする。あぐらか、体育座りがベスト。
サウナ室を出る時間は、心拍数を目安にするのがベスト
平常時(安静時)の2倍になったら、サウナ室を出るようにする
体感を目安にするなら背中の真ん中が暖まった時
水風呂に入る時は大きく息を吸い、吐きながら入る
「気持ちいい〜」と言いながら入る医学的メリットは、息を吐くことでの心臓への負担が和らぐことと、精神的な効果。
心臓に負荷をかけないことが水風呂攻略のカギ
自分の体温に触れた部分が暖かくなる水=羽衣
ぬるま湯につかるというネガティブイメージから、それはダメだと思っている人がいるが、むしろそれを取っ払うのがダメ。水風呂は、浮遊が理想--羽衣を作り、流れないこと。
水風呂を出る目安は、気道がスースーしたら
冷やされた血液が全身を1周するのにまぁ大体1分ぐらい。
外気浴は「気持ちよさ」最優先でなるべく横になる
2分間はゾーン状態に入れる。貴重な時間を無駄にするな。+起立はNG
これは、興奮状態の時に出るアドレナリンが血中に残っているのに、自律神経はリラックス状態の副交感神経優位になっている状態。つまり、身体は興奮しているけど、頭はクリア。
サウナは毎日入るのが最も健康効果が高い
心筋梗塞は52%減少--血管エクササイズになる
アルツハイマー病は65%減少
認知症は66%減少
うつ病を主とする精神疾患は77%減少
深部体温が上昇することで、組織の修復に関する物質、HSP(Heat Shock Protein)が発現し、体内の炎症と、その延焼を予防する。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?