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世界への窓

絵本が好きな知人のお子さんが、園のお友達が外国に引っ越したことをきっかけに、外国の生活や風景の見える絵本を読むようになったと話してくれました。

その後、図書館に立ち寄ったので、外国のことが分かる絵本についての本がないかと書架を見に行って見つけたのがこちらの本です。

東京オリンピックに合わせて作られた絵本の書誌と紹介文の書かれた本です。
日本を除く国連加盟192か国を対象に、日本語で書かれた、または翻訳されたその国のことが分かる絵本あるいはその国にゆかりのある作家を調査したところ、112か国に該当するものが見つかったそうです。
112か国…約6割です。

その中から、出版年が新しい物、極端な戦争・紛争物や国の魅力を伝えていないと判断されたものを除いて105か国が残ったそうです。
105か国…全体の約55%です。

選者の吉井潤氏は、思っていたよりも日本語の絵本がない国が多いと感じたと書いていますが、私は半数以上の国(について)の絵本が日本語で読めるのだと感動しました。

普段なじみのない国の民族色豊かな絵本たちにも魅かれますが、ニュースやそれこそ絵本もたくさん出版されているいわゆる先進国の代表に選ばれた絵本も興味深いです。
多くの作家が絵本化してきた列の最後尾に並んだ、良い意味でアップデートされた古典的な昔話の絵本や、新しく掘り起こされた題材、現在のその国での生活にちなんだ絵本をたくさん知ることが出来ました。

これから地元の図書館の蔵書を検索して、借りることのできる絵本から読んでいきたいなと思います。

そして私はこっちの窓にも魅かれてしまい、こんな本も借りてきたのでした。

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