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ゲストハウスオーナーの悲喜交々

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長野市の小さなゲストハウス・1166バックパッカーズの飯室がゲストハウス経営の悲喜交々を綴ります。現場の話からスタッフ育成、宿をこれからどう育ててゆくか大きな声で言えない葛藤なん…
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2023年9月の記事一覧

この場所から、いつだって思い出せる

この場所から、いつだって思い出せる

 8月の終わりに、2人の訃報が届いた。ここで宿を始めるにあたって、そしてここで宿を始めてから、大変お世話になった人生の先輩たち。死は誰にでも訪れるものだし、年齢だったり病気だったりでそこまで長くはないんだろうな、と知らされていたにもかかわらず、もうお会いすることがないんだと思うと、ぼーっとしてしまう。

近所のおばあちゃん

 おばあちゃんは開業前からとても気にかけてくれた。電気もガスもまだ通って

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