140文字の読書感想文を書く 2
今年からTwitterに140文字の読書感想文を書いている。
もともと飽きっぽい性格だが、今のところ楽しく続いている。
成毛眞さんの書籍にならい、ジャンルを問わず同時に5、6冊それぞれ少しずつ読む。難解な文章や気楽に読める写真集、漢詩に現代中国のノンフィクション。1日のうちに、いろんな世界や時代を旅する。はじめは戸惑ったが、慣れてくると頭の切り替えにもなるし、とてもおもしろい。
読むペースは相変わらず遅い。それでも読んだ本が少しずつ増えてきたので、noteにまとめておく。
7.火車 宮部みゆき
休職中の刑事が人探しを頼まれた女はなりすましだった。ふたりの女の行方を追うミステリー。 お金は時にひとを犯罪の手に染めるほど追い詰める。 「幸せになりたかっただけなのに」 徐々に見えてくる女の姿には、怒りや狂気よりも社会の閉塞感やもの哀しさを感じた。
8.日本の伸びしろ 出口治明
悲観こそが現在の日本の問題点であり、政治、経済、働き方、山積する課題の中に伸びしろがある。出口先生の言葉はわかりやすくいつも前向きだ。 仕事や夫婦のあり方や選挙に行く意味。なるほどなあと思う。 高校生大学生に読んでもらいたい。
9.夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え 水野 敬也
仕事も恋愛もどん詰まりの女性が神様ガネーシャと出会い、人生を切り拓いてゆく物語。 余裕のない時にユーモアを言う。商売で大切なのは、心の根っこで他人を愛しているか。
10.ペスト アルベール・カミュ
コロナ禍をきっかけに読み始めた本。 突如ペストの猛威にさらされた北アフリカの港湾都市の混乱を描いた作品。ペストに立ち向かう医師やボランティア、葛藤する人々、封鎖された都市などリアルと重なる点が多く、興味深い。
数年前に難解な文章に一度挫折し、なんとか読み終えた。
11.美しい鳥 ヘンテコな鳥 川上 和人
鳥類学者の川上先生による色とりどりの鳥たちの紹介。 鳥の羽毛はよく見ると繊細で美しい。体のかたちにフィットしていて、まるでバーバーで整えたようだ。青色の鳥がすき。アサギアメリカムシクイがすき。
12.日本の小さな本屋さん 和氣正幸
本屋の情報を発信する「BOOKSHOP LOVER」を運営する和氣正幸さんが、日本各地のちいさくて個性的な23店の本屋を紹介している。 「ただいま」と言いたくなる本屋、また訪れたくなる本屋。どのお店も新しく、どこか懐かしい。
あらためてまとめてみると、感想文と紹介文が入り混じっていて、はっきりしない。しかしながら、感想文を書くことは自分にとって「アウトプット」であり、「遊び」のひとつ。楽しむことを大事にしたい。
おわりに
わたしのまわりには読書好きなnoterさんが多く、すてきな本がどんどん紹介されるのでありがたい。とくに気になる本はマガジンに積読させていただいている。
おすすめの書籍があればぜひ教えていただきたい。
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