居場所作りに興味のある人、将来自分で場所を作りたい人、旅人とローカルを繋ぐ仕事がしたい人、町の入り口に興味のある人
2~3ヶ月スタッフ募集をしている。切迫しているわけではないんだけれど、それでも週末なんかは「あぁ、もう一人いないとちょっときついよなぁ…」と。なんとかマンパワーで凌げているが、時間の問題かもしれない。
求人の仕方
今のところ、自社メディアでしか求人を出していない。1166バックパッカーズに興味を持っている人に働いてほしいから。公式サイトにはけっこう細かくこちらの姿勢やマッチングしやすいタイプのひとなど記載している。応募がたくさんあっても、そもそも根底が違うと話にならないので、お互いのために篩にかけている感じ。
面談の仕方
開業当初は一人営業だった。その後、もともとの友人が働きたいと声をかけてきてくれたり、泊まりに来てくれた人のなかで面白そうな人がいたらこちらから声をかけたりしていた。そうしていくうちに自分が妊娠期で現場に立てない日も多くなり、お互いに全く知らない人を雇用することもでてきた。でも面談は対面で行っていた。その方が齟齬がないかな、と思って。でもあるときからZoom面談に切り替えてみたところ、意外にも問題がなかったので、もちろん泊まりに来たことのある人が多いが、「お互いに会ったことのない、1166bpに泊まりに来たこともない」のにZoomで面談をして、採用したひとも一定数いる。
時期
秋口から年末にかけての求人は集まりが悪いように思う。一方で年度末から年度はじめは比較的応募が多い。春は新しい生活が始まる人も多いからだろうか。
でも1166バックパッカーズのアルバイトは採用時に「最低でも1年は働ける方」としている。なので、退職はそれぞれのタイミング。みんながみんな年度末に退職するわけではなく、今回のように夏や秋口のスタッフ入れ替えも避けられない。
どう募集するのが有効なのか
正直、何が正解なのか答えが出ない。ただ、ふと思ったのは、「ゲストハウスで働きたい」と思っている人のところに求人情報が届けばいいと思いながらSNSなどで投稿してきたけれど、それが間違いだったのかもしれない。
私自身、「ゲストハウスが好きか?」とか「ゲストハウスで働きたいか?」と聞かれたら、「YES」とは即答できない。どんなゲストハウスかによるから。でも「1166バックパッカーズで働きたいか?」と聞かれたら「YES」と答えられる。その理由を言語化すると、
・おしゃれすぎないから(背伸びしないで自分らしくいられる)
・ここにいると安心できるから(働く仲間、近隣住民、顧客との関係性が抜群によい)
・ここにいるとあたらしい世界を知れるから(ポジティブなひとの近くにいると、自分もそういう気持ちになれる。何かやろうという気持ちになれる)
そういうことだと思う。これはどのゲストハウスにも当てはまることでは決してないと思う。「ゲストハウスで働きたい人」に向けての情報発信では不十分なんだろう。では、なんと表現したらよいのか。タイトルにも書いたように、居場所作りに興味のある人、将来自分で場所を作りたい人、旅人とローカルを繋ぐ仕事がしたい人、そして町の入り口に興味のある人、と言ったところか?
現在の応募状況(8/26現在)
この数年はヘルパー希望がとても多い。学外でもっと何かやりたかったという不完全燃焼の学生さんや退職して失業保険をもらっているひとなどが主。ヘルパーは応募したら誰でも採用になるのでは、と思っているひとも多いかもしれないが、この夏以降でも5名くらいは応募者の期待に添えない返答をしている。理由としては採用済みヘルパーと時期が被っていて住み込み場所が用意できないパターンや、日本語も英語も意思疎通が難しいワーホリの人、勤務シフトを組むにあたって個人活動との両立が難しそうだった人など。
アルバイトスタッフに関しては、前述の通り時期的なものもあるかもしれないが、応募自体が少ない。数少ない応募のなかでも、ちょっとキャラが合わなさそうでお断りすることが一番多いが、キャラがあっても掛け持ちバイトとの兼ね合いがうまく行かなさそうだったりで断念せざるを得なかった人も。遅くとも10月頭には誰か入ってもらわないと、と思っている。
ということで
1166バックパッカーズという、長野県長野市の善光寺門前にある小さなゲストハウスでは、アルバイトスタッフ、掃除のパートタイムスタッフ、住み込みのフリーアコモデーションスタッフを募集しています。
「夜中通して飲むぞ〜!」というパーティホステルではなく、かといって人の気配がしない空気が停滞した宿でもない。私が目指しているのは、宿泊客も働き手にとっても安心して時間を過ごせる温かい場所であり、気の合う人と話す自由も、一人でぼーっと過ごせる自由もある場所。
今回もよい働き手との出会いがあることを願っています。詳しくは↓リンクより。飯室でした。
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