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コリン性・寒冷蕁麻疹の恐怖と対策


蕁麻疹とは


 蕁麻疹とは、皮膚が、いわゆる「ぶつぶつ」状に赤く腫れあがり、激しいかゆみに襲われ、短い時間で、その症状が解消される病気のことです。

私が体験した、コリン性蕁麻疹 or 寒冷蕁麻疹


 私は大学生の頃までは、蕁麻疹のような症状を発症したことはありませんでした。しかし、大学院に進学し、ある時期から皮膚に異変を感じるようになりました。冬になると、皮膚の乾燥がひどくなり、熱めの湯船に浸かり、お風呂を出ると、太ももの内側に強い痒みと赤い腫れを生じるようになりました。温泉が好きな私からすると、この症状は致命的な問題でした。蕁麻疹になる要因は、外部刺激によるものから、内部刺激によるものまであり、多種多様です。私の場合には、恐らく、ストレスが要因では無いかと考えています。大学院に進学して、高いストレス状態にあったときに、免疫が低下し、冬の寒冷刺激、熱めのお湯に入浴することによる温暖刺激が蕁麻疹を誘発したと、考察しています。さて、私が経験した蕁麻疹の種類ですが、コリン性蕁麻疹もしくは寒冷蕁麻疹のいずれかであると考えています。
 コリン性蕁麻疹は、名前にある通り、神経伝達物質であるアセチルコリンが関与するタイプの蕁麻疹で、発汗することにより、蕁麻疹を発症します。
 寒冷蕁麻疹の場合、寒暖差や、極寒などの外部刺激を受けた際に蕁麻疹を発症します。
 上記、それぞれの蕁麻疹を簡単に説明しましたが、蕁麻疹は突然発症する病気だと言えます。主要因は、
①ストレス:SNSの発達による人間関係のストレスの深刻化
②寒暖差:暖房設備の充実、近年の異常な気候変動による寒暖差の悪化
と考えています。ストレスが要因となる病気として、帯状疱疹などもありますね。
 以上の理由で、私は突然蕁麻疹になってしまいました。その間に色々と試したことがあります。まず一つ目に、保湿クリームの利用です。冬になると、常に、うち太ももに、軽い痒みがあったので保湿クリームを試していました。効果としては、肌は潤いますが、痒みはとれませんでした。次に、お風呂に入る際に、湯船の温度を調節して痒みがひどくなる温度を試しました。41℃以上になると、温度が高くなるほど、入浴後に発症するかゆみや皮膚の赤い腫れがどんどんひどくなりました。熱いなー、と感じた湯船に10分もつかれば、うち太ももは赤いぶつぶつだらけとなり、驚いてしまいます。しかし、40℃以下でほんのり温かいな、と感じるくらいだと、蕁麻疹の発症は抑えることができていました。シャワーに関しても同様です。

私の場合の対策


 ストレスは身体的ストレスとメンタル的ストレスがあります。少なくとも、適切な睡眠時間と野菜を意識したバランスの良い食事、適度な運動は心身に健康を与える基本的なメソッドです。そして、免疫を高く保つことで、蕁麻疹の発症を抑えることが大切であると感じました。また、私の場合、温暖差と41℃以上の湯船が、蕁麻疹の発症トリガーとなっていました。これは、お湯の温度を下げることで、なんとか蕁麻疹の発症を抑えることが出来ています。

 しかし、蕁麻疹の発症をしてしまった場合には、一度病院に行くことが良いと思いました。適した処置をしてくれるからです。

 寒冷蕁麻疹、コリン性蕁麻疹は誰でもなる可能性があります。今回の記事が少しでもお役に立てると幸いです。



 
 

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